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第24話:地獄ノ存在

(・a・)

誤字脱字がもしあれば遠慮なくどうぞ

暴王から物凄い魔力の渦を感じ、手に冷や汗をかきながら相手を見据える。この感覚は…数値を下げる前に近い威圧感がある、下手したら負け確かもしれない。幾ら何でもあの暴王一体だけでも厳しいって言うのに…それに加えて数百はある黒い剣って…完全に集団リンチしようとしてるじゃんあの野郎。


(くそっ…どう対抗する…)


本気を出した所で傷は与えれるか微妙だし、固有能力(ユニークスキル)使った所でオチが見え見えだし…これ八方塞がりじゃね?


思考をどれだけ回してもいい案が浮かばない…こうして打開策に悩んでいると、しびれを切らしたのか暴王は右足を大きく一歩踏み出す。


それだけで地面が大きく陥没する。すると足を中心に圧力上昇が起こり、それが波として空気に伝播して俺を襲う。食らえば即死、掠っても即死の一撃を大きく飛び跳ねて回避する。


(なんつー威力だよ!?)


衝撃波はリーダーの居る所にまで及び、その破壊力はダンジョン内の森林を薙ぎ倒し地面を更地に変える程。しかしそんなバカ高い威力を持ってしてもリーダーは左手で虫を払うかのような動作で衝撃波を相殺した。


真に恐れるべきはリーダーだったと再確認させられたぜ…


「オオオオ…」


うねり声を発した時暴王は右腕を天に掲げ、周囲にある黒い剣を集約させていく。剣の穂先同士が当たる度金切り音や鈍い音が鳴り響き少し不快になりながらもそれは続いた。


何をするか想像もつかないが、やばい事をしようとしているってのは何となくだが分かる…ただどんな技か見てみたい。


(おっと、いかんいかん…そんな事すれば死ぬ)


考えを改め、剣に力を込める。策はないが行動に移さないと何もしずに終わる事になる。それは絶対に避けたい、せめて抗ってから終わらせたい。


そんな気持ちを抱えながら、腕に闘気を纏い自身の持つ最強の技を発動した──


『アルフェデート流剣術──螺旋解漸(らせんかいざん)


そして


金剛剣舞(こんごうけんぶ)


今回は分裂させず刀身を金に染めるだけに留まらせた。技の二重発動に加え…剣に火魔法を付与して完成させた能力(スキル)欄には無い力…魔法剣をその場で振り下ろす。


けたたましい音が鳴り、螺旋状に収束する無数の火を纏った金の斬撃が暴王へと向かうもその表情には落ち着きがあり焦りや驚きといった感情は無く淡々としていた。


まるでその攻撃は効かないと言わんばかりの反応だった。もし効かなければ本当にあの力を出さないと勝てない…


放った攻撃に自信がなくなり不安になっていると、集約された剣に異変が起きた。


集約された剣が急に歪み、丸く形どっていく…その姿がブラックホールの様にも見える。光さえも飲み込む闇の世界そのものだ。


すると、螺旋解漸(らせんかいざん)が暴王の目の前まで来ていた。普通なら避けるか相殺するかを選択する筈なのに暴王は表情を変えず何もしないまま…直撃した。


デカい爆発音と共に周囲は吹き溢れ、物凄い量の土煙が周囲を覆う。核実験でもしてるんじゃないのか!?とファンタジー要素のない世界だったら言われてるだろう。


段々と音が消えていき、辺りは静寂に包まれる。土煙が未だに舞っていて周りは視覚できないが気配は察知できる。しかし、暴王の気配は無し。喜ぶべきなのに喜べない…むしろ恐怖が積み重なって不安を煽ってきた。


そして、それから数秒が経って土煙が晴れた時…目を見開いた。


そこには、何事も無かったかのように佇む暴王の姿に天に掲げた右腕の掌の上には禍々しい漆黒のオーラを放っている十字架を模様した一振の巨大な剣が浮いていた。


──ニヤッ


不敵な笑みを浮かべ、浮いている剣を尋常ではない速度で俺めがけて投擲してきた。


音の速さで迫る死の一撃。若干の焦りを滲ませながら軌道からズレようと動いたその時──


心臓が抜かれたと錯覚する程重苦しい威圧が飛んできた。走ろうとした足が竦み、足取りが重くて動けなくなる。それでも無理やり動かすが…遅かった、気が付けばもう既に目の前まで迫っている大剣…俺は死を覚悟した──





「ここまでだな」





その声を聞いて前を向けば黒い大剣を人差し指と親指で摘みながら立っているリーダーが居た。


--------------------

side:???


流石に危ないと感じて飛び出したが…危機一髪だな。あれを食らってれば確実に智洋は死んでいた、やはりちょっと無理があったか…今度からは固有能力(ユニークスキル)無しにさせねぇと。


「すまん…今度からもう少し考える」


手のひら大程度の煌めく陽炎を宙に浮かし、暴王に放つ──その刹那、暴王の体にデカい風穴が開きそれから時間差で風穴から膨張する様に炎が燃え上がった。


炎が鎮まる頃には暴王の姿形が消え、黒く焦げている地面しか残っていなかった。


「とりあえず休憩を挟むぞ」


智洋を起こし、少し離れた所で休憩を挟んだ。

( ´•౪•`)‬

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