第1話:ここって日本だよね?
深夜テンションで書いたやつ今見返すと…なんか
来るものがありましたね。
誤字報告ありがとうございます!!確認をするのが遅れてすいません。以降は確認しながら投稿します!
アイツらとの別れは寂しいが…元の世界に帰る為にやってきた。悔いはない。ただ…もう少し居たかった。涙が頬を伝っている自身に戸惑いが現れるが、今はそのままに任せた。
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異世界じゃありえない音が耳に響いた。車の騒音だ。帰れて嬉しい気持ちを抑えつつ徐々にまぶたを開け…困惑した。
「やっ…た?…あれ?どこ、ここ?」
そこに広がる世界は、自分の知っている日本…のはずが今見えてる者は存在しなかった。いいや、存在してはならない者だ。
緑肌に小さな鉈を持った醜い顔の生物、異世界でお馴染みの"ゴブリン"だった。
なんで!?なんで日本にゴブリンが居るんだよ!!それに…車のエンジン音が──え。
さっきまで聞こえていた車のエンジン音を探す為に辺りを見渡したら、一台のボロい車に乗って遊んでいるもう三体のゴブリンが居た。
「ギャギャ!!」
「ギャー!ギギ!」
「ギギャー!」
何が何だかもう訳わかんなくなってきた、日本は…世界はどうなっちまったんだ。クソ!折角帰れたのに…意味わかんねーよ…
その場に座り込み、状況の整理をする。いや、ゴブリン居んのに何してんのってツッコまれそう…
そうだな、兎に角安全地帯に移動してから考えないと。
立ち上がり、移動しようとしたその時──
「ギギャ?」
「へ?」
ゴブリンと目が合ってしまった。そして、いやらしい笑みを浮かべ大声を発する。
「ギギギャガ!!」
仲間の声に反応したもう二体のゴブリン、小さな鉈をもって徘徊していたゴブリンの計五体が此方に向かって走ってきた。
「げ!?やば!」
今の俺は戦えるだけの力を持ってない、ああー!もう!ちくしょう!
愚痴を垂れ流すが、そんなもんした所での話になる。逃げないと!殺られる…
一心不乱に走り、建物に身を潜める。
「はぁ…はぁ…」
呼吸を整え、ゴブリンが来てないかを確認し…安堵した。
「ほんっとに…疲れ──ん?」
今更だが、自分の声に違和感を感じた。なんか女性っぽい…?いや、これは女の声…は?
無い無いと思いながらも心の中では焦り…心臓がバクバクしていた。信じたくない…そんな訳が…
ある一つの可能性が頭の中に過ぎるが、どうしても否定したい。そんな気持ちでいっぱいだった。
(日本が変わっただけでも相当心に来てるのに…ふざけんなよ…)
俺の心は完全に病んでいた。こんな事最初の頃にしか無かったのに…全く成長してないな俺。
「いや、単に若返って声がおかしくなっただけだよね…うん。そうだよ。俺は疲れてるんだ。あぁ喉乾いた」
ひたすら否定し続け、挙句の果てには単に疲れてるからそう聞こえるだけって認識にした。めっちゃ無理やりだが、そうでもしないと心が死ぬ。
(そういや、ここって…コンビニか?)
一心不乱だったからよくわかんなかったが、改めて見るとコンビニだった…が無人に加え電気が通ってない。ひとつの事で頭がいっぱい過ぎて他にかまけている余裕はなかった。
ダメだなこんなんじゃ…笑われちまう。
自分の頬を叩き、気持ちを切り替える。
「よし。ここがどんな世界だろうと俺は生きる」
かつての仲間達に宣言する気持ちで俺は一人呟いた




