第13話:鬼神の如く
おかしい、文字数半端ない。
誤字脱字報告ありがとうございます!!。今後は減らして行きます。o(_ _)o ペコリ
……減らしていきますがもし見つけたら遠慮なくどうぞ( 。・_・。)っ
side:長谷川
あの子が矢文と互角!?と驚きを通り越して呆れながらも急いでオフィスからこの第一訓練所に向かい観戦しようと来たはずなのに…
「知らせを受けて飛んできたのは良いものの…どうして殺し合いに発展してたんですか?」
声のトーンを下げ、正座をしている二人にこれでもかと威圧をかける。
「ま、まて!それは誤解だ。殺し合いじゃない、本気のぶつかり合いだ」
矢文が汗をダラダラに流しながら弁明するが…私には一切通用しない。
「それが殺し合いに発展してるんです!!本気のぶつかり合い?相手は受験者ですよ!?」
顔を矢文の近くまで持っていき、さらに威圧。
「あ…いや…それは…」
「矢文、貴方が本気を出せばこの訓練所にも影響が出ます。それどころか受験者を殺していたかもしれないんですよ?」
「……」
完全に反論する気持ちが失せたのか顔を俯き、地面を人差し指で擦りだした。これは所謂…矢文が拗ねている時にする行為…。
(拗ねられても私のせいじゃないんですけど…)
ちょっと来るものがあったけど、心を鬼にして私は続ける。
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side:智洋
あれから五分ぐらいが経過しただろう…その間に当然のごとく俺も怒られ…しかも怒る時の顔が怖すぎて夜寝れないかもしれない。目を閉じればあの顔が…フラッシュバックする…
「まぁ、幸いにも私が早くに来れたから良かった感じで終わってますけど、もう二度は無いですよ?」
(これで説教は終わる…五分が一時間のように感じた…)
やっと終わると思い、立ち上がろうとした時──
長谷川さんが横に顔を向けニコリと笑う。
「所でそこの見物人共?貴方達は何故止めなかったのですか?」
今度は観戦席に居た冒険者達に火種が広がった。
「「「え?」」」
「え?じゃないです。貴女方…私が矢文達に説教してる時、いいぞもっとやれ、どんまい矢文、可愛い子ちゃんおつかれとか何とか散々言ってましたよね?」
観戦席にいる人達全員が顔から色を失い真っ白に変色していた。一部には体を震わせている人も…
「ふふっ…怖がらなくていいですよ。ただ…今日は怖い思いするかもしれませんけどね?」
微笑んで言うけど全く目が笑っていない、なんなら鬼が見えるんだけど…
「では、ゲス共。こっちに来い」
この言葉を聞いて、観戦席から逃げようとする人、手を合掌して何かを唱えてる?人、頭が壊れてる人…と観戦席の方が中々の地獄絵図になっている。
「逃がす訳ないじゃないですかぁ〜」
顔に手を当てながら「あらあら」と呟き、長谷川さんが何かを言おうとしたその時……入口の方から物凄い気配を感じた。
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side:不明
訓練所の入口に続く通路に大きな剣を背負った一人の怪しげな男性が壁にもたれ、腕を組みながら智洋と試験官の模擬戦、そして説教の一部始終を伺っていた。
「ほう…」
久しく感じた面白いという感情。あの女を鍛えれば何れ俺を越す可能性を秘めている、試すか──後で。
流石に試験を邪魔する訳には行かない、終わった後にあの女に近づくか。
それから終わるまで待ち、ちょうどいいタイミングを見計らって…女に近づく。
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side:智洋
凄い気配の持ち主が段々と顕になり…その姿に会場がどよめいた。
「う、嘘だろ!?あれって…」
「なんでこんな所に…?」
「冗談だろ…」
「おい!あの人って!」
「お、おう!落ち着けって!落ち着け!」
「二人とも落ち着きなよ!」
観戦していた人達や友三人衆の驚きの声を耳に入れながら、先にいる男を目を警戒する様に観察した。
膝位まである長い黒色のマントを羽織り、頭にはフードを被っている少し怪しげな男。そして、正面からでも見える程の大剣を背負っている。
見た感じ体格はゴツイと言うよりは細身な印象を与えていて、顔つきは…フードを被っているせいか良く見えないけど…二十歳ぐらいの歳に見える。
だが、そんな情報は正直どうでもいい…俺が今最も警戒している理由は…圧倒的とも言える強者の雰囲気。多分…ケインより強い。いや、下手したらマグナと同等か…それ以上かもしれない。
あの男からはそう感じるほどに、強いと本能的に感じた。それと同時に脳内では警報が最大限に鳴り響いて逃げるように訴えかけていた。
「どうして貴方がここに…?」
さっきまで鬼の様な怖さだった長谷川さんがしゅんと縮こまり、その姿がまるで小動物の様な感じに思えて少しだけ緊張が解けた。
「面白そうな者がいたから来た」
「どうしたレオン。用があるなら俺を通せ」
俺の隣で一緒に正座していたはずの矢文さんが気付いたら男の隣に立って肩を掴んでいた。
「急な事だった。次からは通す」
「そういう問題ではない。お前が来ると騒がしくなる」
「そいつは…済まなかった」
「で、面白い者ってのはこの受験者か?」
そう言って親指で俺を指してきた。
「あぁ…そこの女。俺のクランに入れ」
「…は?」
次回!お楽しみ




