表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/104

第11話:え?これ新人?(長谷川視点)

長谷川さん視点でお送りします。テンポよくやってるつもりです!

side:長谷川


私は今、信じられないものを見ていた。先程まで能力値(ステータス)を持たずただの一般人だった少女が…ボスであるホブゴブリンを瞬殺した。


ホブゴブリンは確かに弱い。弱いが初心者からしたら苦戦を強いられる相手なのだ、そんなホブゴブリンを瞬殺…信じ難い光景と言える。もしかしたら強化系の固有能力(ユニークスキル)を使って倒したのか、()()()()()()使ったのか…真相は分からないけど期待の新人なのは確か。


(強いとは感じてましたが…ここまでとは…)


あの強さに驚きが隠せないが、今思い返せばその強さの片鱗が見当たる所が幾つもあった。


一階層で私が使った力を見ても、あの少女は驚かずただ顎に手を当てて観察しているだけだった。他のみんなは少なからず驚いていたというのに…


そしてその後もそうだ。あの少女の出番になった時手馴れた手つきでゴブリンを剣で斬っていた。


私もそれなりに剣術は心得ており、一目見ればその人がプロか素人かわかる。あの少女は贔屓目無しで見てもプロレベル…それもかなり熟練されている達人クラス。外見が女神だけの女の子では決してなかった。


今になって私は頷ける、あの子が何故積極的に戦わなかったのか…最初はやる気が感じられないのかなって少し思ってたけど、実際は仲間のやる気を削がない為だったのでは?あまりにも強い才能に恵まれたにもかかわらず、その力を誇示せず他人に出番を譲る謙虚さ…中々類を見ない人材だ。


(あの子は絶対すごい人になる。それは確信して言える…だけど、厳しい壁になるかもしれません)


私は自然とあの少女と照らし合わせていた…受け継いだ才能を持った天才と言われ期待されていたのに結局挫折してしまった過去の自分と…正直思い出したくない記憶でもある。


あの子には過去の私の様になってほしくない、私の様に諦めてほしくない。


そんな想いがいつの間にか生まれていた。


そして、残り三体のホブゴブリンを素早く仕留めていく受験者達を見てまた、驚くのであった。


--------------------


ダンジョンをクリアし、部屋に転移させられたと同時に私は行動に移した。


「お疲れ様でした、皆さんは一次試験合格です」


その言葉を聞いてあの子以外は涙を流して喜んでいた。


(まるで、受かって当然みたいな反応ですね…)


実際その通りだからなんとも言えない…なんだかもどかしい気持ちが湧いてきた。


「それでは、二次試験がこの後直ぐにありますので付いて来てください」


扉の方に顔を向けようとすると、一人の男性…春風くん(だったはず)が質問してきた。


「あの、模擬戦ってどう言ったルールなんですか?」


「二次試験の会場に着けばルールが説明されます」


「分かりました、ありがとうございます」


「他にはありますか?」


全員顔を見渡し、 質問が出ない事を確認して…


「質問が無いようでしたら、此方に着いてきてください」


扉へと向かい、ドアに手をかけて廊下に出る。


--------------------


(はぁぁ…疲れた)


あの後、受験者達を次の会場に連れて行って本日の役目を終えた私は職員達とオフィスでパソコン作業に勤しんでいた。


基本私はOLの様な立ち位置で、試験官みたいな戦うが関与している仕事はあまりしない。


(あの子どうなったかな)


別れてからかれこれ一時間が経過している、多分もう二次試験は終わってるんじゃないだろうか?…と思っていた矢先に飛んでもない報せが入ってきた。


一人の男性職員が慌ただしくオフィスの扉を開け、興奮気味に言葉を発する。


「ちょ!聞いてください!ものすごい美少女新人が現れましたよ!!しかも、めちゃくちゃ強くてあの矢文さんと今互角に戦ってます!!」


思ってた以上に凄いことになってた。


(おふ…)

(*'ω' *)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ