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第10話:試験その1 ダンジョン攻略

ご意見があれば遠慮なくじゃんじゃん書いてください。より良い作品に仕上がるよう努力致します。

side:智洋


ゲートに入れば、洞窟の様な空間が広がっていた。例えるなら漫画とかでよく見かけるダンジョンと同じと思えば結構わかりやすいと思う。


(あれ、他の人は?俺しかいないじゃん)


奥を細めて見てもただ暗いとしか分からない、人の気配も無いし間違えたのだろうか?


ダンジョンを出ようと思った時、ゲートから三人の男女が現れてきた。


(あ、良かった。ここで合ってた)


安堵した瞬間、入ってきた三人が俺の方を見て何故か固まっていた。まるで衝撃的なものを見て思考が停止している人のよう…?


「どうかされました?」


何時までもそこでジロジロ見ながら固まられるとなんか嫌だから尋ねることにしたんだが…聞かなければよかったわ。


「あ…その…俺と付き合ってくれないか!?」


「いいえ!僕と!」


「私よそこは!」


お前ら頭大丈夫か?開口一番に付き合えってどんな青春漫画にもない台詞(セリフ)だぞ(多分)。


「ご遠慮します」


俺が即答で答えると、三人とも同じリアクションで落ち込んだ。わかりやすっ…


そこから気まずい空気になりながらも、また新たにゲートから人が現れる。


「すみません。遅れました、先程も自己紹介しましたが改めて、はせ…あっ、長谷川と申します。」


名前の所で言い淀んだけど、どしました?てか、長谷川さんまでなんで俺をまじまじと…?俺の顔に何か付いてるのか?


不思議に思いながらも、時間は過ぎていき…試験が開始した。


-------------------


「ここのダンジョンは全部で五階層です。このダンジョンに出没する魔物は主にスライム、ゴブリンの二種類だけで一階層はそんなに多くは出ません。二階層以降から少し多めに出ます」


一番前に長谷川さん。その後ろに俺達がついて行く形でダンジョンを進んでいる。


「そういえば長谷川さん?試験官と兼用して大丈夫なんですか?」


一番初めに俺と付き合えって言った人が尋ねる。


「問題は無いです。担当と言っても特にする事はないですから。それに事前に指示はしてありますし、もし何かあれば通知が届くのでそこのとこは平気ですね」


前を歩きながら淡々と述べる。この人やっぱり見かけ通りの優秀な人なんだろうなぁ、美人にスタイルも良くて優秀って…天は二物を与えずって言うけど嘘っぱちだな。


それから歩いていると、二体のゴブリンが現れた。二体とも右手に持っている棍棒を振って俺達を威嚇している。


「ギャギ!」


「ギギギ!!」


「まずは、あの二体は私が拘束しますので事前に用意している武器等で倒してください」


長谷川さんは喋りながらゴブリンに手を向けて、呟いた──


「呪縛の言霊」


ゴブリンの立っている地面から黒い手のような物が出現し、体を這い上がりながらゴブリンを絡め、拘束する。


(なんだ?アレは…)


その光景は異様で、異世界でも見た事ない力だ。

ただ、固有能力(ユニークスキル)と言われれば違う気がする…


(鑑定してみるか)


長谷川さんをこっそりと鑑定してみたが…鑑定できなかった。


----------

鑑定不可能

----------


(ん?あ、そうか…四倍以上のレベル差があると鑑定できねーんだった)


リーダーさん達からこの世界の事を色々と教えてもらう次いでに、鑑定の事も教えもらった。


鑑定はレベルが1でも能力値の情報を全て閲覧できるが…一部の詳細やレア度の高い武器、装備品、物の事見えない。


ただ、レベルが上がれば段々と見えるようになり、それに伴いレベル差が最大で20倍離れてても相手の能力値が見えると言うホントに優れものの能力に変わる。


(となると、長谷川さんのレベルは最低でも44以上あると考えていいか…)


ああ見えて結構戦歴の戦士なんだなと感心してしまった。


「では、どうぞ」


長谷川さんはこちらに振り向き、聞いてくる。


「誰から行く?」


「僕は後で大丈夫です」


「わかった。えっ…と君たちは?」


「私行きたいな」


「私は後で平気です」


別に俺は能力値(ステータス)持ってるからこれに参加する必要ないけど、試験だし仕方なくって言う感じだし戦闘は後でいいや。


「わかった。じゃあ、俺と君で行こう」


「はーい!あ、私は瀬戸といいます」


「俺は春風と言う、よろしく」


「よろしくね!」


なんか二人共いい感じの雰囲気ね、ここダンジョンぞ?


そんな事を思いながら二人の背中をジト目で見送る。


--------------------


二階層目、魔物の数が先程より多くなり、一階層では十数匹だったのに対してここでは三十匹ぐらい居た。


そして、遂に五階層まで到達し…ボス部屋の前まで来た。


「ここからボスです。ボスと言ってもホブゴブリン四体ですのであまり気を落とさず頑張ってください。ただし、油断は禁物です。敵が弱いからと言って舐めてかかると死ぬ事もありますので」


「「「分かりました!」」」


俺は返事せず、頷くだけにした。正直もう飽きてきた。退屈すぎる…俺はなるべく戦闘に参加しないよう気をつけていたが、あまり消極的になると不思議がられるから丁度いい塩梅で参加していた。


もういいや。ちゃちゃっと終わらせて春風たちの戦闘を見るか〜


そして、扉を開け始まるボス戦──


--------------------


広い空間に佇む四体のホブゴブリン。ゴブリン達は両腕に棍棒を持っており今までの敵とは一味違う雰囲気を醸し出していた。


「あれが…ボス」


「なんだか強そう…」


「勝てるかな」


うん。春風達は初心者な為苦戦は強いられるかもだけど俺は…全然。鑑定で見なくてもわかる。


「ギギャ!!ギギ!」


「大丈夫です。もし何かあればすぐに助けます、自分の力を信じて戦ってください」


長谷川さんのその一言で、俺を除く三人は燃えたのか、ホブゴブリンに近づいていく。


すると、四体のホブゴブリンは此方に向けて走り出してきた。


「!?」


「ま!?」


「ッ!?」


似たような反応でちょっと笑えてきた。よし、もうめんどいから早く倒すか。


拳と脚に闘気を纏い、部分的な強化を行ってホブゴブリンの元へ瞬時に移動──次の瞬間、俺は一体の向かってくるホブゴブリンの顔をぶん殴る。


殴られたホブゴブリンは顔を破裂させて、体を大きく吹っ飛ばし壁に激突した。


(はい。終わり。後は…っと)


後ろを振り返り、目を見開いて驚いている皆に手を振って…


「がんばれー!」


若干棒読みで励ましの言葉を送っておいた。


そしたら、わかりやすい位に急に元気になった春風達はホブゴブリンに向かって行きすごいスピードでボスを倒していった。


(あんな適当な言葉で…単純だな)


『試験ダンジョンがクリアされました。地上に返還します』


頭に声が響き、気づいたら目の前がダンジョンからどこかの部屋に転移されていた。

(´>∀<`)ゝ


少し長くなっちゃいました

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