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第101話:作戦決行の日

side:???


四日目。各々の部屋で俺が合図を送るまで適当に待機しろと命じ、その合図を送る時間となり秘匿思念伝達をこの家の全員に送った。


───この作戦の内容を話す。改めて聞いてくれ、まずは第一…普通に朝食を取り何気なく過ごす。絶対悟らせるな。


その言葉通りに俺たちは朝食の準備をし、普段通りに過ごした。変に力が入ったり普段と違かったら直ぐに気付かれるだろうが、心配入らないようだ。


───で、第二。ここで行動に出る。決行の時は時間にして12時。その時になったら俺が合図をまた送る。合図が送られたら即、隼也の幻覚を展開させ半蔵、そして俺達全員が普通に生活をしている幻覚を見せる。完了次第、指を鳴らして知らせろ。


時計の針が12時を指し、自然な動作で隼也に思念を送った。時間だ──と。すると、それから十数秒も経たない内に指が鳴る音が響く。完了の合図だ、よし…今だ。


魔法陣を展開し、とある魔法を発動した。直ぐに魔法陣が俺の下に現れどこかに()()される。


────いいか?ここが山場だ。第三、隼也の幻覚が完了したら、俺が空間転移を発動する。転移先はあの場所だ。魔力の残穢が残らないように仕掛けを置いてあるからそこんとこは気にするな。


まぁ、いくら俺と言えど、残穢が残らぬよう精密なコントロールをしながら複数人を転移させるのは至難の業。しかも場所が離れているなら尚更、余程の天才か秀才じゃなきゃ到底不可能だが…残穢の心配さえ無ければいける。


そう確信していたからこそ、俺は何も憂いを抱かずに発動した。そして、予想通りに成功し、俺たち全員があの場所に転移した。


「開け」


転移した先は俺が所有しているただの土地。しかし、実際は異空間への入り口がある特殊区域だ。だが、異空間への入り口は土地のど真ん中にしかない為ど真ん中に行かなければならないが…そのど真ん中に転移したから直ぐに開く事が出来た。


「入れ!」


虚空の亀裂の横に移動し、先に入るよう促した。ものの数秒で俺以外の奴が入り、周りを見渡し違和感がないか…正義の裁判(ユースティティア)を発動して確認するが、異常は何も見られない。人の善悪だけではなく嘘真実を見分けることもできるからな、違和感や偽りなんぞ俺には通用しない。


俺もあとを続いて異空間の中へと入った。





-----------


───これが最後だ。ここに半蔵を連れてきたら隼也は俺達の幻影を家から移動させろ。お前の術中範囲のギリギリまででいい、移動出来たら幻覚を即解除。多分奴らは困惑するだろう、直ぐに俺たちを探すはずだが…そこんとこは昨日話した通りだから心配はするな。


幻想郷に着いて直ぐ、隼也は自身の術中範囲のギリギリまで幻影を動かし…解除した。まぁ、どうせ奴らは困惑しているだろうな、安易に想像できる。


「出来ました」


その言葉で全員がホッとした顔を浮かべ、智洋と佐賀は腰を下ろした。


「ナイスだ、あとは話し合ったようにここで当分の間は生活してもらうが…」


「あぁ、それに関しちゃもう認めている。で、情報だっけか?言っても問題はねぇんだな?本当に?」


「ったく、疑り深い奴だな。安心しろ、ここなら大丈夫だ」


「わかった、アイツらの情報は俺が持っている限りの全てを話す」





--------------


流石にあのまま立ち話というのもアレだったからここから直ぐにある大きめな屋敷に移動した。ここはかつての所有者が住んでいた家だが、今じゃ全く使われていない空き家で、家の中はある程度の家具と家電製品以外置いていない。まぁ…少し危ねぇもんとか魔道具とかが置いてあるが…住む奴が半蔵だから気にしねぇ。


「ここで生活してもらう。いいか?」


「クフフフ…全然いい。俺の好みピッタシだ」


どうやらご満悦のようで、満足そうに屋敷を見ていた。


「なら、入んぞ」


そう言って屋敷の敷居の中に入り、そのまま居間へと直行した。半蔵と対面するように俺の隣に智洋、佐賀、そして隼也と他二人(雑い)が座る。


「んじゃ…話してくれるか?」


「あぁ」


そう言うと、フゥ…と息を吐き、一呼吸置いてから語りだした。





















「アイツらは()()()。調律者と相対する存在だ」

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