第99話:シモい話と真面目な…。
ネタ回ですね。
side:智洋
カチコミという名の挨拶をしてから半日が経った。あの特徴的白髪おじさんの名前は義哉半蔵という人で、なんと!元十二神星候補と呼ばれていた程の手練らしく、情報と暗殺を司る者として選定されていたとリーダーから聞いた時は驚きすぎて「え"ぇ"ぇ"?」ってドスの効いた声がうっかり出てしまった。
まぁ、それよりも後のことを話そう。リーダーの言葉を信じた半蔵さんは一旦ぶっ壊れた(リーダーにぶっ壊された)屋敷から俺達の拠点である家に呼び、家の建て直しが終わるまで過ごせと言って現在連れてっている。
────と言うのは建前。あの話し合い中にリーダーから秘匿思念伝達が届き、あの場にいた俺達にこう告げた。
あのクソジジイは今何者かによって監視されている。それをわかっているから何も言えねぇみてぇだ。一旦俺らの家で匿う、情報はそれからだ。兎に角、匿うって事が奴らにバレねぇよう誘導するから合わせてくれ。と。
秘匿思念伝達は通常の思念伝達とは違い、その秘匿性の高さから国家の機密情報などのやり取りにうってつけの能力らしく、めちゃ希少な能力でもある。希少能力持ちすぎでは?と思ったがここはなんとか堪えた。
あの場にいた俺たち一行は相手に勘づかれないよう、慎重に半蔵さんを連れ出し、今現在家に着いた俺らは気を緩めずにそのまま家の中へと向かう。
「で、過ごせと言われてついて来たが…俺ァ何処に住めばいいんだ?」
ここまでは普通だった。普通だったのに…どこぞのバカが余計な事を言ったせいで…。
「適当に寛いでくれ、あとは俺達が何とかするからクソジジイは休んでろ」
「てめぇ…一旦シバくぞ」
険悪な雰囲気になった。
「出来るもんならしてみろよ老いぼれ」
「あぁ!?表でやがれ…!」
「そりゃこっちの話だクソジジイが」
バチバチと視線が交差し、流石に俺も呆れてため息を吐いて言い放った。
「あのさっ…いい加減にしろよ。次喧嘩したら本気でケツの穴に剣ぶっ刺すぞ」
俺の機嫌悪いですよ雰囲気に気圧された二人は「うっ…ごめん」と申し訳なさそうに謝ってきた。が…アレンの横入りによってその雰囲気がぶち壊される。
「そこは"お"を付けろよ智洋」
「なんで…」
「下品でしょ?」
急にこいつは何言ってんの?アレン…お前そんな見た目で下品とか気品とか気にすんの?見た目完全にラブコメのクズキャラだぞ。←失礼な奴
「??」
「あのな?"お"を付けることによってプリっと可愛い言葉になんだよ、分かる?」
分からねーよ。なんだよその持論、知らないよ。
「どんな会話してんだよあんたら…別にどうでもいいでしょ」
晴人くんがそう言うも、アレンはブレずに続ける。
「良くないよ、"お"を付けないと!」
「…お前らいつまで尻トークしてんだよ」
「ちょっと、私も尻ハラ加害者みたいな事言うのやめてもらえます?」
リーダーの発言に俺が訂正を求めるが聞く耳を持たないようだ。それよりも未だかつて無いどうでもいい内容で盛り上がって?いる事に驚きを隠せない。
「だーかーら。"お"を付けろよ!最低限の気品ってやつがあるでしょ?せめて"お"を付けて連呼しなよ!」
「はぁ?アレンお前そんなこと気にしてんの?きっつ、あんた十数年ずっと"お"を付けて言ってんの?」
「うんそうだよ!」
「そうか、"お"を付けるのか……なるほど、おケツか?おケツと言えば連呼してもいいんだな?」
「おケツならいいんでしょーアレン」
「そう言う下品なノリなは二人だけでしてよ、こう見えて俺はそういうの得意じゃないんだよ」
「なに言ってんだよアレン、あんた意外に得意だろ」
「は?ちげーよ!品があればまだいけるってだけだよ!」
品のある(そういう)ノリってあるか?ないだろ。と、心の中で思いっきしツッコンだが、みんな同じ顔を浮かべてアレンを見ていた。てか半蔵さんと佐賀さんめっちゃ静かじゃん。いや、アレはなんか呆れてるな、だから静かなのか…。
「いや、品のあるシモい話ってなんだよ逆にキモイわ」
「例えば、俺の桃尻は天下一品だ!とか」
「桃尻って…(笑)なにそれウケる、天下一品とか官能小説かよ、きめぇ」
「全然品がないじゃん。てか晴人くん。"お"を付けないと桃尻警察に怒られちゃうよ?」
「あのなぁ…お前らいい加減ケツから離れろ。ケツケツうるせぇよ、次ケツって言ったやつシバくぞ」
「「「ごめんなさい」」」
リーダーからの叱責を受けて俺たち尻ハラ加害者以外の被害者はやっと話が進むぜ…と安堵したとかしてなかったとか。
多分見た事あるネタだと思います。結構、アレにも影響受けてるんですよね。




