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第98話:ご★あ★い★さ★つ

「はい、クソジジイん家到着っ!!いぇいぇい久々の再会楽しんでいこうか!!」


立派な屋敷の玄関前で何故か気分が高めな佐賀さん。なんでここにいるのかと言うと…昨日に遡る。


-----------------


俺たち三人は指定の場所に向かうと、佐賀さんとリーダーの二人が荷物を持って待っているのが見え、声をかけた。


「リーダー!おはよ!…あれ?リーダー?菊池さん達は?」


「あぁ、おはよう。アイツらはまだ来れる状態じゃねぇからな。唯一来れる俺と佐賀で来たってわけだ」


「なるほど」


「それで…今から行くってほんとです…?」


「あぁ…クソジジイの家に向かうぞ」


----------------


って感じで着いたんだけど、夕方だったもんで流石に今の時間は非常識です!って俺が説得し、次の日に行くことになり、半日にも満たない間ホテルに泊まって、朝食を食べ、あの人の家に着いたって感じで今に至る訳ですが…。


「色んなものが昂ってきたな。特に殺意が湧きまくってしょうがねぇ…てかうるせぇぞ、てめぇ何しに来たか分かってんのか?」


「え、カチコミ?」


「分かってんならいい」


「え…っと?違うよね?ただ訊きに来ただけだよね?挨拶だけだよね?」


「はっは、何言ってんすか智さん。挨拶もカチコミも同じ意味っすよ」


どこがだよ。もう違ぇだろ。しかもなんだかリーダーたちの様子が何時もより変だ。どこか、怒気を含んでいる。


「ていうか…僕帰っちゃダメ?こんな化け物達のカチコミに巻き込まれたら死ぬ」


「…俺も帰りたい」


「ダメだ、強制」


「何言ってんすかダメっす」


晴人くんの弁明を諸共せず、佐賀さんが拳を鳴らした。


「んじゃさっそく。やりますか」


「いいか?こういうのはインパクトが大事だ、派手に行こう」


下衆な笑みを浮かべ、リーダーが玄関を蹴飛ばしたその瞬間…爆発音のような音が響き、屋敷の半分が消し飛んだ。


……何してんの?


パラパラと土煙が舞い、崩れる音がする。ただただ俺は呆然と見つめるだけしか出来なかった。完全にフリーズ状態、情報が完結しないとはまさにこの事。


「なに突っ立ってんだ?行くぞ」


「何してんだよまじ……やべぇだろ」


「あ?クソ野郎の家だからいいだろ」


「そうっすよ!あのクソの家だし細かい細かい」


この何も考えずにやる所を見るとただの猟奇的サイコにしか見えない。とりあえず玄関吹き飛ばすかって思考になる?深く考えずめんどくさいから器物損壊からスタートするか〜的なノリが垣間見える。せめて玄関口壊すだけにしろよ、なに屋敷の半分吹き飛ばしてんだよ……。胃が痛い…。





--------------------

side:???


俺は無性にイライラしていた、もうそれは親の仇なんじゃと思う程に。何故か?そりゃ分かるだろ?あのクソ野郎が智洋にやった事に対してだよ。


「おい……これはどういうつもりだ?」


全身を震わせながら奥から登場した見覚えのある人物。声は震え、瞳は怒りと呆れの二色単に染まっている。


「あー、ご挨拶だが何か?」


「派手に行った方がいいかなって、それよりアポ取ってんだから気にすんなって」


「てめぇ…一体何してんのか分かってんのか?それよりじゃねぇよアポ?聞いてねぇよ」


「…ありゃ!忘れてたわ、めんごめんご」


「という事だ、話し合いに来たんだ()便()にいこうぜ?」


「どの口が言ってやがる…」


今にも爆発しそうな所に追い討ちをかけるように俺はもう一言告げた。


「とっとと広間なり居間なりに案内しろよ。気が利かねぇな」


その一言で爆発したのか、クソジジイから膨大な魔力が解き放たれる。だが…周囲に風が吹くだけで何も被害がなかった。すんでのところで抑えたようだ。


「…ついてこい」


落ち着きを取り戻したクソジジイの後ろを着いていき、案内された広間に腰をかける。俺と佐賀に関しちゃあふんぞり返ったように音を立てて傲慢な態度で座布団の上を座った。


智洋達からは冷ややかな目で見られるが知らねぇ。むしろまだこれはマシな方である、酷い時なら魔力を常に全開にして周囲を破壊&威圧しながら座ったりするからだ。


「…説明してもらうぞ。何しに来やがった」


「何しに来やがった…だって…ぷふッ、リーダーめちゃくちゃ嫌われてんじゃん。ウケる」


「何度かぶっ壊したり暴れたりしてたからな。現に今もそうだし。てめぇも嫌われてんの自覚しろよ」


こんな雰囲気の中よくそんなに気安く会話できるよねって感じの視線が智洋達の方から感じ取り、本題に入った…が。


「おほん…探り合いは好かねぇ。端的に言うぞ、禁忌の実に関する情報を教えてほしい」


「無理」


即答だった。


「は?なんで?」


「リスクがあるからだ」


「なんすか?そのリスクって」


「禁忌の実は一切の情報漏洩を許さねぇ組織だ。これ以上いえば俺の命が危ねぇ…だから無理なんだよ」


一切の情報漏洩を許さねぇ…か。なるほどな、()()()()()()


「そうか。なら()()()()()良いんだな?」


俺の発言の意図を察したのか、一瞬だけ眉間に皺を寄せフッと笑った。


「それが出来りゃあ苦労はしねぇよ」


儚げに告げるクソジジイだか、俺はそれを鼻で笑い飛ばし足に肘をついてニヤッと浮かべた。


「詳しくは言わねぇ…俺を信じろ」

次回どうしようかな…大体纏まってますが難しいです。

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