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無理をするくらい

作者: Soraきた

無理するくらいがちょうどいい

夜風にあたり

気まぐれなわたしは

あなたの言葉をどこかで待っている

この場所とは関係はなくて

ただ偶然、立ち寄った場所

「風邪ひきたいのか」

あのとき、真剣な表情で叱ってくれた

あなたがとなりにいてくれたから、

少しは無理ができた


あなたの忠告はじゅうぶんに分かっている

わたしがわざとそうさせているだけ

あなたの本能がただ知りたかった

あなたのやさしさよりも

ただとっさの行動で守ってほしかった

結果、

わたしは風邪をひいてしまい

次の日から

何日間か寝込んで

あなたにも迷惑をかけた


「だから、言ったことじゃない・・」

あなたはわたしの父親よりも

怖い感じでわたしを叱った

わたしは悲しくて泣いてしまった


あのときのことを今も思い出してみたら

また、どこかで

あなたに会えるような気がした


だけど、

気まぐれなわたしと同様

わたしを叱ってくれる人は現れず

あなたとの思い出も、うすれてゆく


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