いつもの冬
乾いた冷たい風が頬をなでていった。
まるで、切り倒されるかのようだ。
そんな、いつもの奴らを威嚇しながら、挑んでいく。
わたしは、強いんだ、そんな風に自分を鼓舞していく。
だが、奴らもなかなか手強いんだ。
なぜかというと長い期間、攻め続けてくるんだ。
だから、いつも怯えながら対峙してるんだ。
ほんとは、負けそうになる時も多いんだけど、それは秘密なんだ。
秘密にしておくのは、強がってるだけっていうのは、ちょっと恥ずかしいけどね。
まぁ、いつものわたしは、強そうに見えるんだ。
そんなこんなで、奴らもビビっているに違いないやい。
追い風と向かい風の間こそ、吹き上がる、上昇気流がおこる。
わたしは、今日も果敢に進んでいくのだ。