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王都ドラゴン魔法薬店~妖精達と一緒にスローライフ~  作者: 三和土
第四章 ダークエルフの村へ
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061.通り過ぎた街は帰りに寄りたい

 おはようございます。爽やかな目覚めです。

 ベッドは何時もの藁にシーツ方式だったんで、一回シーツを剥がして防水布を敷いてからシーツを掛けたから、チクチクせずに快適に眠れました。

 朝の身支度を簡単に済ませて、隣の部屋のヒース君が起きているか確認に行く。

 ちなみに寝癖が残っていると、ララとゾーイに漏れなく該当箇所を突かれるので、ブラッシングは念入りに。


「おはよー。朝ご飯食べに行くけど、用意出来てる?」

 軽くノックをして声を掛ければ、ヒース君は荷作りまで済んでいました。……さてはあんまり眠れなかったな?


 朝ご飯は宿の泊り料金に含まれている簡単な物を。妖精達の分が無いから、後で屋台で何か買って上げよう。いや、空腹とか感じ無いから必要無いのかもなんだけど、一緒に暮らして一緒にご飯食べている身としては、食べない方が違和感が有るし。

 メニューはちょっと固くて酸っぱ目の黒パン。昨日の内に焼いたのみたい。それから塩味がちょっと薄目のスープ。野菜くずみたいなのとスライスした腸詰肉が入っている。後はりんごみたいな果物が四分の一。洗ってあるだけで皮は剥いてないけど、こっちは農薬とか使わないからそのまま食べても問題ない。但し割と酸っぱい。

 概ね一般的な宿屋の朝食を手早く食べ終えて、一旦部屋に荷物を取りに戻ってから、そのまま食休みは取らずに宿を引き払う。


 昨日入ったのは街の北門で、今日は南門から出発する。

 北門寄りの宿を取ったから、大きな通りを南下しつつ、屋台で妖精達の朝食代わりになる様な物を買ったり、道中のおやつになりそうな物を買ったり、ヒース君に森を行くのに必要な物の買い忘れは無いか確認したりする。

 色々気になるお店も有ったけど、今はチェックするだけに留めて、帰りにゆっくり寄る事にしよう。


 香油が特産と言うだけあって、大通り沿いのちょっとお高そうなお店の何件かは香油を取り扱っている風。

 俺にはちょっと匂いがきつく感じるんだけど、ハンドクリームに数滴混ぜたらユリアナさんとかエレンさんとか喜ぶだろうか?

 単価がちょっと高くなるかもだけど、試しに一瓶ぐらい買って帰っても良いかもなあ。これも帰りに良さそうなのを探してみよう。


 門と言う物は入る時には厳しく取り締まるけれど、出て行く時には寛容な訳で。身分証を見せたらあっさりでした。見える様に差し出したら年齢と性別と名前をちらっと確認して、はいどうぞってな感じ。

 特別に取り締まる様な通達が出ていなかったってのもあるんだろうけど。


 門を出たら、街道は暫く南下するけれど、大体徒歩で一日ぐらい歩いた所で、大森林を迂回する様に左右に分かれている。

 左右に分かれて、大森林の大体真横辺りで、南に向かうために大森林に沿って収束して行く道と更に東西へと向かう道に分かれるんだって。

 南って言うと、海とか有るんだろうか? 行ってみたい気もするけれど、お店を空ける事を考えるとちょっと悩ましい。


 ともあれ街道を南下して、アフロスートの街から見えなくなった辺りで道を逸れる。


「ユースタス、今日もお願いして良いかな?」

 と言いながら、断らないのが分かっているから背負っていた荷物も降ろしてしまっている訳だけどね。


「勿論だとも、主殿」

 そう答えて狼型に変わると、昨日と同じ様に身体を大きくしてから荷物を括り付け易い様に伏せてくれる。

 手早く準備を終えて、ヒース君をユースタスの背中に押し上げたら、俺も前に乗り込んで出発して良い旨合図を送る。


 最初は街道に並行して走って、暫くすると大森林を迂回する街道を横切って、南へと進む。

 その内に大森林が見えて来るんだけど、言うだけあって端っこが見えない。

 入るのは何処からでも良いのかと思ったけど、ちゃんと入り口は決まっているんだって。

 他の種族に来られると困るけど、広大な森林の中で目印無しに移動するのは困難だから、ちゃんと目印と道と言え無いぐらいの獣道的な物が有るらしい。


 ヒース君に教わって、入り口を見付けたので、ちょっと離れた所で荷物を降ろして一旦昼食を取る事にする。


 街を出る前に買っておいた屋台の食べ物とお茶を取りつつ、ヒース君に森の事を確認する。

 何かどうも木の下枝何かが多くて、ユースタスに乗っての移動は厳しそうです。

 枝を切り払いながら進むとかなら出来なくもないけど、どうせヒース君が目印を探しながら進む事になるから、ここから先は徒歩で行こうって事になった。

 ヒース君に森での注意を受けながら、ブーツの紐を締め直す。

 長袖を着ていた方が良いけれど、マントは枝に引っ掛かったりするしで余り宜しく無いそう。

 被れる樹液の物も有るし、木の根が張り出していて足元が悪いから、手袋をした方が良いし、杖も森に入ったら適当な枝で作ろうって事になった。

 ユースタスは狼姿の方が歩きやすいから、身体の大きさだけ縮めるんだって。

 駆け足で街を通り抜けるけど、交通網が無い世界だから、次に何時来れるか分からないし、端から端までぶらぶらしたいなあと思ってしまうデイライト君でした。


 何となく適当に大森林の位置関係とか書いてみたけど、その内ちゃんと国内の地図を作らないとどこかに落とし穴が出来そうですね。(自分で掘った穴に落ちそう……!)


 前話を投稿した後に、天野先生がご自分の読者さんに本作を紹介してくださったようで、いきなりPVやポイントが跳ね上がりました。ポイント見て目を疑いましたよ……。

 沢山の方にブックマークをして頂けてとても嬉しいです。ありがとうございます。取り敢えずペースを落とさない様に投稿頑張りますね!


 18日から新作のダンジョン運営物を投稿開始しています。よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです。

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