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王都ドラゴン魔法薬店~妖精達と一緒にスローライフ~  作者: 三和土
第三章 生活環境を整えよう
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049.精霊さん達

「光の精霊?」


「うん。うちはほら、他の精霊が寄って来ない様に言ってあるけど、デイライト様が呼べば来るから」

 俺がドラゴンな上に全属性持ってるので(メインは闇だけど)、言わないと際限なく寄って来るらしい。


「光が無いと植物が育たないからね~」

 ぼよんぼよんと飛び跳ねているエドワードを見ると、この丸いフォルムはもしかして全部筋肉何だろうかと思ってしまう。

 何か可愛く無いから駄目だ。


「植物を育てるつもりだったのか」

 確かに家庭菜園的な物は欲しいと言っていたけど、ちょっと規模が可笑しい気がする。


「うん。下級回復薬用のは無くても良さそうだけど、他のは有っても困らないでしょ」

 確かに、中級以上の回復薬の材料は子供達に採取を依頼する訳にもいかないし、自分で採って来るか買わないとなのだ。


「そっか。ありがとうね。……光の精霊よ、来い~来い~って感じで良いの?」

 手の位置はどうすれば良いの? 指を組んで胸の前で祈ってる感じにすれば良い?

 魔力は出した方が良い?

 よく分からないけど、取り敢えず来い来い言ってみる。


「ワーイ! ヤット 呼ンデ クレタノー!」

 きゃらきゃらきゃらっと鈴を転がした様な、硝子を弾く様な、明るい澄んだ音が乱反射していた。


「……うわっ、ま、眩しい……!」

 いきなりビカーッとでもいう様に目の前が光ったから、暗闇に慣れていた状態ではかなり厳しかった。

 とは言え回復も速いので、ちょっと目をぎゅっと瞑ってから、そっと開けばもう大丈夫だったんだけど。


「主様。精霊達は制限を掛けずに呼べば押し寄せてしまいますわ」

「そうですわよ~。どの子も皆、少しでもお側に寄りたいのですから」

 とララとゾーイに窘められてしまう。


 いやでも、普段は妖精達+一匹と静かに(?)暮らしているだけだから、精霊ホイホイって言われても実感が無いんだよね。


「うう……、次からは気を付けるよ」


「それより、光の精霊に来てもらったのは良いんだけど、薬草育てる環境だとどうすれば良いんだろう?」

 一日中明るくても大丈夫なの? 分からないからララに聞いてみる。


「そうですわね。別に一日中明るくても大丈夫とは思いますけど、育成地の環境に近い方が好ましいかと」

 植えてからそれぞれに合わせて調整すれば良いのでは? との事です。


「そっか。じゃあ取り敢えずは、外の状態に合わせて光の調整をして貰えるかな」

 声がするから中級以上の精霊だと思うんだけど、呼び出した光の精霊達は、以前見たエイデンさんの所の火の精霊と違って、人の形を取っていないくてピカピカ光っている。

 うん、多分三人ぐらい来ているんだよね。

 明滅しながら俺の周りを飛んでいるから、多分なんだけど。


「これって、お礼はどうすれば良いのかな?」

 例え交代だとしても、一日中明るくしておくのって大変じゃ無いだろうか。


「ここはデイライト様の棲家ですから、居るだけで精霊などの小さい者は力を吸収出来ますのじゃ。特に礼などは必要有りませんのう」

 今居る者も呼ばれたから来れただけで、遅れて来れなかった者が未練がまし気に近くをうろついているのだとオスカーは言う。


「そういうものなの?」

 パワースポット的なアレなのだろうか?


「そーいうモノなのっ! 大人気だよっ」

 と妖精達が言うので、そういう事にしておこう。

 何しろ良かれと思って力を渡し過ぎると、耐え切れずに精霊が存在を保てなくなったりする事も有るらしいので。

 妖精達の様に食べ物を摂取出来るなら、お菓子とかを差し入れてみるとかしてみようかな?


「後は、新鮮な空気と適度な水分ですかのう」

 オスカーがそう言えば、ララが風の精霊をゾーイが水の精霊を呼ぶ。

 こちらも声は聞こえるけれど、人の形をしていない。


「人の形を取る子と取らない子が居るのは、どうして?」

 と聞いてみれば、自然に発生している分には精霊は別に人の形を取らないのだそうだ。

 エイデンさんの所の火の精霊が人の形を取ったのは、あれが人に憑いている精霊だからだそうだ。

 主との絆を大事にしているから、形がそちらに引っ張られてしまったのだろうとの事。


「しかし、こう広くては家の周囲に張った結界を拡張しなくてはなるまいな」

 地下空間の空気をふんふんと嗅いで、端から端まで歩いて確認して来たユースタスが言う。

 何も無いのも目立つが、この様に精霊達が活発に動いているとなると、それはそれで見る者が見れば目立つのだと。


「ですのう。では、家の結界を張ったのは我らなので、こちらもやりますかのう」

 オスカーがそう言って肩から降りると、他の妖精達も集まって来る。


「それじゃ、デイライト様の棲家を覆う結界を張るよ~! せーのっ!」

 エドワードが掛け声を掛けると、また以前の様にピカッと光ったんだけど、俺には変化は分からなかった。

 でも、満足そうに妖精達が頷いているから、多分ちゃんと成功したんだろう。


「ふむ、今回は偽装も完璧だな」

 うむうむとユースタスも頷いている事だしね。

 と言う事で地下に家庭菜園が出来ました。

 学校の校庭位の広さ? 百メートル走が出来るぐらい+αな広さです。エドワードが補強しているので抜ける心配は有りません。


 読んで下さってありがとうございます。ぼちぼち頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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