歪
久しぶりの更新なの
俺は昔からあいつが好きだった
あいつとは学校が一緒だった
あいつは勉強も運動もなにもかも……
親さえも上だった。
俺の親は暴力しか振るわなかった。
多分あれが親の愛情というものだろうか?
小学生の頃、親達は酒で酔って暴走運転をして死亡した。
不思議と全く涙はでなかった
親戚の家に引っ越すことになったが拒否した。
俺は……
俺はあいつに好意をよせていた
ちょっかいを軽くする程度だったか
………離れたくなかったんだ
でもあいつは俺を見ない、俺はあいつしか見えないのに……
なぁ?
この気持ちはどう伝えたら良いんだ?
わからない……
親の愛情を試すことにした
俺はあいつを放課後人気がない場所に呼び出し愛をぶつけた
あいつの頬を平手で打った
あいつの腹を殴った
あいつの頭をつかんだ
……あいつの顔は涙で濡れていた
……俺は歓喜した、美しいと可愛いと
伝えるとあいつは俺を罵倒しやがった
俺はさらに必死になって気持ちを伝えた
俺はあまりに綺麗で写真を撮った
もうやめてもうやめて、と俺にいう。
明日もまた放課後ここへと言い、帰らした。
しばらくたって
俺は彼女と付き合っているという噂ができていた。
内心感動にうちふるえていたが、その噂は否定した。
あいつと俺の関係は二人だけの神聖な秘密だから……
昼休みが終わり、午後の授業
俺は今日はあいつと何をしようか考えながら睡魔に誘われていた。
授業で使う本を枕にして、俺は睡魔に誘われていった……
あいつが俺の方をちらりと見た気がした……………
気がつくと、俺は謎の空間にいた。
足元は雨が降って濡れた泥みたいな地面
周りは真っ暗で先が見えない
血を溶かした真っ赤な空
ただ、遠くに小さな白い光が見えた
俺は光に向かって歩き出すために一歩を踏み出す
グチョ……グチョ……
鼻をつく臭いは10円の臭い、俺のからだから匂う気がする
グチョ……グチョ……
俺の足になにかまとわりついている気がするが地面は真っ赤な色に変わり、見えない
グチャ………グチャ………
白い光がはっきりみえる、真っ青のドアから漏れている
ドアからの光が俺の少し手前で3つの形を作る。
1つは小さい頃のあいつを、次に現在のあいつを……
そして、小さい俺
現在のあいつは小さい頃の俺にちかづく、真っ赤に彩られたなにかを持って
俺はあいつを止めようと動こうとするが動けない、俺の足は無くなっていた。
近くには小さい頃のあいつが目の前にいる
小さい頃のあいつの手には、ナイフが握られていた……
現在のあいつは、真っ赤ななにかで小さな俺をメッタ刺しにしていた
小さな俺が刺されるたびに俺の体に穴が開く、痛みは全くない。
小さなあいつが俺の心臓を刺す、痛みは無いが異物が入った感覚がある
とても気持ち悪い、吐き気がする。
首を落とされた、俺の体穴だらけで、小さいあいつとあいつは血だらけで……
あいつ達は俺の首を持ち両方の耳から
キャハハハハハハハハハヒハハハヒハハヒハヒヒハハ!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
やめてくれ、助けてくれなんか言わない、ここからだしてくれ!!
二人は狂った笑い声を聴かして、俺の両目に刃物を突き立てた
鈍い衝撃が俺を襲う
目が覚めると教師が枕にしていた本を持ち、俺の目の前に立っていた。
教師が俺に対し小言を言う
周りは明るく笑う
黒板に戻っていく教師
ペンを走らせるクラス
……あれは夢だったのか?
それにしては現実的だった
背中には嫌な汗が残る
窓の外を見ようとして視線を感じでそっちを見る
あいつが……俺の方をじっと見つめていた
あいつが口を動かす
ま・た・あ・そ・ぼ・う?
三日月みたいに口を開けて音もなくあいつは笑う………
やばいの……
狂気が私にうつったかもしれないの……
ウフフ……フフフフフ
いたってまともなつもりなの私……
次にみたいホラーの題材を募集するの
紅頑張ってかくの、教えてくださいなの