表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
瓦礫に埋もれた未来  作者: 火川蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/1

第1話 目覚め

新しい物語を書きます

こちらの作品は不定期更新です

魔法陣の淡い光が肌を包み、体が重く沈む。意識の端で、かすかな囁きのような声が聞こえる気がする。


「…ここは…どこだ…?」


口に出してみても、空間に吸い込まれたように消えていった。呼吸を整え、ゆっくりと目を開ける。

目の前の睡眠陣はほとんど消えかかり、かすかな残光が暗い部屋を淡く照らしているだけ。手を伸ばすと、陣の縁の石がひんやりと冷たい。


廊下に足を踏み出すと、空気が重く、埃の匂いと微かな魔力の残滓が鼻を刺激する。壁は崩れ、落ちた梁や瓦礫が散乱している。魔力の残滓がうねるように揺らめき、かつての繁栄を思わせる看板や旗は色褪せ、破れたまま風に揺れていた。


外に出ると、街は完全に廃墟になっていた。建物は崩れ、街路樹は根元から折れ、瓦礫の間に奇妙な光を放つ魔晶石が埋もれている。風が舞い、破れた布や紙片が宙を漂う。鳥の声も、人の足音も、何もない。

胸が締め付けられるように痛む。心臓はドクドクと鳴り、孤独が重くのしかかる。


「…生きている人、いるのか…?」


声はかすかに震え、風にかき消された。

倒壊した建物の陰に、小さな空間を見つける。夜露を避けるには十分だ。ひとまずここで、今日を生き延びるしかない。

胸に手を当て、力を込める。絶望は押し寄せるが、目の前の現実は変えられない。


「まずは生き延びる…何があっても」


瓦礫に埋もれた街を、そして失われた未来を、自分の手で切り開く――その第一歩を踏み出した。

読んでくれた方ありがとうございます

誤字、脱字などの不自然な文章があれば、指摘お願いします

他の作品も読んでくれたら、嬉しいです

面白いと感じたら、評価やブックマークお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ