凛ちゃんとカレーと睡眠
もぐもぐ……。
私、次原凛! 小学6年生!
好きな食べ物はカレー! 好きな人はお姉ちゃん! 好きな友達は黄金丸!
今日もいろんなことがあったなぁ。
あのお兄さん……結局なにが言いたかったんだろう……?
……今度あったらしっかりとごめんなさいして……ちゃんと許してもらわないと……。
そんな事を考えながら、凛は日課の日記をつける。
凛が小学校に入った頃から続けている日記……毎日のいろんな事……友達と遊んだ事……家族で出かけた旅行の事……大好きなお姉ちゃんの事……黄金丸の事……いろんな事が閉じ込められた大切な記録……。
凛には夢がある。小説家になることだ。
日記に綴られた日常、ふわりと浮かんだ想像、いろんな事が合わさって、凛の頭の中で物語となっていく。
大好きなカレーを食べ、大好きな黄金丸の頭を撫で、大好きなお姉ちゃんとお風呂で今日の出来事、浮かんだ想像、とりとめのない物語をのぼせるまで語って聞かせ、ベットに潜り込む。
……お姉ちゃんには最近彼氏ができたって聞いた。
彼氏……私にはそういうことはまだ分からない。
最近、胸がちょっと大きくなってきた。
男の子が私をみる目がちょっと変わった気がする……なんかヤダ、な……。
昔の私は黄金丸の上に乗って散歩をしていた。
でも、もう乗れない。たぶんもう重すぎるから……だと、思う。
……お姉ちゃんが遠くに行っちゃうのも、自分が変わっていくのも……。
そんな事を考えてると眠くなってくる。
明日は……なにが、あるかなぁ………。




