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黒騎士と姫とハンナの呪い9

 こんばんは、久しぶりのお知らせです。

 そろそろ書いておいた小説のストックが少なくなってきましたので、今日から週1回連載に変えようと思います。

 毎週土曜日にアップロードするつもりなのでよろしくお願いします。

 ちなみにちょっと疲れて明日は休みたいので、次の連載は来週の土曜日になります。





「.......」


 うわー、結局ギャルルまでついて来てしまったぁ……。

 後でカプカ・タイガーにバレたら、どう言い訳すればいいんだ、これ。

 いや、言い訳をする前に、首が吹っ飛ばなきゃありがたいと思うべきか。大切なお子様を危険な場所に連れて来てしまったのだから。


 まあ、首が吹っ飛んでも、デスナイトメアである俺が死ぬことはないだろうけどね! 


 とはいえ、そんなトラブルに巻き込まれること自体がゴメンだ! だって、下手したら俺の正体がバレるかもしれないじゃん!! ちくしょう!!(泣)


 そんなことを考えながらギャルルを見ていると、ギャルルが眉をひそめながら言った。


「何だよ。言いたいことがあるなら言えよ」

「……何でもありません」


 お前に文句を言ってどうする。

 最後に判断を下すのはお前ギャルル・タイガーじゃなくて、お前の母さんのカプカ・タイガーだろ。


 それより、今するべきは状況の判断が先だ。

 俺は茂みの後ろに隠れて向こうの様子を見ているハンスに近ついてから聞いた。


「どう思う」

「ヤバいな。もうすでに魔法陣に繋がっている」

「やっぱりそうか」


 俺は茂みの向こうを見てため息をついた。

 大きく広がった魔法陣の上にハンナと誘拐犯と思われるローブをまとった3人の魔法使いがいた。そして、その真ん中にいる魔法使いの手の上にあるシャボン玉のような魔法の中にベベが閉じ込められていた。

 おそらくベベの聖力によるトラブルを防止するためにベベを閉じ込めておいたのだろう。


 まだ魔力枯渇状態のままのハンナと違って、顔色は悪くないように見えるが、それでも心配だ。一刻も早く二人のことを助けてあげたいけどー。


 正直、ハンナが誘拐されたと初めて知った時、俺は影を利用した移動スキルを使ってハンナとベベを奪い返すつもりだった。


 魔法使い3人が集まっていたとしても、俺が本気を出せば大したことないからな。


 しかし俺はハンナ達を俺一人で救出せず、ハンスをこの場に連れてくることを選んだ。

 そしてその理由は、あの魔法使いたちが立っている魔法陣にあった。


「あれってアレだよな。【犠牲の陣】」

「ああ、そうだ。使える奴はもうとっくに全部埋めてやったと思ってたんだが、まだ残っていたとは」


【犠牲の陣】


 それが何かというと、魔法陣の中に入っている者の力を抜いて、その中心となる魔法使いに伝える魔法陣のことを言う。


 ちなみにこの魔法陣は初期型と後期型に分かれていて、初期型は人が自分の意思で魔法陣から自由に出入りできる形で、後期型は魔法陣の中に人を縛り、強制的にその魔力を奪う形を言う。


 つまり、後期型の【犠牲の陣】は、魔法陣の中にいる人は何があっても魔法陣から抜け出せないし。それに加えて、中心となる魔法使いがダメージを受けると、術者の代わりにそのダメージを受けるようにすることもできる。


 もっと簡単に言えば、初期型はクリスマスの赤い募金箱みたいなもので、後期型は問答無用で奪い取るヤクザの上納金みたいなものだ。

 正直なところ、後期型は犠牲の陣というより、供物の陣と言った方が正しいと言える。


 初期型は聖国の支援魔法を参考にして作られ、後期型はその初期型を参考にして作られたということを考えるとちょっとシュールと言えよう。


 問題は今、ハンナが入っている魔法陣が【後期型の犠牲の陣】だということだ。


 【後期型の犠牲の陣】は力ずくで引き抜くのも難しいし、そうしたらしたで後からハンナにどんな影響を及ぼすかわからない。


 これが俺がハンナを一人で助けることをあきらめた理由だ。


「安全にあの魔法陣からハンナを逃すには、莫大な聖力が必要なんだがー」

「ベベがも捕まってるんだから、その方法も使えないな」


 俺のマジックバッグの中にベベの聖力が込められた聖石が入っているけど、そこに入っている量ではどうにもならない。

 力ずくで二人の安全を確保しようとなれば、少なくとも勇者や聖女級の聖力が必要だ。


 他にもう一つ可能性のある方法を挙げるとすれば、俺が正面から視線を引き付けて、その間にハンスが後ろからこっそり近づいて魔法陣を解除するくらいだろうか。


 後ろの作戦の場合、ハンナを無傷で救えるとはちょっと考えにくいが、それでも無闇に攻撃して何の成果もなくハンナに傷を負わせるよりはマシだ。


 何よりも今大事なのはスピードだし。


 魔法陣に拘束されているハンナの負担は時間が経てば経つほど大きくなるだろうし、何より魔法陣の中に立っている誘拐犯の大将と思われる魔法使いが呪文を唱えているのが気になる。


 呪文を聞いたところ、ここからもっと遠くへ移動するために空間移動の魔法を使おうとしているようだった。

 村から歩いて数時間離れたこの森は、俺がいなくてもハンスが探そうとするとすぐ見つかる距離だから、ハンスの手の届かない遠いところへハンナを連れて行こうとしてるに違いない。

 そしてその場所はおそらくー。






 と思った方は、ぜひブックマーク!と、

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 そして、よろしければ作品感想もお願いします!


 するとなんと!作者のテンションがめちゃくちゃ上がります!

 上がり過ぎてもっと頑張ろ!となるので!


 よろしくお願いします!ヽ(o^▽^o)ノ

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