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黒騎士と姫とハンナの呪い2

 早く対策を立てないと。


「それよりどうするか早く言え。早く何とかしないと危ないだろ」


 俺の予測だが、場合によっては手に入りにくいものが必要になるかもしれない。

 その場合、それを手に入れる時間も考えなければならないから、一刻も早く動いた方がいいはずだ。


 汗だくになって苦しんでるハンナの顔にそっと目を落としながら言うと、ハンスが深いため息を吐きながら、パチンと自分の顔を叩いた。


「ふぅ。その……だな。お前のいうどうりハンナの魔力暴走に対処するのが先だな」

「ああ。だから早く言え」

「吸魔石が必要だ。コイン1枚くらいの大きさの」

「……は?」


 突然のハンスの言葉に、俺はガクッと体を崩した。


「ちょっと待て。あの、あの吸魔石を言ってるのか?」

「ああ、あの吸魔石だ」

「マジカ」


 吸魔石とは、周りの魔力を吸収する石のことだ。

 そう言われると魔石と何が違うのかと言われるかもしれないが、魔石と吸魔石は全然違うものだ。

 魔石は人が入れる魔力を決めることができるが、吸魔石は触れているものの魔力を何の区別もなくただ喰らい尽くす。相手が拒否しようがしまいが関係なく。吸魔石の中に魔力が満ちるまで。

 ちなみに言うと、爪くらいの大きさの吸魔石一つを魔力でいっぱいにするには、中級の魔法使いが10人くらいは必要になる。だからー、


 魔法使いにとってはまさに天敵とも言えるものだよな。


 そんなわけで、聖国に比べて何倍も魔力使用者が多いこの魔王国では、吸魔石は危険物扱いであり、持っているだけで牢にぶち込まれるほど危険なものである。

 そしてそれは、四天王である俺であっても変わらない。


「お前、本気で俺がそれを持ってこられると思って言ってるのか?」

「ああ、持ってこれるだろ」


 持ってくるのができるのは確定かよ。


「……まあ、確かに持ってこられるけど」

「いや、俺が言っておいて何だけど、何で持ってこれるんだよ! まさかお前、それを持ってるのか!?」


 いや、取って来いと言ったお前がそんなこと聞いたらどうするんだよ。 俺が持っているって確信したから頼んだんじゃないのか。

 あと、俺がなんであれを持っているのかと言うとー。


「そりゃ持ってるでしょ。持ち主の意志を無視してむりやり魔力を吸収する石なんて、どうしてそんなことができるか気になるじゃないか」


 それで以前、手に入れたものを下にいる研究員に研究させようと、魔王様に提出もせずこっそり持ち出したのだ。

 

 問題は、研究させようとした研究員に、それは研究する意味がないものだと言われて拒まれたってことだけどな。


 しかし、その後も吸魔石の研究を諦めきれなかった結果、吸魔石は今、俺のアジトの地下深く埋もれている。

 吸魔石の魔力を吸収する性質上、マジックバッグに入れることができなくて、やむを得ず人の目につかないところに隠しておいたのだ。


「……お前は、本当に命知らずだなぁ」

「そりゃ、まあ、アンデッドだからな」


 もう死んでるのに、命がもったいないって考えるわけがないでしょ!

 まあ、そんなわけで。


「すぐに持ってくるから待ってろよ。親友」

「ああ、待ってるよ。親友」


 お互いを見つめ合い、固く握手を交わした俺とハンスは、しばらくして同時にそっぽを向いた。

 そっぽを向いたお互いの顔が真っ赤になっていた。

 なんか流れで言ったけど。


くっ。小っ恥ずかしいな。くそ!




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