0話 【異世界との接触】
この作品はアルファポリス様の方で細々と投稿していた作品の作り直しです。向こうのはね…作ってる途中で頭ご破裂した\(^o^)/
東京湾海底の地下深くに発見された国家機密に当たる古代遺跡『東京湾遺跡』
東京アクアライン建設の為に地盤調査をしていた際に偶然発見されたこの遺跡は、巨大な地下空間の中に作られた物らしく、直接確認するにはトンネルを掘らないといけないと言う事で、東京アクアラインの建設後に遺跡に通じるトンネルも作る事となった。
そして東京アクアラインが完成するとパーキングエリアの海ほたるから遺跡へ繋がるトンネルが数年かけて作られ、トラブルに見舞われながらも遺跡へ通じるトンネルがついに開通したが、そこは予想だにしない美しい所だった。
まず地下空間全体は新鮮で綺麗な空気で満たされ、地球由来ではない木々や草花、攻撃的ではない大人しい虫や動物?が生息し、それらは空間の中央にある遺跡のてっぺんに青く優しい光に全体な照らされ1つの自然が形成されていた。
それだけでも凄いが、肝心の古代遺跡はまるで美を追求され作られたような曲線と、青と白の大理石?、コンクリート?のような素材で出来ている。
そして更に遺跡内部の中央には祭壇の様な物の上に現代技術を持ってしても再現出来ない未知の超高度技術で作られた謎の装置が無傷で残っており、『蕃神』と命名された。
そしてこの無傷の蕃神を研究者達は起動させ、未知なる技術を得ようと日本政府が資金を提供しつつ、絶対に世界各国、特に絶対的宗主国にバレないよう隠しながら研究が行われた。
未知の技術な為起動実験や研究にはかなり難航し、何年も時間を費やしたが、学者や研究者達の絶え間ない努力の結果、偶然か必然か蕃神を起動させる方法を見つけ、今まさに蕃神を起動させようとしていた…
教授「『波動粒子結晶』へのエネルギー供給の準備と、共鳴同調率は安定しているか?」
職員「大丈夫です。蕃神、波動粒子結晶、エネルギー供給システム、それぞれ互いに共鳴同調率安定しています」
『波動粒子結晶』、それは蕃神の周りを取り囲むように置かれた6つの地球由来の物ではない結晶石を呼称したものである。だが後に『魔晶石』、厳密には『神界魔晶石』と名前を修正されるのだが、それは後々の話である
教授「よし。ではこれより、第12回蕃神起動実験を開始する!」
教授が合図を出すと職員が頷き、ボタンを押して機械を作動させ、蕃神にエネルギーが供給されていく
教授「頼むぞ…? 4回目の時みたいに動いてくれよ?」
エネルギーが供給され、モニターに映し出されているメーターやグラフがどんどん上がっていく
職員「共鳴同調率、ゆっくりと上昇中」
そして数値が以前の稼働数値を越え、順調に上がっていくと思われたその時だった。
突然メーターやグラフが異常をきたし、「ピーッ!ピーッ!ピーッ!」っと警告音を鳴り響きだした
教授「どうした!? 」
職員「そ、それが…! 共鳴同調率が急激に上昇し、波動粒子結晶がエネルギーの吸収を始めました!!」
教授「なっ…!? 供給から吸収に変わっただと!?。エネルギーを食いつくそうとしているのか?!」
そしてその言葉通り、周りに置いていた照明や電子機器が全て異状をきたし、ショートや逆流や爆発したり暴走し始め、あまりにも危険過ぎる状況になってしまい、教師はすぐに避難命令を出した
教授「全員避難しろ! この場を放棄する!!」
避難指示を出すと職員が非常ボタンを押し、遺跡全体に「ジリリリリ!!!」っとアラームが鳴り響き、職員達が慌てて避難しだした。が、ちょうど波動粒子結晶が全てのエネルギーを吸収しきったようで、蕃神が本格的に起動しだし、大きな揺れを引き起こし始めた
教授「う、動いた…!?」
蕃神が大きく形を変形させていくと同時に、遺跡その物も形を変え始め、。すると波動粒子結晶強く光りだし、蕃神の先端にエネルギーが集結すると、真上にエネルギーを放射し、光の柱が岩盤浴を突き破った
教授「な、なんと言う…」(唖然)
目の前で様々な法則を無視するかのような光景に呆気にとられていた教授に、教授が居ないと戻ってきた職員に意識を呼び戻された
職員「教授!! あなたも早く逃げて下さい!!」
教授「あ、ああ!!」
開けっに取られていたが我に戻り、その場から急いで逃げ避難した。起動した古代装置を置いて…