1/4
残業代の出ない残業終わりに
平成29年 2017年 9月18日
主人公 塚木 一輝は不思議な出会いをする。
次は知立、知立ーお出口は左側です。
残業終わりの22時、車掌のアナウンスで目が覚める。
俺は塚木 一輝 20歳 高校卒業してブラック企業に勤めて2年になる。
残業するのは当たり前、しかも残業代は出ないという
普通じゃないこの環境に慣れてしまった社畜だ。
(はぁ、次で降りる、次で降りる、起きないと)
重い腰を上げベタベタする手すりを握り、体が倒れないように疲労した筋肉を駆使する。
電車を降り、改札を抜け自転車置場へ向かう。
今日は土曜日、明日がやっとの休日だが疲れきってるのかまったくテンションが上がらない。
しかし、ふいに視界に入った彼女を見て、脳が体が元気になった。
次話 幽霊?