利根川の河童
日本の各地の川に河童が生息しています。
利根川に生息している河童は特に優しくて、利根川はいつも安泰でした。
しかし、昔、利根川の河童は性格悪くて、いつも悪戯していました。
そのため、利根川もいつも氾濫したりしていました。
寛保三年、いつも利根川の氾濫に悩まされている群馬郡の須田定は利根川の氾濫を止めようと決心しました。
調べると、氾濫の原因は川に住んでいる河童の悪戯でした。
川にいる河童は力強くて、人間は勝ち目が全然ありませんでした。
須田定はある戦略を考えました。川に河童の大好物胡瓜と魚を少し投げました。河童が出てくると、須田定は川岸に胡瓜と魚を投げました。河童が上陸して、胡瓜をもらいました。須田定は少し川から離れる所に胡瓜を投げました。そして、河童は胡瓜をもらうために、少しずつ陸の奥に歩きました。
しばらくすると河童はだんだん弱くなりました。河童は川に戻ろうと思うと、道に迷っていた為、帰ることができませんでした。この時、須田定は河童を叱りました。「河童様、
貴方様のせいで、群馬の方々は生活が困っています。やっとできた収穫は氾濫で何にもかんでもなくしてしまいました。
結局、貴方様を捧げる事も出来なくなりました。いたずらを辞めていただき来ませんか?約束できるなら、帰り道を教えてあげます。」
河童は「俺はこれから悪戯しないから、早く利根川に連れてください」
須田定は河童を案内したが、でも河童はあまり弱くなって、歩けなくなりました。須田定は河童を背負って、利根川に戻りました。
それから、利根川は一回も氾濫したことがありませんでした。