13話:NPO「巣立ち村」の宿舎が2つなる。
そして3月に山下工務店に古家を何とかして欲しいと役場に頼んでいる男から
電話で古家を改修し、もう一つNPO「巣立ち村」の宿舎にして欲しいと話
が入った。改修には最低5百万円かかると見積もった。その話を竹生幹男さん
にすると5百万円の投資はできるが岩津君が8人面倒見れるかと言うと
山下社長と泉さんに相談してみると答えた。
翌日、直接会って聞くと泉さんは4人位なら引き受けても良いと言い
山下社長が10人位まで引き受けられると言ってくれた。その話をすると
竹生さんが岩津幸一の口座に5百万円を送金すると言って、改修工事を
山下工務店に頼めと言われ山下社長に連絡するとわかったと答えてくれた。
その後、2010年3月20日に新しい8人の塾生のプロフィールを
送ってきて、それによると建築関連が8人だった。それを見て山下社長が
折り入って話があると岩津に会いたいと電話が入り山下工務店へ行くと
昨年から工事現場に人を送って欲しいという連絡が頻繁に入るので人手が
足らないと言い、今、改修している古家も山下工務店で費用を出して宿舎
として使いたいと言い、もう一つのNPO「巣立ち村」の宿舎も使わせて
欲しいと言われて岩津幸一は竹生幹男さんと話し合ってから連絡します
と言った。
翌日、竹生さんの住むマンションに岩津幸一が行って山下工務店の
社長の話をすると、NPO「巣立ち村」の一番の使命は児童養護施設を
18歳で出ても自立できなくて困るのを改善してやることだと言った。
そのためには児童養護施設を18歳で卒業したいを活用する事が一番大事
なことであり、その点で山下工務店の社長の申し出は目的に合致している
と考えて良いのではないかと言うと確かにその通りかも知れないと岩津も
納得した。
そこで山下社長に言われたことは承知しましたと答えておきますと答えて、
竹生さんも、これで行こうと納得した。翌日、この話をすると山下工務店の
社長が児童養護施設卒業予定者の就職斡旋に尽力していくと言ってくれ、
岩津は山下社長と固い握手を交わした。
一方、霞食堂の泉孝さんの方は2月中旬から奥さんと太田寛太と
鈴木太一、西藤達夫、苗田敏夫6人で真田さんのレストラン「真田」を
手伝い、そのレシピのカツ丼、天丼、カレーライス、豚肉の生姜焼き、
タンドリーチキン、唐揚げ定食、チャーハン、豚肉肉野菜炒め
牛肉野菜炒め、珈琲、紅茶、ビザ、中華そば、五目そばを若者に教えて
実際にお客さんへの接客の方法を真田さんの奥さんが指導して1ヶ月が
たち随分上達して常連客だけでなく、近くに住む若い独身の会社員や
学生が食べに来る様になった。
近くの大型スーパーのレストランの客も価格が安くボリュームがあるので
、こちらに来るようになって以前に比べて来客数が2、3倍になった。
しかし仕入れの資金や店の改修費用が足らないので岩津幸一に泣きついて
、とりあえず500万円を貸して欲しいと連絡してきたので竹生さんに
連絡すると以前、古家の改修費用として渡した1000万円を利用して
良いと言われて5百万円を投資すると答え、泉さんの口座に5百万円
を振り込んだ。




