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87.軍議2

陸編はこれで終わりです!


 (まずい、今まで整備のことを一切考えてなかった!)


 というのも今まで、装備の調達は召喚を行えばいいし、燃料補給も召喚したものを使えばよかった、しかしそれは短期的にはいいかもしれないが、今後長期的な運用を考えていくとどうしても整備や修理・改修などをしなければならなくなってくる、銃などは毎日でも簡単なメンテナンスや掃除を行っていけばある程度の期間は問題なく使っていけるが、戦車や軍艦などになってくると話は別だ。


 しかし、メリアは何かを思い出したようで、再び口を開く。


「それについてだけど、今国中にいる整備士や専門の技師達をかき集めて、仕組みも直し方も覚えてもらうといいわ!幸いにもこのことも想定して、整備するための能力を付与することができる機能もあるから、そうしてしまえば、この後も技能を覚えてもらった人たちがほかの人たちに教えていけるだろうから」


「そうですね、それなら直ちに海軍総司令部のあるキーレ港に集結させます。近くに整備士育成校もあるのでちょうどよくその生徒にも教えることもできるでしょうから、それと女王陛下、この船の指揮はキーレ港司令、キーレ・ミサ中将に任せてよろしいでしょうか?」


「そこらへんはあなたに任せるわ」


「御意」


「次に、東部戦線に最近になって侵攻してきている帝国の魔導飛行艦隊と竜騎兵団についてです。現在バリスタ部隊と魔導化歩兵による対空戦闘を行っていますが、少数を落とすのがやっととのことで、侵攻してくる相手を留まらせる効果もなく、防ぎきれなかったことによって町や城塞都市などが無差別爆撃によって破壊されています。それだけではなく住民にも甚大な被害が及んでいます。このことから早急に救援を送らないとすぐに守備隊もろとも全滅してしまいます」


 東部戦線の戦況報告をエレンがしてくれたが、この戦線はハミルトン城の北部戦線の戦況より酷い状況に立たされているようだ。

 というのも、この地域にはつい最近までは帝国陸軍によって脅かされていたが、いまは帝国“空軍”によって侵攻を受けていた。この空軍は帝国軍が最近になって竜騎兵と魔導飛行艦といった航空戦力を主力にして設立したもので、中でも全長が200mを超える魔導戦艦も配備しており、この兵種ではほかの国の追随を許さないほどだ。


 そもそも、この魔導飛行艦は動力に風属性の魔力が込められた巨大な魔石を船底に着けていて、その魔石が発する浮力によって浮き、その魔石の魔力を増減することによって高度を変えることができる、前進するには船尾についているスクリューに似た風車のようなものを動かすことによって推進力を得る、方向を変えるには帆船と同じように帆によって行う、また攻撃を行うには斜め下方向と横方向に突き出した大砲によって行い、爆撃するときは船のいたるところから爆発物などを落として行う、種類は小型のものから飛行艇、巡航飛行艦、竜騎兵母艦、竜機母艦、魔導戦艦とあるようだ。


 次に竜騎兵についてだが、この兵種は平時には国境警戒任務に就き、戦時は威力偵察や艦隊防衛につく、現代でいうところの戦闘機と同じような働きをしている。

 この竜騎兵たちは、名前からも分かるように竜を扱うことによって成り立っているもので、この竜たちは龍族と呼ばれる種族のうちの翼龍種と呼ばれ、その中でも小型の“ドラゴ”という竜を操る、戦い方は基本的には地上の騎兵と変わらず接近戦によるものになる。


 さらにこの竜騎兵の上位に当たる竜機と呼ばれるものもあり、操る竜は竜騎兵と違い中型の“ウェイブ”と呼ばれる竜に装甲を装備させたものを操っている、この竜機の特徴として前述したように装甲で身を固め接近戦による攻撃ではなく竜によるブレスによって攻撃する、もちろん竜騎兵と同じように接近戦も可能だがこれに直接対抗してくるものが今はいないので主にブレスによる中・遠距離攻撃で戦う。


「東部戦線のことについても考えてあって、これも召喚兵器によって対抗しようと思う」


 俺が今考えているのは、まず地上から空に対する迎撃は通常の戦車と対空戦車、対空ミサイルを使用して、こちら側の空中戦闘によって直接迎撃にあたるために戦闘機を配備する。また、今後の“王国空軍”の創設も目論見、戦闘機以外にも召喚していこうと思っている。


「では、みなさん頼みましたよ?」


「「「国王陛下と女王陛下に栄光あれ!!!」」」



 こうして帝国軍との一方的な戦いは空と海に拡大していくことになる――――



 陸編 完


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←いつも読んで頂きありがとうございます。
拙作のスピンオフ作品です!(執筆者は別人)
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