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3.ファーストコンタクト


 次々と盗賊が何者かに倒され形勢逆転したことを知ってか、先ほどまで両手を上げて降参していた護衛たちはすぐさま武器を拾い、最後まで生き残っていた盗賊から人質を奪還し始めた。

 そして、盗賊を全滅させていた。


 現場に近づいていくと、襲われていた女性ともう一人が俺の方に向かってくる。


「お前がさっきの攻撃でこいつらを倒したのか?」


 そう話す女性は今まではアイアンサイト越しからしか見ていなかったのでわからなかったが、よく見てみると息を飲むほどの美女で透き通った金色の髪を背中まで伸びていて、今は俺の事を警戒しているのか少し硬い表情になってしまっているが、それでも見惚れてしまうほどの顔つきだ、さらに女性の象徴は大きく膨らんでおり防具をつけていてもはち切れそうなほどだ。


 隣にいる護衛の女性も金髪美人とは違って、髪は蒼く背中まで伸ばした髪を馬の尾のように一本に束ねてあり、金髪美人よりは少しかすんでしまうが学級一の美少女と言われるぐらいのレベルではある、ただ胸は金髪美人同様大きく主張している。


 傍から見れば誰もが見惚れてしまうような姉妹のようである。


 そういえば、ここは日本ではないはずなのに日本語のように聞こえている、これはLiSMによって付与された能力なのだろうか?



「どうした?この私に変な気でも起こしたか?」


 ふとそんな事を考えてしまっていた時の俺の顔は相当みっともない顔をしていたようで、エレザに怪訝そうな顔をされてしまう。


「あ、すみません……」

「まぁ良い……しかしどうやったらあの距離からこんなに正確に頭だけを狙って倒すことができたんだ?」


 俺は、常にトリガーの近くに指を置き、ローレディポジション(銃口を下に向けた状態)で持ち続けたまま警戒する。


「確かにあの距離から攻撃し助けたのは俺だ。その前にあんたがたは何者なんだ?」


「“あんたがた”か……我々は冒険者ギルド所属クラン“ローズナイツ”、そしてそのクランリーダーであり冒険者ギルドマスターでもあるのがこの私アーノルディア・エレザだ、そして隣にいるのが妹のミレイユだ、先ほどの礼も言わせてもらおう、これで満足か?」



「で、こちらは名乗ったのだからそちらも名乗ってもらおうか?」


「そうしたいところですが、ここに来てからの記憶がなくてどこから来たかは自分でもわからなくて……、ただ覚えているのは自分の名前が“ワタ”っていうことぐらいですかね?」


 俺は、エレザに向かって咄嗟に嘘をついていた。

 こことは違う世界からきたらしいと言えば、今の姿ですら十分怪しいのでこれ以上怪しまれたくないと思ったからだ。

 元居た世界からこちらの世界に来たかもしれないというのは、信用を得てからいう事にしよう。


「そうか、それで自分探しの旅でもしていると?そんなところか。ところで携えている黒いその物体はなんだ?」


 エレザは俺のふんわりとした自己紹介を特に気にすることもなく、自分探しの旅をしているという事にしれくれた。

 そんなことより彼女は俺の持つSIG716に気になったのか、ジロジロを興味深そうに見ていた。


「ああ、これか?これは“銃”って言って小さな金属をこの筒のような場所から撃ち出して、それを標的に当てることによって攻撃する武器です、さっきのもこれによって倒しました。ちなみにこの武器は弓より遠くを撃つことができますよ」


「そうなのか?そんなものは見たことがないな……」


 俺の説明にいまいちピンと来ていない様子のエレザであったが、その後もSIG716から目を離さない事から興味を失ったわけではなさそうだ。


「原理や使い方はいまいちわからないが、あの一方的な戦い方を見ていたら私もほしいぐらいだ。しかし、すまんなこんな体たらくで、先ほどは本当に助かった、最強と謳われる我らがまさか、奇襲してきた帝国軍によもやあそこまでやられるとは……。しかも自分が人質に取られてしまった……」


 話によるとどうやらさっきの襲撃は、今この国が敵対する国の兵士たちの強襲であったらしい。


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魔法の国と異世界転移者
←いつも読んで頂きありがとうございます。
拙作のスピンオフ作品です!(執筆者は別人)
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― 新着の感想 ―
[一言] 「お前がさっきの攻撃でこいつらを倒したのか?」 助けてもらっておいて、この話し方。厄介な人を助けたものですね。
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