510.温泉にて
その後、食事を済ませた俺達は、部屋に戻ってホテル内の温泉に入ることにした。
この温泉はホテルのほぼ真下の地下から湧き上がってきている天然温泉で、屋内にはジャグジー付浴槽とぬるめの温泉、炭酸泉の3つと屋外には40人ぐらいがは入れそうな大きな露天風呂とマットレスが置かれている休憩室がある。
そして、俺は脱衣所で服を脱ぎ浴室に入った。
ここは当然俺と後宮に居る面々しかこないので混浴だ。
浴室に入るとそこには、先客がいた。
メリアとエレオノーラである。
メリアはバスタオルで身体を隠しているが、エレオノーラは隠すことなく堂々と立っていた。
俺は、エレオノーラの裸を見てつい見惚れてしまった。
その美しさは、まるで彫刻のようであり、そのプロポーションは女神のようである。
その豊満な胸に目を奪われていると、エレオノーラが話しかけてきた。
「ご主人様、そんなに見つめられると恥ずかしいですわ」
「あ、ごめん」
「いいですよ、ご主人様なら」
エレオノーラは俺の耳元でそう囁くように言った後、頬にキスをした。
「ちょっと、エレオノーラ!何してるのよ!」
エレオノーラの行動に、メリアが反応し声を上げる。
「メリア陛下。何か問題でも?」
エレオノーラは挑発するように、メリアに言い返す。
「ワタは私のものなの!ていうか今日は私達にビーチバレーで負けたでしょ!」
メリアが少し怒り気味でエレオノーラに言う。
ビーチバレーで負けたレナチームにいたエレオノーラは添い寝が出来ないならば「ここでやってしまえ」とでも思っているのだろう。
「あれは、私がわざと負けてあげたんですよ。ご主人様に褒めてもらうためにね。そうですよね?ご主人様」
「いやいや、俺は第一そんなこと頼んでないぞ?そもそも添い寝権を争ってるなんて後で聞いたことだし?」
俺は慌ててそう答えた。
そうすると、メリアがこちらに近づいてきて俺の右腕に抱き着きながら耳元で囁くように言う。
「ワタは、あの勝負はただ単に遊んでいると思ってたの?」
メリアの吐息が耳にかかり、ドキッとする。
「まぁ、そうだな。というか今こうして一緒にお風呂に入っているからいいでしょ?」
「う~ん。私はもっと二人の時間が欲しいんだけど・・・。じゃあさ、今度二人きりで温泉行こうよ。そこで私と一緒にお風呂入ってくれるだけでいいからさ。」
「それくらいなら別に構わないけど。」
「やったー。これでまたワタと一緒のお出かけが増えるわ。ありがと、ワタ大好き♡」
そう言ってメリアは更に強く抱きしめてきた。
タオルを着けていない状態で抱きついてきたので、豊満な胸の感触がダイレクトに伝わってくる。
「あ、あの。メリアさん。当たってます。色々と柔らかいものが。あと、そろそろ離れてくれませんかね?」
「ふふっ。当ててるんだよ♪それにしてもワタったら本当に可愛い反応するよね。というかいつも触って来るくせに何をいまさら恥ずかしがってるのよ」
「いや、わからないけど、何となく?」




