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461.女帝との会合2

 

 翌日


 俺はメリアと共に優雅に朝食をとった後、女帝との会談を行う迎賓館へと向かった。

 メリアの他にエレオノーラとシルヴィア、ウェリス、ミセア大佐率いるミスティア隊も一緒だ。


 迎賓館に着くとそこは物々しい雰囲気に包まれており、迎賓館の正門には完全武装の近衛軍第5師団の隊員だけでなく、戦車や歩兵戦闘車等を主力とする近衛第1師団も警備していた。

 さらに迎賓館周辺のアルダート市内全域に戒厳令が発令され、市内の住民には外出禁止令となり、他の地域からアルダート市内に立ち入りを一切禁じた。これに伴い公共交通機関は全て通行止めや運行停止になった。


 このアルダート市を警戒する為に王立警視庁のほとんどの警官を動員、アルダートとアルダート駅から半径10㎞以内立入禁止としそれに伴う交通規制や立入規制をおこない、さらにその上で陸軍第1歩兵軍団と国家憲兵軍治安維持局の全部隊(他多数の治安維持部隊が参加)等が立入禁止区域の全てを巡回するという力の入れようだ。

 当然空の警備も厳重で、航空保安隊の警戒監視航空隊や近衛航空総隊に所属するすべての航空機、空軍第10戦闘航空軍等といった首都を担当する軍用機等(一部準軍組織が含まれる)がアルダート城を中心とした半径25㎞を常に何かしらの航空機が監視していた。


 かなり物々しいが、この国にこれまで戦争を行っていた国のトップが来るのでこうなるのも当然だ。


 俺は迎賓館にある大広間の窓の外を落ち着かない様子で眺めていた。

 そんな様子の俺をみて、メリアは俺の右腕を優しく取りゆっくりと引き寄せる。


「いよいよね、緊張しているんでしょう?」

「ああ、緊張しているよ」

「あら?そうなの?じゃあ、こうしてあげる」


 メリアは俺の斜め下からゆっくりと顔を近づけ、そのままキスをしてくれた。

 俺はそのままメリアを抱き寄せ、しばらく熱い口づけを交わす。


 満足した二人は名残惜しそうにゆっくりと離れ、近くの椅子へと座った。


「これで頑張れそう?」

「ありがとう、メリア。本当はもう少しくっ付いていたいけどね」

「じゃあ、今夜久々に二人だけで過ごしましょ」

「ああ、そうしよう」


 コンコン


 和やかな会話をしていると、大広間の扉の前に誰かがやって来た。


「何の用だ?」

「国王陛下並びに女王陛下にご報告申し上げます。帝国女帝陛下がガンダルシア統合基地に降り立ちました、もう間もなくでこちらに到着されます」

「わかった、ご苦労」


 当初陸路で来るという話だったが、空からやって来たようだ。


「ここまで飛んでくるってどんなものに乗って来たんでしょうね?」

「少し気になるな……、良しガンダルシア統合基地のライブカメラを見てみよう」


 彼女が何で来たのか気になった俺は、ガンダルシア統合基地の管制塔に設置されているカメラを見てみることにした。

 そこに映し出されたのは、これまで見たことのない大型飛空艇で全長は370mぐらい高さ100mぐらいもある超巨大なものだった。

 まるで戦艦大和をそのまま飛べるようにしたような形をしている。

 主砲を前後に4基ずつ計8基搭載しており、攻撃力もかなりのものだろう。

 そしてこれまでの飛空艇と違って木造ではなく全て金属で作られているようだ。

 これは推測でしかないが、艦橋や主砲の配置等これまで帝国の艦艇や飛空艇に見られない構造をしていることから、コンダート王国海軍に配備している各戦艦を参考にしたのかもしれない。





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