表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
368/524

362.各大臣からの報告

 

 カイルが次に話したのはエンペリア王国についてだ。


 どうやらエンペリア王国は領土内にいた帝国軍のほとんどを追い出す事が出来たようなのだが、兵器の損耗率が激しいうえに帝国軍による兵器の盗難が横行している事もあってかなり、戦力が低下しているようなのだ。

 さらに、国内の農地の多くが帝国軍によって荒らされてしまったことに加え、国内にあったほとんどの食糧の備蓄がそこを突きかけて来たという事もあり、食糧事情もかなり厳しい状況に陥っているそうだ。


 そこでエンペリリア3世から、地上戦力と航空戦力を貸してほしいという事と食糧をいくらか融通してほしいという打診があったそうだ。


「そうか、食糧は以前に何度もこちらが助けてもらっていたんだ。恩返しという事で大量に送ってやってくれ。我が国の食糧事情は何も問題ないのだろう?」

「ええ、農林水産資源省の情報では国内食糧自給率は130%を超えており供給も安定しているので、エンペリア王国に融通するほどの余裕はあるので全く問題ないかと」


 国内の主要な農地は帝国に以前の戦争と今回の戦争でかなりの被害を受けていたが、国民の努力によって何とか回復を果たし、今では耕作機械の導入も始まり、大規模農園も出来てきている事もありかなり食糧事情は改善している。それどころか成長を見せている。

 これならばエンペリア王国に食糧を融通しても何の問題もないだろう。


 食糧の輸送については鉄道や最近エンペリア王国国内にまで開通した高速道路、航空機によってピストン輸送すればすぐに解決するだろう。


「軍を送ることについてはいかがしましょう」

「それは彼女達に任せよう。頼めるよな?エレシア、クレイシー」


 俺は壁際に待機していた陸軍大臣のエレシアと空軍総司令官のクレイシーに話を振った。


「「はっ!仰せの通りに」」

「頼んだよ」


 王国陸軍と空軍のほとんどの部隊は現在、王国国内で訓練か魔物討伐の補助をするほど持て余しているほどなので、いくらか兵を送ったところで何の問題もないだろう。


 しかし、兵器に関してだけはエンペリア王国軍側の管理の改善がなされない限り再び盗まれる可能性が否定できないので、見送ると共に、今後のことも考えて改善案の提出を求めるつもりだ。


「他はあるかい?」

「ええ、次は出雲国関連です」


 出雲国内は報告書にもあったがかなり落ち着きを取り戻して来たようだ。特に帝国陸軍の工作員の活動拠点も全て破壊することに成功し、同時にその指揮官も捕まえる事も出来たそうだ。

 これには、残してきた在出雲王国軍の活躍もあったというので、とても感謝されたという。


 そして、一番出雲国との関係の中で大きな動きがあったのは輸出入の話だ。

 これは、先ほど俺がアルダート駅にアンテナショップと出雲料理店の出店の案の話をした後、すぐにテーシャが外務省を通じて出雲国にその話を通していたようで、その話を聞いた出雲の輸出入に関する人たちがその案を快諾してくれたという。


 そして、既に上下院での承認も終わり、外務省と農林水産資源省と出雲国の関係各所との交渉がスタートしているそうだ。


(な、なんて、仕事が早いんだ!)


 流石にその仕事の速さに俺は驚いたが、聞けば、実は千代姫たちと一緒にやってきていた使節団との話の中でも似たような話が上がっていたようで、それもあり話がスムーズにいったというのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
魔法の国と異世界転移者
←いつも読んで頂きありがとうございます。
拙作のスピンオフ作品です!(執筆者は別人)
よろしければこちらも合わせてご覧ください! cont_access.php?citi_cont_id=928248757&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ