表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
350/524

344.近況報告2


 その後、悠々と南西諸島に到着した第三連合艦隊は、隷下艦載機を全機発艦させ港に停泊していた帝国の船や航空基地に対して爆撃し、その爆撃を逃れ上がって来た竜騎兵隊を各個撃破。その後上陸準備のために上陸地点と定めた海岸を艦砲射撃や艦載機による爆撃、さらにその夜にネイビーベレーチーム4が上陸し敵基地や罠の位置、一般市民や奴隷等がいないかの確認、指揮官の暗殺を行った。


 このように入念に上陸準備を行った後、満を持して第七、八海兵師団は一挙に各島に上陸し、その日のうちに全体の8割を占領。

 帝国側の損害は戦死傷者約5700名、捕虜324名。

 王国側の損害は戦死54名、負傷104名だった。


 その後は散発的に生き残った帝国兵の抵抗を受けたが、3日以内にはそれらの制圧が完了し完全に占領できた。



 帝国敗残兵の掃討中島の隅々まで調べた結果、原住民族の生活していた村の痕跡はあったが、いくつかあった村すべてがもぬけの殻だったことから、全て帝国軍が連れ去り奴隷にしたと考えられる。

 その奴隷たちは捕虜との“話し合い”の際に、既にすべての奴隷が本国に送り込まれており、今はもう全て売りに出されているという証言があった。

 恐らく、その原住民を取り戻すのはほぼ困難といっていいだろう。



 占領が完了し、誰もいなくなった南東諸島には防衛戦略上有利になると考えた海軍参謀総長のアルバ・リザは第二王女のアリサと首相のユリアと共にこの諸島に海軍と海兵隊、空軍等を駐留させることを決定した。


 さらに、この島にはコーヒーや南国系の果物が自生しているので、それらをこの島の主要産業として成長させる為、本国から入植希望者を募る予定だ

 入植者がうまく集まり人口が増えるようであれば、この諸島全体のインフラ整備にも力を入れていく予定となっている。


「さらにこれとは別に、第九空母打撃群によってエルナから350㎞外洋にも7つの岩礁と2つの小島からなる場所も発見されており、全て無人島だったため、比較的大き目の島に観測所や湾港、航空基地を建設し軍事拠点化する予定となっています」


「もしかしたらもっと先には他の大陸もあるかもしれないな。この戦争が落ち着いたらその辺も調査するのもありだな!」


「ええ、それも良いかもしれません。ただ、話の腰を折るようで申し訳ないのですが、これから人工衛星を打ち上げる予定でもあるので、精度はともかく大陸があるかどうかはそちらですぐに確認ができると思いますよ?」


 ヴィアラに言われて、さっきの報告書の中にも人工衛星について書かれていたのを思い出し、少し恥ずかしい気持ちになる。

「そ、そういえばそうだたったな……、その、すまん」


「あれだけ書類を処理してたんだから、ひとつやふたつ忘れていてもしょうがないわよ」

「かなりお疲れのご様子でしたし、致し方ないのかもしれません」


 (俺が単に忘れていただけだというのに、こんなにフォローしてくれるなんて……、元居た世界でもこうだったらなぁ……)


「ワタ?どうかしたの?一旦ここで切り上げる?」


 どうやらメリアは、俺が黙り込んでしまったのことを疲れて話す気がなくなってしまったと勘違いしてしまったようで、優しい声で、俺に声を掛けながら腰をさすってくれていた。


 正直、出雲国から帰国してから一度も休まず、さらに徹夜で書類仕事をしていたのでかなりの疲労感がある。

 ただ、これぐらいなら元居た世界で勤めていたブラック商社に比べれば何ともない。


 それより、早く終わらせて後宮にある温泉に入ってゆっくりしたいのが本心だ。


「いや、大丈夫、ありがとう。続けて」

「は、はい」


 ヴィアラはかなり心配そうにこちらを見てくるが、早く終わらせてくれという俺の気持ちを察してくれたのか、少し早口気味に話しを再開した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
魔法の国と異世界転移者
←いつも読んで頂きありがとうございます。
拙作のスピンオフ作品です!(執筆者は別人)
よろしければこちらも合わせてご覧ください! cont_access.php?citi_cont_id=928248757&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ