340.国内情報4
続いて厚生労働省
・出産時の手当ての開始
出産を控えた妊婦が入院する際にかかる費用、さらに産後時の入院費の全てを国が負担し、さらに一子当り出産時に3万6千メル(国民平均年収相当)の出産祝い金として支給(人数の上限を設けない)、さらに18歳までの子供に対して育児保証金として毎月1000メルを支給する。
また3歳未満の未就学児がいて且つ両親が就労若しくは公務についている場合、優先的に未就学児を保育所に入所させることができる。もし両親がともに軍務に就いている場合は軍管轄の託児所へ入所させられる。
・国民皆保険制度の制定
コンダート王国国籍を有する国民すべてが加入、加入者はすべての公的医療を2割負担で受けることができ、処方薬も2割負担でよい。
これらの負担は全て国庫より支出される。
・傷病時一時金制度
勤務中や公務中に起きた事故等で一時的に勤務又は公務不可能と医者によって判断されたことが認められる場合、そこでの給与の全額を半年まで(状況により延長可能、最大1年まで)給付する制度。原則給付する5割は国庫から、残りは勤務先(公務員の場合全額国庫より給付)。
・生活困難者給付金
コンダート王国国民で失業や疾病等で国内最低賃金1000メル以下の収入(育児保証金を含めて)になってしまった場合、申請し審査され許可が下りれば給付される。ただし、外国人には一切適用されない。
経済産業省
・電気・ガス・水道の全国民へ供給開始。
電力
これまでにあったエテケス魔術核融合発電所に加えパレンカン(2500TWh)、ディエス(3400TWh)、カレナ(2700TWh)の各地に同じ魔術核融合発電所をLiSMの能力によって設置し、合わせて送電網もLiSMで敷設しその途中途中に各変電所や蓄電施設も設置。これにより全土への安定した電力供給が可能になる。
さらに大型水力発電所と地熱発電所を建設予定になっている。
これら全てが稼働すると13PWhに達する(柏崎刈羽原子力発電所の最大発電量(8基稼働時)の約1580倍)。
エテケス魔術核融合発電所が運転開始したころからLiSMで召喚されたものを参考に家庭用電化製品の量産開発に向けた研究等が進んでおり、丁度電力供給が始ると同時に量産のめどがたった室内用電灯、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、ラジオ、テレビ(薄型)が販売開始された。
他の家庭用固定電話や電子レンジ等調理補助系等は順次生産していく予定になっている。
ガス
道路の地下部分にガス配管の埋設されており、安全性の確立とガスの安定供給のめどがたった為、全国(山間部や一部地域を除く)でガスの使用が可能になった。なおガス管での供給は国営で使用するガスはLNG
ガスが供給されない地域に関してはLPGをボンベに充填したものを配給(民間委託)
水道
水道も同じく道路と合わせて上下水道が埋設されており、全国に供給可能。下水処理場や浄水場も建設(LiSMでの召喚)が完了している。
経済成長率が年率30%を超え、戦時中にも拘わらず高度経済成長期へと突入する。
ここまで、国内の経済活動が活発になった要因は、帝国軍が領土内深くまで侵攻してくる危険性が一切なくなったこと、それに加えて国軍の防衛力の急激な向上、さらに魔物などの人族や亜人族を襲撃してくる危険がそれに対応する公的機関が誕生し、その機関が活発に活動していること等、国民が外敵の脅威をほとんど感じなくなった為。
さらに生活水準の向上や各種社会保障の開始により国民の消費活動が活発化したのもその一因。
そのほかに国民への娯楽を提供するために、国営のカジノや競馬場、コンサートホール等を建設中していて、今後は博物館や美術館なども建設していくことになっている。
テレビが普及開始されたことを受けて公共放送の開始もされた。
放送局は以下の通り
公営放送
1.王国国営放送局(CNB)
主に国内外における政治情報と経済情報を中心に報道する。
そのほか生活情報等も放送
2.王立報道局(RPA)
王直属の報道機関、王に関する国民向けの報道が中心
そのほとんどが国民への王のイメージアップの為。
国内情報やアルダート周辺の近況報道や天気も報道する
3.コンダート王国軍報道局
その名の通り軍事情報専門の報道。
災害時には一番早く正確な情報を提供するように体制を整えている
帝国軍の細かい動向や他国軍の情報も報道
一部生活情報や流行の報道、音楽を流している。
ラジオ放送と連動しており、国外にいる兵士に対しての情報提供ツールの一つとしても機能する
民営放送
各報道局に母体となる企業があり、公営放送とは違い地域情報やコメディ、演劇等娯楽系の放送を中心にしている。
4.ミシェル放送局(ミシェル商会が母体)
5.コンダート日報(ハミル商会が母体)
6.ノエル放送局(ボノム商会が母体)
7.リカルド通信(リカルド商会が母体)
農林水産資源省
国内鉱物資源状況
原油・液化天然ガスなど化石燃料が中北部や南部の内陸部やキーレ沖やファルナ沖に大規模油・ガス田が発見され、すぐに採掘が開始された。
これら採掘された原油をキーレやエルシダートにある石油精製性工場で重油、灯油、軽油やアスファルトを精製し、国内への供給と共に、エンペリア王国や出雲国に輸出を開始。
他にも鉄やミスリル、オリハルコン、銅、アルミニウム、鉛、金、銀、白銀等といった金属類やリン、マンガン、ニッケルといった鉱物。さらにダイヤモンド、エメラルド、サファイヤ等の宝石類も産出されることが確認されている。
これらの豊富な資源が豊富に採掘されるので、今後安定して国内に供給が可能になり、輸出もしていくことでより経済的に成長していくことが期待できる。




