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112.空母機動艦隊



 先に召喚した空母キティホークは約326mの船体を持つ巨艦であの世界最大の戦艦であった大和型よりも大きい(大和の全長約263m)、固定兵装はESSM8連発射機2基とファンランクスCIWS(Close In Weapon System:近接防御火器システム)2基、RAM(Rolling Airframe Missile)Block2 21連装発射機2基があるがこれは主に防御用で敵艦に対しての”積極攻撃”には使わない。そして甲板には全通甲板を有しておりそれに加え船体中心から7~13度傾いた“アングルド・デッキ”というものが設けられてあり、これがあることによって着艦時に船首部に駐機している機体を気にすることがなくなり、さらに前方に障害がないのでそのまま通り過ぎ再び着艦をやり直すことが可能になる。


 最大速力32ノット以上 巡行時航続距離22000㎞ 乗員 計5630名 


 そしてその次にこの船に乗せるための戦闘機の召喚をした。

 すでに話していたF/A-18FとF-14Dを召喚する。


 F-14は活躍していた当時世界最強の艦上戦闘機と呼ばれていて、この機体は空中戦性能や着艦性能(低速時の安定性)、高速性能を得るために主翼の角度が変わる可変翼を採用、長射程のAIM-54フェニックス(このミサイルの最新のもので最大射程150㎞)を装備しているという特徴的な戦闘機だ。乗員は操縦士とレーダー迎撃士官の2名で最高速度は約マッハ2.3、航続距離は約4400km(※片道の場合、行動半径距離はこの半分、戦闘時はこの限りではない)である。


 今回の兵装はAIM-54フェニックスではなく性能が上のAIM-120 AMRAAMアムラームを装備する、これは同時多目標攻撃能力と撃ちっぱなし能力(Fire and forgetと呼ばれ操縦士がずっとレーダーを相手に向けていなくてもミサイル自身が勝手に追尾してくれる能力)を持ったミサイルだ。固定武装としてM61A120㎜バルカン砲も装備する。

 トムキャットというあだ名でも親しまれ、あの有名な映画で一躍有名になった戦闘機でもある。



 そしてもう一つがF/A-18Fスーパーホーネットという戦闘攻撃機でF-14Dの後継機にあたるマルチロールファイターである(対地・対空・対艦のどの任務にも柔軟に対応できる)。現在の米海軍/海兵隊の主力戦闘機だ。この機体は本来の戦闘機としてではなく様々な任務を少しの改造や装備を変えるだけで対応できる。


 そして今回この機体の任務は主に対艦戦闘任務に就かせるつもりだ、そのため兵装はM61A120㎜バルカン砲のほかに対艦ミサイルのAGM-84ハープーンを搭載させる。

 最大速度はM1.6で航続距離は3710㎞である。


 そして最後にE-2Dを召喚した、さっきまで出してきたジェット戦闘機と違ってこちらは双発のプロペラエンジンを使った航空機だ、大きな特徴として機体上部に円盤のような形をした大きなレーダーが搭載されており、最新型になると航空機に対してだと約555㎞、対水上目標は約360㎞の範囲をこの一機で捜索可能、また2000個以上もの目標を同時追跡可能であり最大40機の要撃機を指揮することができる。

 最大速度625㎞/h 巡航速度約505km/h 航続距離約2854㎞ 無給油最大滞空時間6.25h 乗員5名、固定武装無し。



 これでやっと空母の戦闘力を発揮できるが、これとは別に空母を護衛させるための艦艇も召喚しておこうと思ったので、イージス艦も同時に召喚しておくことにした。


 そのために召喚されたのは、日本の海上自衛隊に配備されているイージスシステム搭載のこんごう型護衛艦の姉妹艦全四隻だ。今回の作戦ではあまり関係のないことだが大陸間弾道ミサイルを迎撃するためのシステムも搭載している。


 本型の兵装は以下の通り


 54口径127㎜単装速射砲1門(有効射程 対水上15,000m 対空7,000m)

 ハープーンSSM(Ship-to-Ship missile :艦対艦ミサイル)

 4連装発射機2基(有効射程124㎞以上)

 Mk.41 mod6 VLS(Vertical Launching System:垂直発射システム)90セル

 (対地対艦用のトマホーク巡航ミサイルの他、スタンダードミサイル、アスロック対潜ミサイルを装填し発射可能)

 CIWSBlock1B 2基(有効射程約1,500m)

 68式三連装短魚雷発射管2基(有効射程6,000m)


 全長161m 最大速力30ノット以上 巡行時航続距離約10800㎞ 乗員300名


 そして最後の最後に弾薬・燃料・食糧などを搭載し艦隊の後方支援の任に当たる、高速戦闘支援艦のサプライ級一番艦の「サプライ」を召喚して終わりにする。


 この艦は本来であれば(2018現在)兵装は取り払われているが、緊急用の為初期に実際に設置されていたMk.29 8連装ミサイル発射機シースパローと2基のファランクスCIWS2基を搭載させておく。



 これを召喚してコンダート王国海軍史上最強となる“空母機動艦隊” が出来上がったのだ。


 召喚して間もなく、敵艦隊の襲来まで時間がそこまで残されていないので、大和の召喚時同様に訓練と演習もかねて一日置いて(エンジン起動と各種機器起動の為)出港させた。


 これからコンダート王国海軍の大逆襲が始まるのであった――――

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←いつも読んで頂きありがとうございます。
拙作のスピンオフ作品です!(執筆者は別人)
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