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111.海軍増強!

 

 執務室に残ったリザとヴィアラに、今後出す艦艇と艦載機の説明を始めた。

 まず召喚を予定しているものを列挙していくと以下のようになる。


 空母:キティホーク級航空母艦(キティホーク、コンステレーション、アメリカ、

 ジョン・F・ケネディ)


 空母艦載機:F-14D・F-35C・F/A-18F 早期警戒機E-2D 艦載ヘリMH-60・SH-60


 イージスシステム搭載艦:こんごう型護衛艦(こんごう・きりしま・みょうこう・ちょうかい)

 あたご型護衛艦(あたご、あしがら)

 アーレイバーク級フライトⅡA(DDG-99~DDG-115(艦名略))


 補給艦:サプライ級×4(高速戦闘支援艦)


 空母4、イージス艦24、補給艦4を順次召喚して2つの空母機動艦隊を構成することを当面の目標とした。

 今回は早急に出港し訓練などを行いたいのですでに召喚している大和・武蔵と空母を一隻キティホークとイージス艦(こんごう型×4)と高速戦闘支援艦で即応艦隊を作り上げ帝国第一艦隊迎撃に向かわせることにした。


 空母艦載機内訳はF-14D×22 F/A-18F×30 E-2D×4とした(ヘリ搭載がないのは今回対潜戦闘の可能性が極めて低くもしそのような状況に陥った時にはイージス艦とイージス艦の艦載ヘリに担当させるてはずとなっている)。


 この空母機動艦隊司令としてメリアの妹にして第二王女であるエリサを就任させ(軍の階級としては中将クラス)空母“キティホーク”の艦長にスタルブ・ベイル准将をあてることにした(アメリカ海軍では航空隊出身の大佐を充てるようなのだが今回は特別に……)。


 俺の入院騒ぎを聞きつけ遅れてやってきたアリサだが(どうやら一番危険度の低い東部海域で指揮を任されていたようだった)、会議が終わるなり自分が将来ワタの嫁になるのに、今の今まで何も関われなかったし、あと少しでまた会う機会がなくなってしまうところだったといい始め、しまいにはメリアお姉さまは独り占めしようとしているなどと今までたまっていたのであろう思いをぶちまけ始めた。

 最後はメリアやヴィアラは困り果て、空母機動艦隊司令に就任させることを条件に出した、そこでようやく落ち着きをとり戻してくれた。

 そんな経緯もあって今回からアリサも加わることとなった。


 そして護衛艦こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかいの艦長には、今まで他の方面で活躍していたが乗る艦艇のなくなってしまった4名の男の大佐を充てることにした。


 そして大和と武蔵で編成された第一艦隊は今まで通りキーレ・ミサ中将が指揮を執り、俺とヴィアラとリザは空母に乗艦し同行する。


「以上が今後の海軍の主力艦隊の構成となる艦艇の説明と、今回の帝国第一艦隊要撃の為の連合艦隊の陣容だ。何か質問は?」


「一つだけよろしいでしょうか?」

「何だ?」


「この空母に乗っている戦闘機などの運用や管理、整備などはどうするのですか?」


「いい質問だリザ、そのことに関してだが、これらに関してもLiSMの機能をフル活用して乗艦する乗組員に操作、操縦できるように能力付与をするつもりだ。かなり強引なことは百も承知だが、現在の状況を鑑みるにこれしか手立てがないんでな」


「ご説明恐れ入ります、早速ですが艦艇の準備に取り掛かりましょうか?」

「すぐにでも実行したいところだが、人員がまだそろってないだろう?」

「いえ、すでに総員が即時待機状態です」


 どうやら俺らがキーレの沖合で戦っている間に、すでにリザが招集を始めていたようで、俺が入院していた5日の間にすでに準備完了していたようだ。


 リザは、ヴィアラやミサなどが海軍士官学校にいる頃にはすでに情報参謀を務めていて、今の海軍の女性将校の中では最先任にあたる。生まれは普通の中流階級の家に生まれ、勉学が得意な方であったのでその力を存分に発揮し、生まれ育った町の周辺では学力トップクラスで、海軍士官学校に首席で合格した、卒業後は参謀本部に着任し情報参謀長や作戦本部長などを歴任し今に至る。そして現在、海軍参謀総長として君臨している彼女だが、年齢は40代に近く軍の中でも年長者であるため主に後輩たちの指導役や相談役としても活動しておりその姿から「海軍の母」と呼ばれているようだ。


 容姿は年齢に反して若く見え、所謂“美熟女”といったところだろうか、ウェーブのかかった黒髪を背中のまで伸ばし白い軍服をピシッと着こなしているが、胸元が大きくせり出し谷間がみえてしまっているせいでエロさしか感じない、性格的には「海軍の母」と呼ばれるだけあって面倒見もよく包容力が高く物腰柔らかな印象を受ける。ただこんなに美しいのにもかかわらず軍務に一辺倒であったため、色恋沙汰は皆無のようだ(ただ、海軍内部の男性連中には百戦錬磨の女帝とも呼ばれているらしい)。




 それはさておき、話が終わると一拍もはさむことなく俺らはすぐにキーレの埠頭に向かい待機していた将兵を呼び、すぐにその目の前でLiSMを取り出し召喚を開始する。


 召喚するとはじめは大きな光る球体のようだったものが徐々に形を変え呼び出したものに変わってゆく。


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