1、どうやら俺は異世界に転生するようだ
どうも、腐れ林檎です。
初作品なので色々とおかしな点などもあると思いますが、コメントなどで教えていただけるとありがたいです。ほぼ思いつきで書いてるので、伏線とかはないに等しいと思います
ここはどこだろう。
たしか俺は高熱を出して家で一人で寝込んでいたはずだ。
それなのに今は何故か白一色でだだっ広い、言うなればドラゴン〇ールの精神と〇の部屋のような場所にいる。
ふと、後ろで声がした。
「目覚めたかね?池田雅紀殿」
「ん?」
振り返ると真っ白い髭を生やした老人が立っていた。
「あんたは誰だ?ここはどこなんだ?なんで俺の名前を知っているんだ?ていうかなんで俺はこんな所にいるんだ?」
思わず俺は老人に問い詰めるように質問した。
すると老人は、
「そう焦っていくつも質問なさるな。まず儂は誰かという質問じゃが、儂は神の中でもそこそこ上位に位置する転生神という神じゃよ。」
「は?」
老人はいきなり自分が神だとか言い出した。
「次にここはどこかという質問じゃが、例えるなら……あの世とこの世の境目と言ったところかの。」
ちょっとまて。思考が追いつかない。あの世とこの世の境目?俺は死んだのか?それに死んだのならなぜこんなところにいる?
「それについても今から説明するからちと落ち着きなされ」
「思考が読めるのか?!」
「上位神ともなればこの程度容易くできるからの?名前も心を読むことによって知った情報じゃしのう。」
よくわからないが心が読めるあたり本当に神様なのか?
「どうやら納得したようじゃの。さて、なぜお主がここにいるかということだが、儂がちょっとミスをしてのう……現世で生死をさまよっていたお主の魂をここに迷い込ませてしまったのじゃよ。」
「まてまて、ツッコミどころが多すぎる。まず生死をさまよっていたとか大袈裟すぎるだろ。それにミスってあんた上位の神様とやらなんだろ?何でそんなことに……」
俺は半ば呆れながら言った。
「神といえどミスくらいはするものなんじゃよ……。それにあの病気は症状が発生するのはごく希だが高熱のあとに容態が急変して死に至る危険な病じゃぞ?まあそれでもまだ容態が回復する可能性もあったわけだがのう……。」
どうやら俺が思っていた以上にあの病気(?)は重いものだったらしい。
「まあ、俺が起きるのを待ってたってことはなにか要件があるんだろ?生き返らせてくれたりするのか?」
俺は少し前から思っていたことを聞いた。
「まあ、生き返らせるのは無理じゃが、この世界で体の能力が高い子供として生まれ変わるか、異世界に転生してそこで生きるかどちらを選ぶ?という質問じゃな。」
「は?」
どうやら俺は、生まれ変わらなければならないらしい
「もちろん、そのまま天国へ登ることも可能だが、まあ異世界へ行くというのなら餞別くらいは渡そうかの」
その言葉を言われた時点で俺は決めた
「ぜひ異世界に転生させてください。」
次の話で女神様やスキル関連を出すつもりです。かなりスローペースです