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星空指数100  作者: マリーミチコ
14/20

天の川


編集長にこの前の取材記事を見てもらった。

東陽大学天文部の紹介から始まり、皆既日食のレポートをなかなかいいんじゃないかと褒めてもらい、もう少しの期間、天文部に密着取材することにした。


七夕の季節が近づいてくると学祭の時のことを思い出す。

今日は天文部のみんなが七夕にちなんで天の川まできれいに見えるスポットに行くから俺も誘われた。浜田君は教員採用試験が近いから来ないが副部長の竹山くんが案内してくれる。


「到着しました。去年もみんなでこの公園に来たんです。空を見てください」

それはそれは幻想的な世界だった。都会では見られない無数の星が肉眼で見える。

「きれいですよね。こんな山奥まで来る価値あるでしょ?実はこの近くに僕のおばあちゃん家があるんですよ。子供の頃からこの星空を眺めてました。」

「あぁ、本当にすごいな。大学時代にもっとこういう場所を調べて天文部のみんなで来ればよかった」

「でも工藤さん達がやった学祭のプラネタリウム、大盛況だったって真鍋さんから聞きましたし、織姫と彦星のストーリーは僕も好きですよ」

「ありがとう。ベガとアルタイルが輝いてるな。それからデネブも。夏の大三角形が本当にきれいだ。天の川がこんなにくっきり見えている」

七星にも見せてやりたいな…北の方角も北極星が輝いているよ。

「竹山君、この場所は君にとって思い出深い場所なんだろうけど ”星から君へ” で紹介してもいいかな?」「もちろんです。ここは星空観察にもってこいの場所ですよ」

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