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ひよっこ神様異世界謳歌記  作者: 綾織 茅
幽霊の正体見たりなんとやら
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幽霊の正体見たりなんとやら―5





□■□■




 前を歩くお姉さん幽霊について行ってしばらく。


 千早様に姿を隠した方がいいと言われ、その通りにしている真っ最中です。



 グギュルルルゥ



 ……まぁ、そうなるわな。



「ねぇねぇ、すがたをかくしてもおとでばれない?」

「大丈夫だよ。声も聞こえないでしょ?」

「あ、そっか」



 まだまだ分からないこと多いなぁ。



 ……お腹減った。



 出る時に桐生さんに貰った豆団子を背負ってたウサちゃんリュックから取り出した。


 なんだか、きび団子みたい。


 悪者退治しに行くでしょ? 桃太郎も。



「君って度胸があるのかないのか分かんないよね。普通こんな時に食べないでしょ」

「だってほら、はらがへってはいくさはできぬっていうでしょ?」



「雅」



 なぁに?



 アノ人が口を開けて待っていた。



 入れろと? お団子を入れろと?


 仕方ないなぁ。



「分かった」

「なにが?」

「君が彼とそっくりだってことが」

「えぇっ!?」



 嘘だっ!?


 どこがっ!? どこどこどこ!?



 千早様は溜息をつくばかりで結局教えてくれなかった。




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