表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

第5話 遥か彼方の神々




「お久しぶりですわ皆様…」


1人の少女の声が響き渡る

瞬間複数の気配が現れ

1つのテーブルを囲む

人数分のカップが置かれて

それぞれの好みだろう飲み物が注がれる

アップルティーやダージリン

ジャスミンやレモンティー

中には煎茶や玄米茶を飲む者も居る


「茶菓子もありますわ…

ご自由にどうぞ」


そう伝えるのは

やはり先ほどの声の少女だ

赤く長い髪をふたつに結い

少し似合わないような大きい帽子

そして何より全ての神々と比べると

非常に子供のような容姿をしている

少女の名前はユウ…世界創始者だ


「さて……今日集まってもらったのは」


「フェイルの事…そして

何も知らないだろうネクサスの事だ」


「イージス…我のセリフを

取らないでほしい」


「ふむ…それは申し訳ない事をした」


苦笑するは邪なる異端の大天使

ファルガイア…金髪の青年だ

口を尖らせて謝るのは星の女神

イージス…口調は古風

2人はいつもこんな感じだ


「ところでファル………

本題に入って構わないかな」


「あ………あぁ…じゃあ頼む」


仕切り直しをしたのは

ファルガイアと同じ異端の大天使

司るのは聖の力…アレックス

人当たり良く誰にでも好かれ

愛し愛される理想的な天使だろう


「この度の本題は

フェイル君とネクサス君の事だ…

知っての通り彼等はまだ気付いてない」


「……まぁ…拒絶も困るしねぇ…

ならいっそ…もうちょっと

待ってみようよ!!ねぇっ?」


アレックスの言葉を聞いて

提案してみるのは赤髪で

赤 紫のオッドアイ少年ティリアだ

ニコニコっと笑いながら

ティリアが告げては

アレックスはうーんと考える


「僕等にはまだ時間もあるからね」


「そうそう堅くなっちゃダメだよぉ」


「ティリアは柔らかすぎだ」


「そこがティリアのいい所じゃないか」


「ファルガイア…主は甘い」


「ファルガイアは甘くないよぉっ」


「そうだ我々が堅いんだ……

1人くらい優しい者が居ても

悪くは無いだろう」


「いや…アレックスも充分

柔らかいと私は思うのだが……」


イージス ファルガイア ティリアが

ちょっとした言い争いをする

よくある光景にアレックスや

ユウは笑みを浮かべる

ユウが1つミルクティーを啜り皆を見渡す


「では本題に移りますわ?

当面は彼等を見守る事

レイヴィル様について調査と…

大魔王神様を見張る事…」


「そうだな…最近の大魔王神の

身勝手かつ自由過ぎる行動は

いささか目に余る…

私はお姉様等と大魔王神の

見張りを担当しよう……」


とユウが話し終えたあと

玄米茶を飲み干しては決定を待つ

アレックスとファルガイアは

2人手を取りユウに目を向ける


「僕とファルはレイヴィルの調査行くよ

僕達の能力は探索や調査に

長けているからね!!」


「じゃあさしずめ僕は

フェイルとネクサスを見守る事かな」


「では僕もティリア様と共に…

皆様のお手伝いにも参りますわね」


「じゃあ私はお姉様等に会いに行く」


「イージス…話は聞いた…

何を勝手に決めておる…」


「我が輩等にもちっとは相談せい」


「…レゼルお姉様に…ファスタお姉様」


最初に現れたのはファスタ

溜め息付きながら呟き

レゼルは少しだけ怒り口調で言う


「姉者珍しくイージスが決めたのだ

時にはいいんではないか?」


「おやぁ?ファスタ

あんたも始めはイージス1人で

決めたのに反感したわよねぇ」


「う゛………姉者…

それは今は関係無いかと」


「我が輩に刃向かうのかなぁ

この妹はぁー」


「レゼルお姉様……

ファスタお姉様が嫌がってる

本当に……嫌がってる…」


3姉妹の話の後

アレックスとファルガイアが

首を突っ込む


「でもファスタにレゼル

会うのは久しぶりだね……」


「我も君等とは

もう少し話がしたいと思っていた」


「ファスタは忘れてるかもだけど

我が輩はきちんと覚えてるから

アレ君にファル君だったね」


「姉者……拙者も覚えている

アレックス…ファルガイア久しぶりだ

拙者も主等とは話したく思っていた」


ワイワイと4人は話しをしていく

今までの事 黒の神の事 白の神の事

神鳥や神龍…主に話になるのは

ファスタやレゼルが旅をして

見て来た人間界の話や旅の風景だ

仕えてる神の話なんかにも花が咲く


まぁ4人は息の合う仲良し4人組なのだ


4人が会話している中

ユウ ティリア イージスは

今後の話もしていた……

大魔王神の処罰…そして対処…

他 集まらなかった神々の話も

いつ伺いに行くかなど……


7人の神々が 光の世界で集まる中

他7人の神々は 闇の世界で集まっていた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ