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プロローグ
私は知らない。知っていそうで知らないこの世界。ただ、1人の人を探して街を歩いている。
「あ、奏真!!はぁ、、よかった。なんでいちいち離れ離れになるんだろうね。一緒に入ってるのに、これじゃあめんどう。」
やっと見つけて安心した。そう思ったのは私だけだったみたい。
「え、、あの…すみません。どちら様で、、?」
どう見ても明らかにこの人は奏真、葛城奏真。私が探していた人。出会ってから1年以上はたってるはず。見間違えなんてあるはずない。
「嘘でしょ、、私!今屋流花!!」
「んと、どこかでお会いしたことありますっけ…」
あれ、なんか冗談言ってる雰囲気でもない。
これって本当に覚えてない、のかな。それとも私の人違いなのか…。
「…ごめんなさい。人違いだったかもしれません。」
「そっか。じゃあ、探してる人見つけられるように頑張ってください!」
私の探していた人は、見慣れた笑顔で手を振り去っていった。




