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裸足の人魚  作者: やわら碧水
キャラクター一覧・学校一覧
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キャラクター一覧

◇主人公


藤坂潮音(ふじさかしおね)

本編の主人公。夕凪中学に通う、水泳部に所属する平凡な男子中学生だったが、高校入試を直前に控えた秋の日、古い鏡の力で男性から女性へと変身してしまう。

一本気で誠実な性格。水泳のほかに、サッカーとバレエの経験がある。男の子だった頃は、背が低くて小柄なことに対してコンプレックスを抱いていた。生まれ育ちが神戸であるが、母親が東京出身のため関西訛りはあまりない。



◇潮音のクラスメイト


石川暁子(いしかわあきこ)

潮音とは自宅が隣同士で、幼少時から家族ぐるみの付き合いをしていた。やんちゃで気が強く、人に対しても意見をストレートに伝える。世話焼きで面倒見が良く、困っている人を見ると放っておけない性格。両親が共働きで弟の栄介の世話もしてきたため家事は得意。趣味はお菓子作りとテレビゲーム。

第二部では松風女子学園高等部に進学するが、潮音が変っていく様子にいささか複雑な思いを抱くようになる。


塩原優菜(しおばらゆうな)

潮音や暁子とは小学校のころからの友人。元々はおとなしくて引っ込み思案な性格だったが、中学受験に失敗して夕凪中学に入学したのを機に自分の性格を変えようと水泳部に入部し、そこで潮音にひそかに思いを寄せるようになる。

第二部では松風女子学園高等部に進学し、潮音や暁子を温かい目で見守っている。


椎名浩三(しいなこうぞう)

夕凪中学水泳部のホープ。水泳で優れた成績をおさめ、スポーツ推薦で水泳の強豪校である南稜高校に進学する。玲花と付き合っていて、夕凪中学のベストカップルとも言われている。


尾上玲花(おのえれいか)

美人なだけでなく成績も優秀で、クラス委員長もつとめる。潮音たちのクラスの男子のアイドル的存在。水泳部に所属。浩三と付き合っているが、潮音も男の子だった頃はひそかに思いを寄せていた。

高校は浩三と同じ南稜高校に進学し、水泳部のマネージャーになるが、中学までのイメージとはうって変わってギャル風の装いになる。



◇潮音の家族・親戚


藤坂綾乃(ふじさかあやの)

潮音の四歳年上の姉。大学生。一見ちゃらんぽらんに見えるが根はしっかり者で、才色兼備の頼れるお姉さん。ピアノの演奏が得意でほかにも何でもそつなくこなすが、自動車の運転が下手なことが玉に瑕。若干性格にシビアなところがあるが、実際には潮音のことを誰よりも心配している。


藤坂雄一(ふじさかゆういち)

潮音の父。無口で謹厳な性格。趣味は釣り。則子からは「パパ」と言われているが、本人はそれを快く思っていない様子。実母とは早くに死別しており、敦義の後妻であるモニカや、その子である流風にはあまり好意を抱いていない。


藤坂則子(ふじさかのりこ)

潮音の母。温厚で優しい性格。東京の出身で、雄一とは東京の大学で知り合って卒業から数年後に結婚した。保険外交員の仕事をしている。


藤坂流風(ふじさかるか)

潮音の祖父である敦義が、60歳近くになって後妻のモニカとの間に設けた子。布引女学院に通う高校生で、潮音とは一歳しか年齢が違わないが、血縁上は綾乃と潮音の叔母にあたる。物静かな落ち着いた性格で、どこかミステリアスな雰囲気をたたえているが、心の底では自らの出自について葛藤を抱えている。バレエが得意。


藤坂敦義(ふじさかあつよし)

潮音の祖父。旧家の出身で事業にも成功し、古くて広い屋敷に住む。先妻(雄一の実母)と死別した後、五十代後半になってフィリピン出身のモニカと再婚する。潮音が自宅を訪ねたときに土蔵の整理の手伝いを頼んだことが、潮音の運命を一変させる。


藤坂(ふじさか)モニカ

潮音の祖母。フィリピンの出身。敦義とは30歳ほど年齢が離れているが、敦義の後妻として結婚し流風を設ける。陽気で気さくな性格。着物の着付けもできる。



◇その他


黒田圭太(くろだけいた)

潮音が入院したとき、潮音を診察した主治医。


湯川昇(ゆかわのぼる)

潮音の隣の家に引越してきた、潮音と同学年の少年。頭脳明晰・成績優秀で、名門男子校として知られる尚洋学園に通っていて、将来は弁護士を目指している。明朗で礼儀正しく、優しい性格だが、その「優しさ」がかえって潮音を戸惑わせる。


石川栄介(いしかわえいすけ)

暁子の二歳年下の弟。暁子にしょっちゅう世話を焼かせている。


石川久美(いしかわくみ)

暁子の母。アパレル業界で働くキャリアウーマン。


石川一登(いしかわかずと)

暁子の伯父。瀬戸内海に浮かぶ島で暮らしている。


石川睦美(いしかわむつみ)

暁子の伯母。瀬戸内海に浮かぶ島で暮らしている。


石川智也(いしかわともや)

一登と睦美の子。暁子のいとこ。小学生。気が弱くて人見知りする性格。


■第二部からの登場人物


◇松風女子学園の生徒


峰山紫(みねやまゆかり)

松風女子学園で、潮音の学年のリーダー格。容姿端麗、成績優秀でバレエも得意な才女だが、お嬢様育ちゆえにやや無邪気で天然ボケな一面もある。実は潮音とは、小学校時代にバレエ教室で面識があった。家には萌葱(もえぎ)浅葱(あさぎ)という双子の妹がいる。


吹屋光瑠(ふきやひかる)

背が高くてクールで、気さくな面倒見がいい姉御肌の性格。高等部から入学した潮音ともすぐに打ち解ける。バスケットボール部に所属し、後輩からも人気がある。いわば「女子校の王子様」的存在だが、ぬいぐるみやファンシーグッズを集めるのが好き。


●キャサリン・武藤(むとう)・カーライル

英国からの留学生。英国人の父と日本人の母とのハーフ。祖母、母も松風女子学園の卒業生で、母の祖国である日本に憧れて日本に留学した。口調も丁寧で、ある意味日本人以上の「大和撫子」。趣味は折り紙と大相撲観戦。


長束恭子(ながつかきょうこ)

小柄でどこかあどけなさが残るが、生徒会で書記をつとめる。紫に憧れていて、紫と親しくする潮音をライバル視している。テニス部に所属。


寺島琴絵(てらしまことえ)

内向的でおとなしい性格。博識で成績優秀だが、どこかクラスの雰囲気に乗り切れずにいる。その大人びた雰囲気に、潮音もひきつけられるようになる。文芸部に所属。


天野美鈴(あまのみすず)

高等部からの入学組。ボーイッシュで明るく元気な、クラスのムードメーカー。スポーツも得意。趣味はお笑いの動画や番組を見ること。小学二年生までは山あいの村で暮しており、今でもよく故郷に帰省している。


榎並愛里紗(えなみありさ)

紫とならぶ、潮音の学年のリーダー格。紫をライバル視している。楓組の委員長。母子家庭で育ち家計が裕福ではないだけに、勉強して特待生になることを目指している。体操部に所属。


松崎千晶(まつざきちあき)

潮音たちの一年先輩で、高等部の生徒会長をつとめる。背が高く凛とした性格で、剣道部に所属。


椿絵里香(つばきえりか)

潮音たちの一年先輩で、高等部の副生徒会長をつとめる。おっとりとしたおとなしい性格で、いかにもお嬢様然とした雰囲気を漂わせている。華道部に所属。


松崎香澄(まつざきかすみ)

千晶の妹。潮音の二年後輩にあたり、松風女子学園の中等部に通っている。姉とは対照的な、無邪気で天真爛漫な明るい性格。手芸部に所属。


◇松風女子学園の教師


吉野美咲(よしのみさき)

潮音のクラスの担任教師。吉野うららの娘。英語を担当。明朗で快活な性格であり生徒からも信頼されているが、ややお調子者なところがある。


山代紗智(やましろさち)

優菜のクラスの担任教師。生物を担当。松風女子学園のOG。就職先でパワハラにあいニート生活も体験するも、そこから這い上がって教員になった苦労人。美咲とは中等部からの腐れ縁。


吉野(よしの)うらら

松風女子学園の理事長。温和な性格。美咲の母親。


牧園久恵(まきぞのひさえ)

松風女子学園の教師の中では古株で、潮音の学年主任。世界史を担当。生徒指導も担当しているが、厳しい性格で生徒からの評判はあまりよくない。既婚者であり、旧姓は上滝(かみだき)久恵。


◇その他

森末聡子(もりすえさとこ)

流風や紫も通っている(潮音も小学生のとき通っていた)バレエ教室の室長。温厚な性格。


■第三部からの登場人物


能美千夏(のうみちなつ)

潮音のクラスメイト。ロックが好きで、校内でバンドを組んで活動している。


江中(えなか)さゆり

松風女子学園水泳部の部長。潮音の一年先輩。


富川花梨(とみかわかりん)

布引女学院の水泳部に所属している。気さくで人懐こい、活発で積極的な性格で、潮音ともすぐに仲良くなる。


若宮漣(わかみやれん)

布引女学院の生徒で、潮音とは同学年。無口でおとなしく、どこか不思議なムードを漂わせている。


武藤俊輔(むとうしゅんすけ)

キャサリンの祖父。英国から留学してきたキャサリンを自宅に住ませている。


武藤絹代(むとうきぬよ)

キャサリンの祖母。松風女子学園の卒業生で、キャサリンをかわいがっている。


■第四部からの登場人物

栗沢渉(くりさわわたる)

森末バレエスクールに通っている男性バレエダンサー。大学生。


柚木芽実(ゆのきめぐみ)

潮音の同級生。書道部に所属し、百人一首大会では琴絵のライバル。


国岡真桜(くにおかまお)

潮音の同級生。普段はいつもぼんやりしていて、ぽわぽわした雰囲気を漂わせた「不思議ちゃん」だが、百人一首大会などでは能力を発揮する。美術部に所属し、絵を描くのが得意。


新島清子(にいじまさやこ)

香澄の同級生。物静かでおとなしい性格。


芹川杏李(せりかわあんり)

香澄の同級生。清子とは対照的に、アクティブで元気な性格。


峰山亮太郎(みねやまりょうたろう)

紫の父親。神戸の有名企業で役員をつとめている。温厚な性格で、学生時代にはラグビー部に所属していた。


峰山幸枝(みねやまゆきえ)

紫の母親。まじめで礼儀正しい、いかにもお嬢様然とした女性。


榎並公江(えなみきみえ)

愛里紗の母親。夫と離婚し、薬剤師として働きながらシングルマザーとして愛里紗を松風女子学園に通わせている苦労人。


■第五部からの登場人物

樋沢遥子(ひざわようこ)

潮音の一年後輩として、高等部から松風女子学園に入学する。元気で明るいアクティブな性格。


壬生小春(みぶこはる)

遥子の同級生。松風女子学園には中等部から在籍している。おとなしくて礼儀正しい性格。


妻崎(つまざき)すぴか

遥子の同級生。高等部から入学。陽気なギャルっぽい性格で、遥子ともすぐに仲良くなる。


天野隆平(あまのりゅうへい)

美鈴のいとこ。美鈴の実家がある山あいの村で暮している。


西森茉美(にしもりまみ)

美鈴の旧友。美鈴の実家がある山あいの村で暮し、地元の高校に通っている。趣味はファッションだが、どこか田舎での生活に窮屈さを感じているようだ。


須永仁美(すながひとみ)

南稜高校の剣道部員。各大学のスカウトや実業団も注目している、全国レベルの剣道選手。


●ロバート・カーライル

キャサリンの父親。ロンドンの大学で日本文学の研究や日本の書物の翻訳を行っている。


小百合(さゆり)武藤(むとう)・カーライル

キャサリンの母親。松風女子学園の卒業生で、牧園(旧姓上滝)久恵とは同学年だった。英国滞在中にロバートと出会って現地で結婚し、大学で日本語の教師をしながらキャサリンとエドワードを育てる。性格は明るくて気さく。


●エドワード・武藤(むとう)・カーライル

キャサリンの三歳年下の弟。ロンドンの中等学校に通っている。引っ込み思案で人見知りする、おとなしい性格。


尾中隆史(おなかたかし)

潮音の伯父。則子の兄。東京で暮している。


尾中好美(おなかよしみ)

潮音の伯母。隆史や真由美と共に東京で暮している。


尾中真由美(おなかまゆみ)

潮音のいとこ。隆史と好美の娘。東京の高校に通学している。潮音とは同学年で昔からの仲良し。


尾中順平(おなかじゅんぺい)

潮音の母方の祖父。東京の高齢者向けマンションで暮している。


尾中好美(おなかかずこ)

潮音の母側の祖母。順平と共に東京の高齢者向けマンションで暮している。


鴫沢(しぎさわ)みなも

真由美の友人。学校になじめず通信制の高校で学んでいる。「女らしい」ものが苦手でボーイッシュな装いをしている。ダンスが得意。

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