1話〜旅の始まり②〜
前回短くてすみません。
今回も引き続きよろしくお願いします。
それは、2人が幼い頃、住んでいた村の長老様の話を思い出した。
「遥か昔、ラナモアに退魔の剣が伝説のロウソクの火の中に封印されたのじゃ……。その封印した人こそ当時勇者と言われたそなた達のご先祖様じゃ。だが封印されてから数年後に、魔物が住み着いてしまったのじゃ。おかげで何代も何代もこの血を受け継いだ人々はそこに近づけなかった。今回、そなたらの父も、退魔の剣を取りに行ったが、魔物にやられて亡くなった。今度はそなたらが時が来た時に仇も踏まえて取りに行くのじゃ。まぁ時が来たらじゃ……。」
スゥーー、今この記憶が2人の頭の中で、走馬灯のように駆け巡った。
「この噂が本当なら、自分達にも時が来たんじゃないのか?」と剣速は言った。「そう焦るな。ただの噂だろう。」と籠士が抑えた。
だが、数日後の夜、夢の中で
「そなた達の時が来た。今、行くといいだろう。」という亡くなったはずの長老様が言っていた。
次の日、2人は同じ夢を見ていたため、これはまさゆめではと思い、出かける準備をして、家を出た。
そして、ここから新たなる冒険が始まるのだった。
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