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blue

教室の窓から白い雲を見ていた

何万回も繰り返されてきた表現だ

そういう漫画や小説の読み過ぎ

大して個性のない、悪い意味で普通だ


もしも私に羽が生えたら

今すぐ蒼に飛び込んで

力尽きるまで自由に生きたい

けど私の羽は、きっと

飛べない方の羽だろうな…




サイダーよりも中のビー玉が欲しかった

何回も試みたけど失敗に終わった

そういう祭りに行けなくなり

大して面白くもない、番組ばかりで退屈だ


もしも私に羽が生えたら

全身で蒼にぶち当たって

命尽きるまで青春に生きたい

けど私の羽は、きっと

飛べない方の羽だろうな…



浮かぶ綿菓子を

紙粘土に見立てて

空想していよう

風に吹かれて

何処かへ消えてしまうまで…

青空は無限だ

青春は無限だ



もしも私が空を飛ぶ鳥なら

どこまでも蒼に飛び込んで

明日も明後日も自由に生きたい

飛べない鳥だとしても

それでも

無駄に、無意味に、無限大に


青空に、両手を振っていたい


飛び込んでみたい



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