煙のない香炉
カクヨムのブラッシュアップ企画参加作品だったので解説にしていなかったため大幅に書き直しました。
これはほぼ実話です。80%くらい。伏線から得られる内容もほとんど事実です。
かなりぼかして書き方をしてるので(それでも分かる人は居るみたいですが)、読み方のヒントを少しだけ言うと、主人公の読んでる本がほぼ答えです。そして線香は誰のため? 声の主は存在する? といったところを考えてみてください。
僕はこの話を書くことで、この現実にあったことを言語化して、葛藤や迷いの根源を明確にしようと試みました。結局これを書いた程度では消化することはできませんでした。
正しいこととは何か、よく生きることとは何か。幸福とは何か。
それらに対して何か信仰したりや思考放棄したりでお茶を濁すことは出来なかった。
そこで暇な時に自分を徹底的に客観して省みたり、肯定したり。
または先人から何かを得ようと文学に足を踏み入れてみたり、哲学書を読み始めてみたり。
そして道に迷った先で筆を取り始めます。
実はカクヨムを始めたのはこの作品の続きを書くためでもあります。
続編を書くかもしれませんが、原案はオチ未定の人生です。つまり絶賛構想中です。答えを見つけたらいつかまた。