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I, Japanese Room.

 これは非常に厄介な作品になってしまいました。というかこの作品のためだけに解説を書くことを決めました。この作品が面白いと言えるかは僕は知りません。人工知能に関する話を、対話形式にしています。タイトルはもちろんアシモフの"I, Robot"から来ていますが、本筋とは一切関係ないです。ただ、"私は日本語の部屋"という意味の英語、というおかしさと、中国語の部屋で指摘するような人工知能を重ねた皮肉になっています。

 自我ってなんだろうな、というのをある種宗教的な(僕から見れば酷く雑な)方法で示した作品になっています。宗教的な意味合いの信仰を僕は持っていないのですが、自我を持つ、知性体ならではの、信じる(・・・)と云う行為が機械でも起こり得るのでは無いかと僕は信じています。

 現在の人工知能が人間を超えるかと云うのは、全くありえない話ではあります。しかし、何十年、何百年後かには、もしかしたらもう既に? それは分かりませんが、全然違う方法で、自我のある(人間が本当に自我を持っているのかは僕には分からないので、ここでは人間的なと云う意味で使っています)機械は誕生しているのではないでしょうか。

 そうなった時に、僕ら人間がどう受け止めるか。それが人工知能SFの醍醐味です。

 

 そしてこの作品については、読み方について解説します。

 この話は、"チューリングテストという条件の中で、機械である証拠を発見した機械を、最終的に人間だと認めた。"という話になります。

 一人称が明確に区別されています。注意しないと意味がわからない作品になります。

 そして、二人が明確に役割分担されていることがわかると思います。主観と客観です。質問者は主観、回答者は客観。感情と論理を二つに分離すれば、チューリングテストという手法に意味があることも自ずと分かるでしょう。

 最後に。目的やら何やらは、好きに想像してもらって構いません。ヒントは作中にあります。それを回収するのは読み手の皆さんに任せます。

 もしかしたらそのうちに同一世界の話を書くかもしれませんが、その時は全く別のネタで書くと思います。

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