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オジギソウの恋まとめ

オジギソウの恋2

僕はそのとき妙な感覚を否めなかった

彼女はなぜ大丈夫なのだ

僕の口をみて

僕はまじまじとかのじょをみたが

結果は同じであった

「・・大丈夫」

僕はそんな間抜けなことを言っていた

「何がよ」

何の上、そんな答えが返ってきた

「いやだから、体に何も変なことはない」

「無いけど・・・何かあるの」

「いや・・それがなんだけど」

しどろもどろに逃げようとする僕の腕をひっつかむと

それは駅前のハンバーガーショップ

爆弾に連れ込んだ

「・・・・で、聞かせて」

「・・・・それがなんだが」

僕はその、とても信じられないようなことを言う

しかし、彼女は飲み物も飲まずに

真剣に僕の話を最後まで聞いてから

「どうして私は大丈夫なの」

僕もさっぱり分からないことを言った

「もしかして、君も同じ一族とか」

かなり確率は低いが

そう言うこともあるかも知れない

「でも私、口を隠してないし・・そう言えば、この効果は、口なの、唇なの歯なの喉なの」

「・・・口・・としか」

「そう・・それで、何注文するの」

そこで僕が何も食べていないことにかがつく

と言うより

彼女が注文していたことさえ

あまり記憶にない

ここ最近、それどころか

たまに月一度会う親戚以外

まともに同い年の女性と話したことがない

そのせいで、記憶が曖昧である

と言うか、ものすごいスピードで

記憶が今現在進行形で進んでいた

そんなとき

何か声がした

「あれ、通じゃん」

僕が振り返ると

それは、今まさに、注文し終えた

あの金持ち3人ヤンキーだった

「・・おっお前等こそ」

「・・・え」

不意にさん人は

寄ってきながらも

僕が一人でいつものようにしているともったのか

前に一人女性が入ることに驚いていた

「・・あ・・あんた・・」

「どうした」

僕も実にあわてているが

しかし、何かあわてている人物を前に

精一杯

あわてることなく対応した

「いや・・それはどういう」

「どう言うって」

その間彼女はと言うと

ただ座っていた

「・・・・付き合って・・・うそ」

嘘である

付き合ってなどいない

しかし僕が誤解を解く前に

「そおうかそうか」

などとさん人で何を納得したのか分からないが

駅前に消えていった

「・・どうしたの」

「こっちが聞きたいです」

と、僕は思う

聞かれたので答えたが

「・・そう言えば、いつもなかいいよね」

「・・・あれは僕がいびられているだけだよ」

「そうかな」

「そうだよ」

「保健の先生と、なかいいよね・・そう言えば」

「・・・・親戚なんだ」

ちなみに、叔父の息子のお嫁さんなので

マスクは不要だ

「・・マスクしなくていいんだ」

「ああ・・それは」

そこで僕は説明に

少しながら

いや、大幅にためらいを感じた

唾液

即ち

それを交換することで

一応の血清のようなもので

うちの一族と

同じように、口をみても

大丈夫になるが

言うべきかどうか

「それは・・・」

「あら、珍しい」

そのときまた声をかけられる

そして、噂をすれば何とやらというのか

保健のやつであった

「あら、隅に置けないわね、何かいろいろ聞いていたと思ったら

その日のうちに実行

まったく」

などと勝手に誤解している

「あの先生」

「なあに」

不意に、僕の苦悩をよそに

彼女が、先生に言う

「どうして先生は、マスクをつけないんですか」

「ああ・・それはね、愛の力よ」

「・・アイですか」

「そう、これは、秘密なんだけど」

そこで何を考えているのか

僕にウインクすると

かのじょの耳元へ口を寄せて

何かをつぶやく

「え・・でも・・あれ・・おかしい」

「どうしたの・・いまさら、もうしたんでしょ」

「いえ・・・してません」

「え・・おかしいわね」

「先生何言ったんですか」

「え・・アイの力

いやそうじゃなくて」

「ああ・・キスとか何とか」

「・・・・・・・・・かえってください」

「でも気になるわね、どうしてこの子は大丈夫なのかしら」

「・・・」

「分かる通君」

「いえ・・僕も考えていたところで」

「そう・・まあ、恋する2人を邪魔するのはあるいし

でも、大人のことは、大人になってからよ」

「・・・・・・・・・・・」

気まずい沈黙をのこして

どこで食うのか

大量のハンバーガーを袋に詰めて

先生は手を振りながら窓ガラスを横切っていった

「すいません」

「いえ・・私もう帰ります」

「うん・・そろそろ暗いしね」

「・・・・・」

「どうしたの」

「いえ」

「・・・よかったら送ろうか」

「・・お願いできますか」

「いえいえ、年頃の男にとって、そんなものどこまでも行っても疲れないことです」

「・・お願いします」

かくして、僕は彼女の家の場所を知ることになった


「しかし、その親戚会議って何をするのですか」

不意に、彼女から疑問視でそんな言葉をもらう

あたりはすっかり暗く

コンビニエンスストアーや、住宅の明かり

街頭なんかが付いてはいるが

それでも、こう言うところを一人と、2人で歩くとなると

話は変わってくる

「うーーん、家族会議みたいなおもっくるしい響きだけど

実際は、懇親会というか、しゃべるかいというか

愚痴の会と言うか」

「・・・なんか面白そうね」

「そうかな」

「そうじゃないの」

「まあ・・僕は基本ちいさいこの面倒をみてるから

まあ、あんましゃべらないのもあるけど」

「同年代のこっているの」

妙に質の違う声で聞いてきた

「え・・ああ、札世おばさんとこの本好きの照子何て、僕と同じ年だな」

「へえ・・学校は」

「・・うん、ここからふた駅の絶えずの」

「ああ・・車でさんじゅっぷんくらいの」

「うん・・・どんな話するの」

「え・・まあ何というか」

「・・どういう」

「面白くないよ」

「どんな」

「・・・たとえば、いつ誰が告白してきたとか何とか

全く持って・・・それなのに、学校では

ものしづずかだとか言うんだから

信じ難い」

「・・そう・・・でもそう言うのは・・まあいいや」

「え・・」

「あっここ・・ありがとう」

そう言って彼女は、ペコりとお辞儀をすると

一軒のビルの中に入っていった

自分の家が一軒家であり

そう言うマンションをみると

どこか違うなーと思ってしまう

そのもりに挟まれたような場所にある近代物は

ひどく世間離れした

代物に見えて

自分が田舎くさく思えた

ふと、いつまでもここにいても危ない奴に思われかねない

それに最近は物騒だ

そう思い

僕は

急いで、帰宅するのであった


「どうしたんだ」

久しぶりに岩さんが喋った

いや、僕が余りに喋らなかったと言うべきか

僕は児童相談所のような、場所にきていた

子供のころからきているから

別に悩みなど無くても

いつの間にかここに来ていることが多い

そして、何もやることもなく

ただしゅくだいをしたり

本を読んだり

昼寝をしたり

特に決まったこともなく

グダグダしている

そんな僕が

今日は気が付くと

いつも岩さんが座っているテーブルの前で

何をするわけもなく

ただ座っていた

何をしていたのだろうか

僕自身言うべきか言わずべきか

みたいなことを悩んでいたのか

しかし、どうも耐えきれなかったのは

岩さんのようで

一時間後くらいに

ついに

「どうしたんだ」

と、僕に言ってきた

「・・ええ・・それがなんだけど」

「ほうほう・・恋人が・・はははははああはあああははあ」

「・・・・・」

この人は、なんか良く笑う

普段笑わないのに

こう、突然大声で笑い出す

「・・違うから、ただ、少しおかしな人で」

「そうかそうか」

「・・・まあ、そう言うことだから」

「・・それでいつ告白するんだ」

「いや違うから」

「そうか・・ならいいが

どうせなら、連れてこい」

「・・・」

あまりゲットな言葉はしないが

しかし、たまに大事なことはそう言う強い言葉を話すことがある

そうなると、この人の数少ない何か大事なことなのだろう

「まあ、暇なら」

「わしの寿命も」

この人の年齢を知らないが

しかし、今日明日死ぬような老人ではなくおじさんだ

「ああ・・しかし、本当に、あまり面識がないんだ」

「それじゃあこれをやるよ」

それはそう言うと

いろいろとよく見たことはないが

書類が入っているらしい

長机の、下の収納スペースから何か本のようなものを取り出して

僕に渡す

こう言うとき

わざわざ立ち上がり

僕に渡すところに

字の書いてあるものを

大事にしている感がある

前に、と言うか、初期の初期に

字が書いてあるものを踏んで

怒られた記憶がある

それ以来あまり怒るどころか喋った記憶はない

そうなるとなかなか鮮烈な記憶でもある

「・・・なんだよ」

僕はそれをあけてきが付いた

「恋愛読本」

果たしてこんなものを読んで

しかし、もう用は済んだと言わんばかりに

イスに座る岩さん

「・・さようなら」

「ああ」

それは片手を上げる

僕は本を持つと

そのまま帰宅した

途中の電車で読むのもはばかられ

自宅で深夜、僕はその本を開く

「第一章 恋とは」

恋とは実に意味難解なものであり

それを追い求めることは

人生に意味を求めるほどにおろかであるが

求めないのもまたおろかである

しかし、意味など考えない恋愛もあれば

意味を考え、それでも分からずに終わるのも

また恋愛

自由な恋愛を恋愛して欲しい

「・・なんだこのなんかい文は」

「第二章実戦と経験」

古今東西

いろいろな女性がいる

中には男性をターゲットとした場合

別書ダンディー×ダンディー恋愛本を読んで欲しい

さて、この世の中の女性をゲットすることは

釣りよりも難しい

なぜなら、世の中の激流は

常に日々進歩している

男の場合は、対して、進歩もなく

原始時代からそう代わりはない

なぜなら、馬鹿だからだ

しかし女は違う

男を馬だとたとえるなら

女は御者であり

操る側の人間だ

世の中には、操られているようで

操るなんて言葉があるが

恋愛に関しては

女が制御していた方が

男も幸せであると言うものだ

特に結婚生活においては

それが一時類しい

その詳しいことは

結婚とはに、おいて、お買い上げいただきたい

では、まず恋のはじめ方について

それは千差万別

きっかけは様々であるが

今現在の社会において

恋というものが実にしにくくなっている

それは、ドラマやゲームパソコンななどなど

いろいろなものが情報を提供するため

本来の恋ではなく

情報の中の恋と言う、実に残念な結果になることが多い

それももちろん恋だが

しかし、恋とは実に千差万別

いろいろと形を変えるものであるからにして

縛られる無かれ

それは、形なき本能でもあり

理性でもある

ここは言葉にしない方が良かろう

では、残りの、実践に関してだが

もう、それは、気力体力

誠心誠意

気持ちを、伝えるのみに準ずる

しかし、気張りすぎるのもまた長続きしないが

がんばらないのもまたどうもいけない

それならどうすればいいか

其れは好きにするが良いい

現在は自由恋愛が認められている

と言うわけで

恋愛バンザーーイ

「なんだこれ」

僕は宿題をほおりだして

その本を別途に投げて

そのまま寝ることにした


「君のことが好きだ」

放課後の暗闇

僕は彼女にそういう

「ごめんなさい」

其れはそういうと立ち去る

「そうだよな」

かくして僕の恋は終わることになる

まるで、夜のオジギソウのように

その葉を閉じて、引きこもりの人生

僕に朝は来るのか

「起きなさい」

だれだ、僕の絶望を起こすのは

「ほら、通」

「ううう」

そこで僕は目を覚ます

何て夢だ

しかし、夢で良かったようなきもする

パンを食べ

トイレに行き

歯を磨き

代わり映えしない制服を着て

外にでた

もちろんマスク着用である

ちなみにメロンの香水を、昨日付けられたせいで

どうも甘ったるい

しかし、最近うちの一族ではやっているらしい

太っている殻子おばさんは、バニラエッセンスを付けて

何でも空腹を紛らわせるとか何とか、テレビでも見たらしく言っているが

いつまで続くのか

とにかく、僕は学校に登校を成功する

今日も

今のとこ、特に変わったところはない

はずだった

「よう」

僕はなんとなしに、金持ちさん人組に挨拶した

「ああ」

「ええ」

「よおお」

「どうしたんだ」

つい言葉を返してしまった

そんなこといったら

長話にエンドレスで付き合いかねない

「いや、・・おめでとう」

「・・・・」

「・・知らなかったよ」

「・・何が」

「・・・・・私らのことは、もう必要ないな」

「え・・なんの」

さん人はそれぞれ言うと

いつもとは違い

女子トイレには入っていった

「・・どうしたんだ」

と、そこまで言って

僕は昨日のことを思いだした

鈍い鈍いと思っていたが

どうもこう言うときだけ鈍いと

何ともいえない

「・・・誤解だ・・」

「おはよう」

そのとき僕はそんな言葉をかけられた

「・・おはようございます」

誰かは知らないが

明らかに僕に声をかけている

僕が振り返ると

「ああ」

其れは、彼女であった

「昨日はありがとう」

「いやいや・・」

「またお茶しない」

「え・・」

「あっ・・イヤなら」

「いや別に」

「・・・・・・大丈夫」

「うん」

どうやらいろいろと頭がこんがらがっているせいで

顔にでているようだ

「それじゃあ」

彼女はそういうと

先に教室に

「いや・・熱いね」

何かいやな感じがして

また振り返ると

そこには、女子の一角

只野 さんが居た

彼女は今まで僕をとうまきにしていたが

しかし、いじめのトップとしてなだたく

自分としては、出来るだけ避けるべき人物であった

何故なら、このマスクの被害者を

一番だしかねない危険人物である

「いや、ちょとね」

「何」

「宿題教えてもらったんだよ」

「そう・・聞いてないけど」

「あはああああは」

「うるさい」

まずい、岩さんの癖が移ってしまった

最近おじさん臭くていけないと思うことが少なからず

「あっ、チャイム」

「・・・・」

かくして僕は息苦しいなから

ようやく

水から息をしに出たように

教室にはいるのであった

 授業は、数学であり、いつものごとく、プリントが山のように配られた

この先生の場合、終われば後は自由行動であり

一見放任主義に見えなくもないが

自らがやることが一番

とか何とか言っている

僕はとりあえず

分かりそうなものから取りかかり

後は教科書をみてやることにしたのだが

「おい、答え見せろ」

不意にそんな声がしてきた

しかし、僕という優等生でも何でもない人間の答えをみたいなど

どこの物好きだろう

そんなことを思いながら

横を見ると

案の定只野嬢である

「・・・成績いいのに、どこが見たいんですか」

「私は少しやすむからその間にやっておいて」

そういってプリントを机の下に

押し込もうとした

「ははは、冗談きついな」

これは実にまずい

僕は数学が苦手だ

このただただ決まり事に割り切ったような世界観が

どうも好きには、なれない

いわゆる、体育 図工 国語 理科タイプなのだ

それにしても急になんだろうこの人は

いつもであれば、こういうきつい態度は

周りにやらすと言うのに

何か起きたというのか

「やれないって言うの」

きつい調子で言う

「まあね」

「それじゃあ、私の教えないさいよ」

「・・・・・・・・・」

どういうことだ

気まぐれだろうか

いつもこんなもの単純とばかりに

ものすごいスピードで終わらせて

友達と喋っているような人が

「教えなさい」

どういうことか

僕の宿題を遅らせて

楽しもうというのか

げせんのものにたまには教わってみたいという

貴族思考か

「・・・無理なの」

「・・いえ」

断る言葉も分からず

ただそんなことを言ってしまったが

良かったのだろうか

結果として、僕が教わることになったが

それでも、時間を余裕で終わらすことに成功した

いつもなら宿題としていえに持ち帰ることになり

+帰り際のおみやげと称した

プリントももらうのだから

もはや借金プリント状態だ

別に何も対価をもらっていないが

・・・・いや違うのだろうか

まあいい、とにかく僕は

ありがとう

そういう言葉を発してみようかと

彼女を見たとき

「ねえ、付き合わない」

そんな単語が近くから聞こえてきた

かなり大胆だ

そういうことは僕の生きている限りにおいて

そうそう、見聞きしたことさえないことだ

「・・・」

誰だろう

僕は耳を集中的に研ぎ澄まし

あたりを伺う

分からない

一応に

周りを見るが

こちらを見ている

只野

そして、周りもなぜかこちらを見ていた

・・・僕何かやったのだろうか

「どうなの」

「・・・・」

其れがどうやら、僕に対して言っていることが目に分かる

「ああ・・・勉強を、教えてくれるってそういうこと

いや、そういうのはあこがれがあるけど

いいのかな」

「・・・・良いけど」

良いらしい

「其れじゃあ、お願いします」

「うむ」

なんだ、うむって

もはや私語よりも死んでいる

分類の消滅言語ではないか

其れも老人ではなく

この貴族が言うとは

「・・・・それじゃあ」

僕はめったやたらと声を出さないが

きょうはなんか喋ったなと思いながら

またトイレに立てこもるのである

僕のトイレの立てこもり場所として

一番使われるのは

地下の図工室や、危険薬物なんかがしまわれている

階であり、授業がない限り

ほとんど人なんてこない場所だ

そして臭いも少なく

僕としては実に良い

地下と言うことで

夏は涼しく

冬は暖かい

ただでさえ、暖房器具が設備されているので

言うことはない

さらには、空気設備も、この学校では一番良く

絶えず空気の入れ換えが行われている

さらに、最大の理由として

妙ちくりんな噂が流れている

それは、「花子さん」である

あの有名至極

誰もが知っている

トイレ界のアイドルとかしている

有名妖怪である

しかし、どうもその一端が僕にあるらしいことは

噂を聞き思う

何でも、開かずのトイレがあり

其れをあけると転校すると言うものだ

・・・・見に覚えがありすぎる話である

僕が入学初期のころ

この場所を見つけた配意が

度重なるいじめにより

僕の居場所に水をかけたりなんかしたり

しまいには、あの暴挙

マスクをとってしまう

そのせいで、いよいよその噂が真実味の噂になり

教師陣は諸より

新聞部から一時期逃げることに懸念がなかった

しかし、もう、最近はそんな、輩は、だいぶ減ってきている

そして僕も徐々にその行動範囲を広げていることにより

その確固たる事実は

何とか柔らかく移動していると思う

かくして、今日は火曜日であり

何となくこの日はここにいる

 ・・しかしどうだろう

僕に勉強を教えるって

なぜそんなことを

そう考え始めると

どうもいやな気分になってくる

いろいろと緊張するだけで

いよいよ僕の学園生活が苦しくなっていくのでは

「・・・いや待てよ・・・もしかしたら」

そんなとき、チャイム五分前を知らせる

小チャイムがなる

「・・まさかな」

僕はぴったり五分で教室にはいると

本チャイムが、鳴り響いた

「毎日、どこ行っているの」

不意にとなりからそんな疑問が出てきた

「いや、ちょっとね」

「答えになってない」

どうしても聞きたいらしい

守秘義務とプライバシー保護を

「・・いやー、どうも下痢気味で」

「毎日」

「。・え」

「何でもない」

何だろう、知っているのか

・・いや、実は僕が知らないだけで

皆が知る公認の事実だったりするのか

・・・こんど、あのさん人に聞いてみるか

・・でも、隣のクラスだしな

「其れでどうなの」

国語の授業である

出来れば真剣に聞いていたいものだが

隣からそんな言葉を出され

僕は、「何が」

と、前を見ながら聞く

「・・トイレよ」

「・・・いやはや・・・どうも緊張症で

あそこがいいのです」

「どう・・・ならわたしが話し相手になっても良いわよ」

「・・いやそれは・・」

正直微妙なところである

僕は基本喋らない

其れは喋ろうにも

喋る、レベルがあわないのである

喋るときは喋るが

喋らないときは喋らない

どちらにしても、会話とは一体状態なのである

「・・いやなら」

「・・・それじゃあ、お願いします」

「本当」

なんだ、この人は

目を輝かして

そこまでそんな顔をされると

何ともいえなくなる

しかし、妙なことをうなずいてしまった

これで疲れなければいいが

いや、休むべきだろうか

「それじゃあ、お昼は一緒に食べましょう」

地獄だ

こいつはいつも、数人の男子や女子と

教室で食べている

僕はと言えば

中にわの日陰で

高速で、食し

残りのじかんは

トイレで過ごすのだ

・・・ジーザス

同い年が苦手な僕が恨めしい

刻一刻と時間は過ぎる

僕は、これほど国語よ終わるなと言ったことはどれくらいあるだろうか

きっとない、たぶん絶対になり

そして、この緊張感は、体育測定で、持久力走をするくらいに嫌なものである

「其れでなんだけど」

不意に声をかけられる

もちろん横であった

「・・どこで食べようか」

彼女の右手には、包まれたお弁当が握られている

少なくともこれから、帰宅するなんてことはなさそうだ

「そのことなんだけど」

一回だけで後はまたいつも通り

もしくは、あのさん人金持ち軍団に、逃げ込むのが

最悪的最終手段だろう

「何」

無邪気としか言いようのない顔

しかし、其れとは反対的に

僕はどうしてこれほど後ろ向きに迷い

そして疲れているのか

どういうことか

私は休んだ方がいいのだろうか

「・・・いや」

僕の危惧は

杞憂に終わらなかった

まさに地獄である

もうなんか、ストーブにおかれた氷ほどに

僕の精神は消耗して蒸散していく

もしかしてこれをねらっていたのか

実力行使どころか

僕という人間を

今度は一見、仲間に入れて、ほごしているように見えて

実は、いつ死んでもいいような

そんな状態に

「うぎゃーーーー」

精神が叫ぶが

じかんは無意味に流れていく

話に入れない

内容が分からない

つまらない

一つ

ご飯をお弁当箱から

橋で摘むの持つかれる

ああ・・何をしているのか

最後らへんは

只野のみが、僕に言葉をかけるが

僕の返答は、実に的外れに

ああ・・うん、とかだっただろう

何をがんばれと

どうがんばれと

このくだらないものを

くだらなくないと考えろと

はぁあーーー

いつの間にか

マスクを除いて

僕の精神は

実にひねくれている心配をしなければいけないような気がした

「それじゃあ」

誰とも無くみなせきに戻るが

僕は同じ席なので

弁当箱をしまうだけだ

「・・・もう少し話した方がいいよ」

僕の横で間違いなく

只野が言った

「あの」

「何」

「ちょっと話がある」

「え」

僕は只野を連れて

階段の踊り場にきた

ここはあまり人がこない

ワースト4である

「自家調べ」

「なに」

僕を見る

どこかそわそわしている

別に長年の恨みをここで暴力によりはらそうと言うものではないと言うのに

「・・悪いけど、昼は、誘わないで良いよ


「え」


「それじゃあ・・あと、ありがと」

僕はそのまま去る

後ろからは声はなく

しばらくしてチャイムが鳴る

しかし、彼女は戻ってこなかった

のこりにじかん

・・妙なこと言っちゃったか

しかし、物事はしっかりと言った方が

人はきず付かないと読んだことがある

「・・・・」

僕は中間休み

隣のクラスの廊下に出た

案の定

奴らは壁を背に

話している

「なあ相談がある」

僕はさん人ヤンキーに言う

どうも珍しいのか

目を丸くしている

「場所は」

「それじゃあ」

僕はハンバーガーの店を言い

そのまま元の教室に戻る

約束を取り付けるだけで

大きな進歩といえよう

「・・・・・」

休み時間が過ぎ

奴は帰ってきた

しかしどうもなんかおかしい

いつもの威圧感がない

何だろう

時間は過ぎる

教師に当てられても

珍しく

場違いな回答をしている

「・・・・・」

時間は過ぎ、放課後になる

いつもであれば、僕に嫌みの一つでも誰かに言わせるが

今日はそんなことはない

それどころか、帰り支度を始めていた

・・・・・

僕もいつものように

早めにしたくをしていたので

誰よりも先に

教室を出た

危険地域は、出来るだけはやくでたほうが良い

いつ何時何があるか分からない

それなら其れを回避した方がいいだろう

「・・よう」

不意に声をかけられたのは

学校を出て、しばらくしたころだった

振り向くと

肩で息をしている女子が居た

「ああ」

さん人ヤンキーの一人であり

残りも同じように居た

「どうしたんだ」

其れは単刀直入に聞いてきた

「それが」

僕は、今日の一連の怪奇行動について

言う

「・・・分からない」

「だろ」

「お前がどこら辺が分からないかは知らないが

これがいじめなのか

それとも」

「それとも」

・・・・

「恋なのか」

「魚の」

「・・・」

睨まれる

自分で振っておいて

ふざけるなと言うことか

「・・・しかし・・・・僕はつきあうつもりなど」

「そうか・・そうだよな、お前にはもう居るしな」

「え」

「ほら、昨日の」

そこで僕は間違いを正すべきかどうか迷う

こいつらしんじるだろうか

いや、言っておくべきだ

僕は、昨日の一連の事故も話しておく

「・・・・・そんな秘密が」

そういえば、なぜ話さなかったのかと

今更思うが

別に話したからと言ってばらすべき事項ではないとも思った

「・・・それじゃあ、付き合ってないんだな」

「うん」

「俺じゃあだめかな」

「・・・・・・・・・・・・・」

僕は飲もうとしたストローを、飲むことなく置いた

今、ハンバーガーショップにいた


「私も」

「・・僕も」


残りの二人も、言う

そういえば、このさん人


ハンバーガーショップにきたにもか変わらず

僕のおごりだというのにも関わらず

何も注文しなかった

それどころか何か思案顔でさえあった

「・・・・どうせなら、さんいんでもいいけど」

「・・いや・・それは」

「だめかな」

「・・・・・・・・・・ちょっと待ってくれ」

いま、改めてこのさん人を見ると

別に悪くない

と言うよりも

良いだろう

しかし、柄の悪さが、其れを隠して居るともいえる

ヤンキーでありながら

ヤンキーらしくない

そこら辺が

辺りと壁を作っている

ようにも・・・

「ま、其れじゃあ行くわ」

「え」

「まあ、考えることもあるだろうしな、みないこう」

「ああ」

「うん」

かくしてさん人は

店から出ていった

「・・・・僕に友達はいないのか」

僕はそんなことを考えていた

・・・一人いる

そこで思い出したかのように

僕は店を飛び出し

あの、児童相談所に向かった

其れはそんなとき

「やあ」

良く声をかけられる日だ

そう思いながら

誰だろうと

思案していると

自転車が僕の前でとまる

「・・・・」

其れは昨日の彼女であった

「ああ」

僕は気のない返事をしてしまう

「どこに行くんですか」

「え・・ああ・・その、児童相談所」

「へえーまた何のよう」

怪しまれたか

この年でそんなところに行っているのは

・・・まずい、これで彼女が僕を避けることに

「・・いや、知り合いが居て」

「お邪魔して良いですか」

「ああ・・べつに」

どういうことだ

何が楽しくて児童相談所になんか

と言うか、どうしていきたいのか

「でも、昨日はありがとうございます」

「・・何かしたっけ」

「いえ、特には」

「・・・・」

「冗談です、いえに送ってもらいました」

「ああ・・其れくらいなら」

「・・・其れでなんですけど」

「はい」

「毎日付き合ってもらえませんか


「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「あの話がある」

「はい」

「付き合ってもらえないか」

「勉強会ですか」

「いや・・あ・・いや・・・その、おつき合いを」

「良いですよ」

そのときになり僕の妄想と思われた

あの、只野の言動が

このときになり理解していなかったと思う

ことに気が付く

「・・・・」

なんかそんなことを言ってしまった後

僕たちは特に話すこともなく歩いていた

それでも、何も違和感がないことが恐ろしい

過去にあって居たのだろうか

いや、だとしても、僕は同い年は皆平等に苦手だ

「・・あ」

そんなとき僕は声を聞いた

前を見ると

そこには、只野が居た

「・・・」

さん人とも

声もかけない

ただ、只野だけ立ち止まっている

僕たちは、ただ歩いていた

只野も歩く

そのまますれ違った

違った

すれ

しばらく歩くと

ようやく、児童相談所に着く

「ここだよ」

「へー知ってましたけど、来るのは初めてです」

「そう」

僕たちがいつものように中に入る

そのままこの建物の一番奥にある

岩さんの仕事場に向かった

「・・いない」

おかしい、いないのであるが、電気はついている

こういうことに厳しい人だったが

そう思ったが

僕は部屋に一歩入って

驚くべきものをみた

岩さんが寝ていた

と言うか、顔の表所から

昼寝ではなく

倒れている

と言うべきだろうか

急いで僕はそれに近寄った

「どうしたの」

後ろで彼女の声がしたが

気にしていられない

「あ」

彼女の声がする

「待って」

また声がする

どういうことだ

「まだ動かさないで」

彼女は僕のすぐそばに倒れている

岩さんに近づくと

「・・・まずい」と言う

彼女は、その手を首筋に当てている

「急いで心臓マッサージ」

「あ・え・」

僕はそのとき、焦ると同時に

あることを思った

もしかしたら

僕はいを決して

マスクを取ると

そのまま岩さんの両目を

めい一杯開く

そのとき

「動いた」

彼女の叫び

僕は少し離れた

「・・・何で・・・マッサージもしてないのに」

彼女は、こぎ見よく

まるで骨を折りかねない強さで

マッサージを繰り返す

僕は其れを

間近で見ている


遠い昔、とある城に姫様が居て

その姫様に

恋心を抱いた青年が居た

ある時、その姫が病気になり

あらゆる医者に見せたが

誰も、直せない

その心臓は、徐々に脈をよわめていった

そんなとき

その青年が、この姫様の前に行き

その口を覆っていた布を取った

すると、たちどころに、心臓が、動きだし

顔色も良くなった

しばらくともにした青年だったが

彼女がまともに歩ける前に

その町から居なくなったという


「・・・つまり、ある時は、忍びであり、ある時は、医者であったと」

「うん、まあ、忍びというよりかは、侍の身分だったけど」

「・・・でも、このあと岩さんどうなるの」

「・・・まあ、このまちにはいないほうが良いかな

どちらにしても、今日、岩さんの定年退職の日だったから・・・良かったのかも知れない」

「大丈夫」

「何が」

「だって、唯一の居場所だったんでしょ」

「ははは・・・どうだろ・・」

「・・・・・」

「でもまあ、退職したら、このまちをでるみたいなこと言っていたし

岩さん的にはベストタイミング

僕もそろそろ卒業と言うことかも知れない」

「・・・・でも、居場所って案がないものよ」

「・・・・そうかな」

「さあね」

「・・・」

今岩さんは、大事をとって救急車で、病院にいる

どうやら、脳溢血だったらしいが、詳しいことは分からない

「・・・それでなんだけど」

「なに」

「・・・・これからどうするの」

「何が」

「・・・・・・私に決めて決めてくれたのは嬉しいけど

ほかの人たちは」

「・・断るけど」

「そう」

かくして、また、夜がやってくる

果たしていつまでも続きそうなそのサイクル

僕はいつまで続けるのだろう

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