表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の村長さん  作者: 神楽 弓楽
二章 村長たちの村おこし
35/114

33 「村人達の盗賊討伐」

「ぁあん? 」


 酒をたらふく飲んで気持ちよく寝ていたゴドフリーは、耳を劈くような轟音と天井から小石を振らせるほどの地響きで目を覚ました。


 粗末なベッドから体を起こしたゴドフリーは、「敵襲! 」と叫ぶ仲間の声で半ば反射的に壁に立て掛けてあった金棒を握り、部屋の片隅に置いていた傷だらけの防具を引っ掴んで扉代わりの粗末な布を押しのけて部屋の外へと出た。


 通路には、ゴドフリー同様に叩き起こされた仲間の盗賊たちが武装して洞窟の入り口に向かっている姿があった。ゴドフリーもその集団に加わり、洞窟の入口へ向かいながら防具を手際よく身に着けていった。



「ったく、見張りの野郎何してやがるんだ。生きていやがったら俺がぶっ殺してやる」


「ギャハハ! おい、ナクシャード。あんだけ大口叩いといてどの罠にも敵さん引っかかってねぇみたいじゃねえか。役に立たねぇなぁ」


「……黙れ。顔を近づけるな。口が臭い。耳が腐る」


「んだとコラァ! 敵の前にお前をぶっ殺してやろうか! アァン! 」


「男かなァ女かなァ……ァあ、今日は素敵な悲鳴が聞けるかなァ。」


「ヒヒヒ、腕が疼くぜェ。早く殺りてェなァ」


 口喧しく騒ぐイカレタ仲間達を余所にゴドフリーは籠手を腕に嵌めながら、この狂人揃いの盗賊団の拠点に夜襲をしかけてきた命知らずな敵を推測していた。


(今日の不寝番は確かカザイルとルノフとニコフの3人だったな。ニコフは、森に潜伏して警戒していたはず……なのにこうして事が起きるまで誰からも敵の知らせがなかったということは、ニコフの目を欺むほどに隠密に長けた奴か、知らせる前に無力化できる相手ということか。相手はそれなりに腕が立つと見ていいな。冒険者……いや、傭兵か? 前に襲った行商人は冒険者ではなく傭兵を雇っていたな……ということはギルドからの報復……それにしては動きが早すぎるか。騎士団も他領に逃げ込んだ俺たちを追ってくるのにはいろいろと時間がかかるはずだ……だとしたら今回の敵はどこの奴らだ? )


 イカレタ狂人ばかりの盗賊団の中で過去には戦で名を上げたこともある古強者であるゴドフリーは比較的頭が回る方だった。自分たちがあちこちで恨みを買っていることに自覚があるゴドフリーは、予想できる敵を挙げては潰していく。しかし、これといった敵の正体がわからないとなるとゴドフリーは、あっさりと思考を放棄した。


 この盗賊団がイカレタ狂人たちばかりであるようにゴドフリーもまた戦が無くなると無差別に人を襲うイカレタ戦闘狂だった。敵が心奮わせる強者であればゴドフリーとしてはそれでよかった。その点、洞窟を揺るがした敵の攻撃や、腕の立つ見張りに気付かれることなく奇襲をして見せたことから今回の敵は騎士団以来のゴドフリーのお眼鏡に適いそうな敵だと期待できた。


「どこのどいつだかわかんねぇが――」


 ゴドフリーは、金棒を握り締めて口元を釣り上げる。


「精々俺を楽しませてみろ」


――そして、やれるもんなら俺を殺してみろ。


 残虐の限りを尽くす悪名高き盗賊団【夜鷹の爪】、その高額賞金首の1人【狂い鬼】の悪名をもつゴドフリーはまだ見ぬ強者との戦いに戦意を沸々と高ぶらせていた。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ゴドフリー以下18名の盗賊たちが洞窟の入り口に辿り着いた。

 入口の天井部分はごっそりと抉り取られ、入口の地面にはその瓦礫が積もっていた。天井部分に出来た損傷の割に瓦礫の量が少ないのは入口の前で仁王立ちするサタンの一撃でその大部分は消滅していたからだった。


 盗賊たちは自分たちが明かり代わりに生み出していた光球によって照らされた異形の姿をした赤い瞳のサタンと妖鈴を見てどよめいた。


「角の生えた赤い瞳……」


「ウッ、それにこれほどの瘴気……! 」


「悪魔か! 」


「それも上級相当の正真正銘の化け物かよ……! 」


「ウッヒョー! あの淫魔、いい女じゃねえかよっ」


「キヒッ、キヒヒヒッ! あ、悪魔! ち、血が滾るゥ! 」


 可視化するほどに濃密な瘴気を纏うサタンと思わず息を呑んでしまうほどに魅惑的な肢体をした妖艶な妖鈴の体には人にはない角や羽、尻尾が生えており、明らかに人とはかけ離れた姿をしていた。それを目にした盗賊たちからは驚愕や歓喜、納得などが入り混じった反応が湧き起こった。


 そこに怯えや恐怖が混じらない辺り、いかれた狂人たちらしい反応である。


 ゴドフリーもまた、相対したサタンの威風堂々とした異形の姿を見て堪えきれない程の歓喜を感じていた。


 自他共に戦闘狂いと認めるゴドフリーの人生は闘争で作り上げられていると言ってもいいほどに人種、魔物問わず数多の敵と戦ってきた。当然、その人生の中には悪魔と戦ったことも何度もあった。


 亜人に属する悪魔は、本来なら人の住めない瘴気で満ちた魔大陸で暮らしている種族ではあるが、稀に人が住む地に姿を見せることがあった。その理由は様々であるが、その中には強くなる為に戦いを求める者が多くいた。その者たちは国と契約し戦争に参戦することがあった。


 並みの悪魔であれば瘴気対策さえしっかり出来ていれば、雑兵数人で対処できる程度の力しか持たないが、悪魔の中でも強者に位置する上級悪魔となると話が変わる。上級悪魔が纏う濃密な瘴気は猛毒であり、何の対策もなしに浴びれば生きたまま瘴気に犯されアンデットと化すほどであり、並みの人を遥かに超える強大な力や魔法は、時に一体で戦況を左右するほどの影響を発揮した。


 ゴドフリーはそんな上級悪魔とも戦ったことがあり、その戦いには勝利したもののその当時所属していた傭兵団が半壊するほどの被害を出しゴドフリー自身も満身創痍になった死闘を経験していた。



「さぁやろう(戦おう)ぜ。ちょっとは俺を楽しませてくれよ盗賊ども(人間ども)


 ゴドフリーはサタンを一目見て、目の前の拳を構える悪魔が、その上級悪魔と匹敵するどころか凌駕する力を持っていることを本能で悟った。ガタガタと全身が震えた。


 それは畏れからくるものではなかった。ゴドフリーの口元はこれ以上なく釣り上がっており、ゴドフリーは歓喜から体を震わせていた。


「クハッ、クハハハ、クハハハハハハッ!! 」


 ゴドフリーは狂ったような歓声を上げ、金棒を持ち上げる。


 それを妖鈴に魅了されてフラフラと前に出た盗賊の頭へと振り下ろした。グシャッという肉を打つ鈍い音が響き頭を潰された盗賊は、地面に倒れ伏す。



 淫魔(サキュバス)に魅了された者は、淫魔の手駒となり時には仲間であった自分達にも牙を剥く。

まともな感性であれば魅了された仲間は極力傷付けずに無力化するところだろうが、悪名高い狂人揃いの【夜鷹の爪】の盗賊たちがまともである筈がない。ゴドフリーだけでなく、妖鈴の魅了に抵抗した盗賊たちは近くの魅了された盗賊たちを躊躇いもなく始末した。


 自分に刃を向けるというなら仲間であろうとなかろうと誰であれ殺す。


 それが、【夜鷹の爪】である。

 妖鈴に魅了された者は仲間であるはずの盗賊たちの手によって瞬く間に無抵抗のうちに斬り伏せられていった。


 ゴドフリーは仲間の血でべっとりと赤く染まった金棒を振り上げて13名に減った仲間に向かって叫んだ。


「おいテメェラ! ここが俺たちの死に場所だ! 騎士団の時よりも極上の死に場所だ! あの時、死に損なった奴は派手に死ね! 死にたくねぇ奴は死ぬ気で戦え!! 最後が夜ってのは悪くねぇ、今宵は血の宴だ! 」


 ゴドフリーの言葉に盗賊たちは狂ったような喚声を上げた。


「へっ、男ならそうなこなくっちゃな! 」


 自分を前にして戦意を滾らせる盗賊たちの反応にサタンは嬉しそうに笑って隣の妖鈴に呼びかける。


「妖鈴、お前は下がってろ。これ以上、獲物が減るのは面白くねぇ」


「いいわよぉ。私も味見する前に死んじゃうのは本意じゃないしねぇ。それで構わないわ。でも何人かは生かしておいてねぇ」


「おう、善処する」


 妖鈴がサタンの後ろへと下がるのと同時に、盗賊たちは一斉にサタンに襲いかかった。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆





――ォォオオオン


 絶壁をよじ登っていたカケルは遠くから聞こえた砲撃音のような轟音と微かに壁が揺れたのを感じた。


「始まったか……」


 高まる緊張にカケルはゴクリと喉を鳴らす。


 現在、カケルたちは正面から襲撃をしかけたサタンたちを含めて5つの部隊に分かれて行動していた。カケルと天狐、そしてゴブ筋の3人は、盗賊たちの主力がサタンたちに向いてる間に別の入口からの潜入を試みていた。


 盗賊たちが拠点としている断崖絶壁に出来た天然の洞窟の入口は1つだけでなく、人が通れる大きさの穴が断崖絶壁には、いくつも空いていた。今カケルたちが向かっている場所は、地上から十メートルほどの壁に空いた穴だった。


「敵はやっぱりいないか。【光よ(ライト)】」


 絶壁の僅かな出っ張りを掴んで腕力にものを言わせてよじ登ったカケルは、穴を覗き込んで敵がいないことを確認するといつもより光量の弱い光球を生み出した。


 断崖絶壁の中にできたこの洞窟は基本的に地下へと伸びていく構造をしているので、カケルが立っている空洞は、盗賊たちが拠点としている空洞には通じてはいるもののほぼ垂直に交わるような構造をしていた。


 カケルは、少し進んだ先にあった大きな縦穴の縁に触れる。縦穴の側面はでこぼことしていたが、少し力を入れただけで折れるほどに脆かった。


「これだと壁を伝って降りるのは危ないな。天狐、頼めるか? 」


「ええ、任せて」


「ありがとう。助かる」


 カケルの礼に天狐はふふっと笑みを浮かべた。


「さぁ、出番よ。来なさい【召喚(サモン)白狐(びゃっこ)】」


 天狐が着物の裾を振り払うと、裾が白く燃え上がり、その白い炎の中から三尾の白狐が1体飛び出すように現れた。


「ゴブ筋、あなたはこの()と一緒に降りてもらってもいいかしら? 」


「問題ない。……よろしく頼む」


「キューン! 」


 白狐に対してゴブ筋が小さく頭を下げると白狐は任せて! とばかりにその場で宙返りをして応えた。


「さっ、カケルしっかり捕まっててね」


「お、おう」


 天狐はカケルを胸に押し当てるようにギュッと抱きしめて密着する。カケルは、着物越しからでもわかる天狐の柔らかい肢体に心臓の鼓動を跳ねあがらせつつ、天狐の背中に腕を回してぎゅっと抱きしめ返した。


 うふっとひとつ笑みを漏らして天狐は神通力でもって体をカケルごと浮かばせる。そして、そのまま深さ20メートルはある縦穴に飛び込み、底へとゆっくりと静かに落ちていった。






「あ、天狐ちょっと待って」


 穴の底まで、すぐそこといったところでカケルから制止の声がかかった。天狐は、すぐにカケルの意図に気付いて神通力を強めて、その場に停止した。


「【暴かれる罠(エクスポートリック)】」


 顔半分を天狐の胸に埋もれさせながらカケルは、天狐の背中に回していた腕を解いて右手を下へと向けた。カケルの右手から放たれた紫色の光弾が天狐たちの真下で弾けて、空中に刻まれていた無色透明だった魔方陣を紫色に染め上げる。


「結界……なのかしら? 」


「いや、魔法罠(マジックトラップ)の一種だと思う。多分、人が通ると感知して反応するタイプ。効果はなんだろう? ……警報、いや崩落かな? 俺の知っているのに近いけど、手が加えられてあってすぐにはわからないな」


「解除は出来そう? 」


「それは多分問題ない。結局、魔法罠の一種なのは間違いないから【悪戯の終わり(トリックエンド)】」


 紫色に輝いていた魔方陣が一際輝き、砕ける。魔法陣を構成していた記号が空中に飛散し、溶けるように空気中へと消えていった。


「よし。他には見当たりないし、これで降りても大丈夫だと思う」


「わかったわ」


 カケルの言葉に天狐は頷き、再びゆっくりと降下を始めた。側で待機していた白狐を胸元に抱きしめたゴブ筋もその後に続いた。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 無事に盗賊たちが拠点としている洞窟へ侵入することができたカケルたちは、ゴブ筋を先頭に洞窟の奥へと進んでいく。途中、ボロ布で仕切られた部屋のような場所がいくつかあり、中には寝室として活用されている場所もあったがサタンの襲撃で出払っているようで住人である盗賊の姿はなく、また囚われた人の姿もなかった。


 そうして、洞窟の奥へ奥へと進んでいるとついにカケルの【索敵】に反応があった。


「ゴブ筋、この先に誰かいる。」


「……いくつだ? 」


「40以上。もしかしたら囚われた人達かもしれない」


「盗賊だった場合はどうする? 」


「……殺すなとは言わないけど、あんまり血が飛び散ったり中身が飛び出さないようにしてくれたら助かる」


 カケルは緊張からやや顔色の悪くしながら、ゴブ筋にそう応えた。


「わかった。気を付ける」


 ゴブ筋はそう答えながら、背中の大剣を引き抜く。カケルの鍛えた大剣は、薄闇の中で薄らと青白く輝いていた。少しの陰りもない刀身は恐ろしく斬れそうであり、事実試し切りでは3メートル近くの大岩を断ち切っている業物だった。




 自分の言葉がきちんとゴブ筋に伝わってるのか不安になるカケルだったが、結局何も言えなかった。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 何か起きてる。


 壁に磔にされたカインは、先程まで自分を虐めていた盗賊が出て行った方に目を向けながら靄のかかったような朦朧とした意識の中で思う。



 誰か助けてくれないだろうか。



 何時間にも及ぶ責め苦が止んで思考の余裕が生まれたカインは捕まってから何度も願った希望に縋る。しかし、その希望が絶望的なことも理解していた。


 せめて、楽になりたい。


 そう考えるカイン。しかし、それすらいつ叶うかもわからない夢であった。盗賊はカインが死にかけると魔法で回復させ、自身の残虐な欲望を満たすために延々と拷問を続けた。いや、加減を間違えて死んだ時さえも「あぶねぇ、あぶねぇミスっちまった」と笑いながら無理やりカインを蘇らさせていた。


 もはやカインには盗賊の生きた玩具として飽きられるまで死ぬことすら許されず、飽きられるその時まで生き地獄を味わされるしか道は残されていなかった。



 この瞬間までは――



 疲労でいつしか瞼を下ろしていたカインは、周りが俄かに騒がしくなったのを感じて重く感じる瞼を開いて入口に視線を向けた。



 そこには全身鎧を着て、盾と大剣を装備した完全武装の大男がいた。

 唯一、剥き出しの顔の肌は緑色で、額から角を生やしたその姿は魔物であるゴブリンを彷彿させる異形の化け物だった。大剣には血がべっとりとついていて、全身から剣呑な雰囲気を醸し出していた。


 とても自分に友好的な存在とはカインには思えなかった。


 その存在と目が合った。


「……ぁ」


 カインは、掠れた声を漏らす。それは悲鳴ではなかった。


 化け物はこちらに近づいてきて、カインの前で立ち止まった。カインと目が合うと化け物の顔がより一層凶悪なものとなった。


 化け物の握る大剣が振り上げられる。


 カインは、それを目で追いながらこれで死ねると思った。そう思ったときにカインが抱いたのは恐怖ではなく、この生き地獄から解放される安堵であった。



 しかし、現実にはそうはならなかった。


 化け物は、振り上げた大剣の柄頭でもってカインの手足を固定する頑丈な拘束具を一撃で砕いた。


 拘束具がなくなり、解放されたカインは重力に従って前へと倒れる。その体を化け物はそっと抱きかかえた。


「今までよく耐えた。よく生きてた。もう大丈夫だ。助けに来た」


 自分を殺すのではなく盾を離した手で自分を抱きしめ、助けに来たとカインに言葉を投げかける化け物のことをカインは全く理解が出来なかったが、その化け物の腕の中は擦り減ったカインの心を温かく包み込んでくれるようでカインはゴブ筋の腕の中で安心して意識を失った。


【暴かれる罠】

【無魔法】の呪文(スペル)

無属性魔法の看破系呪文の一種で、隠蔽された魔法罠(マジックトラップ)を浮かび上がらせる。

【無魔法】の中でも特殊な呪文(スペル)で、取得条件として【看破】スキルの熟練度が一定に達しないと覚えれない呪文(スペル)。また隠蔽された罠に対して【無魔法】の熟練度が低いと失敗しやすい。


・【悪戯の終わり】

【無魔法】の呪文(スペル)

無属性魔法の解呪系呪文の一種で、設置型の魔方陣を破壊し無効化する。単体での使用は、成功率が低いが【暴かれる罠】を併用した魔法罠の解除であったりすると成功率は飛躍的に上がる。基本的に魔法罠専用の解除呪文。

【無魔法】の中でも特殊な呪文(スペル)で、取得条件として【鍵開け】スキルの熟練度が一定に達しないと覚えれない呪文(スペル)



白狐(びゃっこ)

天狐の固有スキル【妖狐の母】によって召喚された天狐の眷属の一体。

【神通力】の劣化スキルである【念力】を持っている。その力で物を動かすことが出来る。


『夜鷹の爪』

イカレタ狂人ばかりが集まった凶悪な盗賊集団。死すら恐れないイカレタ戦闘狂ばかりな上に、恐ろしく腕が立つ。ただ己の快楽のために、金品や食糧には目もくれず村や町の住民を一人残らず虐殺するなどをしたためその領地の騎士団によって頭目を筆頭に幹部級の盗賊など多くの者が討伐されるもゴドフリー以下数十名の盗賊は取り逃がし、騎士団の手の届かない他領などに身を潜めていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ