【02 古参と新参】
そして…5月8日…俺――Aは、研修所の玄関をくぐった。
――まずは挨拶。それが基本だろう。
スーツの襟を正し、研修室のドアを開ける。
「本日からこちらでお世話になります、Aです。よろしくお願いします。」
声を張った。だが――返ってきたのは、沈黙。
研修室内の講師たちの視線が、ほんの一瞬だけ…チラリと俺をかすめる。
ただ、それだけ。
――え、終わり?
俺は内心で苦笑した。
昭和1号は腕を組んだまま、無言。こちらに視線を送ることすらしない。
ほかの常駐講師はというと…70歳になろうかという老人が、たどたどしい手つきでマウスをいじりながらネットで何かの記事を読んでいたり、仕事に熱中している体を装いつつ見えないふりをする。ほかにも数名の講師が存在するが、どう若く見積もっても65歳以下の人間がいるように見えない。
――なるほどな。ここじゃ、52歳ですら若手の小僧扱い、ってことね
「まぁ、気にしないで荷ほどきだな。」
俺は研修所の隅に置かれた段ボールを開け始めた。工具、資料、ノートPC。
――ここが今日からの俺の職場か。
話し相手になる人間なんか一人もいなさそうだな、と思いつつ荷物を整理していると、背後から声をかけられた。
「Aさん、少しよろしいですか。」
振り向くと、研修所の責任者が立っていた。穏やかな笑みだが、その目は真剣だ。
責任者の部屋に案内され、湯呑みを手にした俺に、責任者は静かに告げた。
「早速ですが、昭和2号とペアを組んで、研修業務に当たっていただきます。」
――昭和2号?
俺の脳裏に、昨日見た光景がよみがえる。あれがたしか昭和1号のはず。
実技研修中にも関わらず席を外しネットサーフィンに明け暮れ、ろくに指導も、安全確保すらせず、研修生をけがをさせた…あの昭和2号…
ひょっとして、さっき業務中にも関わらずネットサーフィンしていた、あの男が昭和2号か?
――よりによって、あいつとかよ。
俺は湯呑みを置き、低くつぶやいた。
「……了解しました。」
責任者に連れられ、昭和2号の席に移動する
責任者が昭和2号に声をかける。
「昭和2号さん、こちらはAさん。昭和2号さんとペアを組んでこの先研修に当たってもらいます。よろしくお願いします。」
だが昭和2号は、まったく返事をしない。画面から視線を外すこともない。
責任者は「昭和2号さん、わかりましたね?」とすこし語気を強める。
かすかに「はいはい」と返事をするが、相変わらず画面から視線を外さない。
「昭和2号さん、Aと申します。よろしくお願いします」と声をかけるが、昭和2号はなおも画面から視線を外さない。
――ふん…現場上がり、なめんなよ?
俺は少し息を吸い込み、「昭和2号さん、Aと申します。よろしくお願いします」と声を張り上げた。
責任者は思わず振り返りこちらを見る。
その瞬間…講師控室に…まるで天使が通っているか、と思うような静寂が訪れる。
騒音等が大きい環境にあって、常に作業指示等を現場の隅々にいきわたらせた人間の「作業指示を出す程度の声量」だが、静かな講師控室ではすさまじい音量となる。
昭和2号もその瞬間に肩をびくっと振るわせた。
そして弱々しく「さっきから何度も何度も…わかってるよ、でかい声出すなよ」とつぶやいた。
昭和2号は、やっと研修科目時間割表をとりだし、めんどくさそうに、乱暴に赤鉛筆で印をつけだした。
「これと、これと、これ、それと、これ、これも…あんたやって」
印をつけた研修科目時間割表をポイっと投げつけて、またネットサーフィンに興じる。
俺は、また腹に力を込めて「わかりました」と返事をし、その勢いで「講義用資料などはどこにあるか教えてください」と続けた。
昭和2号は「うるさい!」と、声を上げつつ、ぼろぼろのファイルを一冊取り出して投げつけてきた。
昭和2号は昭和2号なりの大声で「明後日から座学で講義がある。お前は俺がやってる講義を見ていればいい!俺が言うとおりにやればいい!手本を見せてやる!」と叫んだ
昭和2号の怒鳴り声が控室に響き、空気が一瞬だけ震えた。
だが、その声には威圧感も迫力もない。
ただの“年寄りの癇癪”だ。
――手本、ねぇ。
俺は投げつけられたファイルを拾い上げた。
表紙は色あせ、角は丸まり、紙は湿気で波打っている。
昭和2号が長年使い回してきた“遺物”だ。
ページを開くと、そこには古い法令、廃止された規格、水俣条約の発効で世界的に廃止されたはずの水銀灯が「増え続けている」といった記載まである。
今では完全にアウトな記載が堂々と載っていた。
――終わってんな。
責任者が横で気まずそうに咳払いをした。
昭和2号はそんな空気など気にも留めず、
再びネットサーフィンに戻っている。
「……昭和2号さん」
俺は静かに声をかけた。
さっきよりは抑えた声量だが、それでも昭和2号は肩をすくめた。
「なんだよ、まだ何かあんのか」
「明後日の講義、拝見させていただきます。
ただし、法令や規格に誤りがある場合は、
その場で訂正させていただきます」
昭和2号の手が止まった。
控室の空気が、またひとつ変わる。
昭和2号はゆっくりと振り返り、
俺を睨みつけるように細い目を向けた。
「……はぁ?お前、俺の講義に口出す気か?」
「はい。必要であれば、いくらでも」
昭和2号の顔が、みるみる赤くなる。
「お前みたいな若造がよぉ!
俺の講義に文句つけられると思ってんのか!?
俺はなぁ、30年――」
「昭和2号さん」
俺は淡々と遮った。
「俺は、研修生を守るために来ました。
“昭和のやり方”を守るためじゃありません」
昭和2号は口をパクパクさせたが、言葉が出ない。
責任者は、何も言わずに深くうなずいた。
――さて。
初日からこれかよ。
先が思いやられるな。
だが、腹の底では別の感情が湧いていた。
――面白ぇじゃねぇか。
そして、その「明後日」がやってきた
9時ちょうどにWEB座学研修が始まった。
研修室には昭和2号と俺だけ。
研修生は全員、遠隔で接続している。
昭和2号は、開始5分前になってようやく椅子に座り、
「よっこらしょ」と老人特有の声を漏らしながらPCの電源を押した。
――いや、もっと早く準備しろよ。
PCが立ち上がるまでの間、昭和2号は腕を組んで天井を見ている。
研修生の接続状況を確認する気配はゼロ。
やっと画面がつくと、昭和2号は
「えーっと…これ押して…これで…」
と、まるで宇宙船の操縦でもしているかのように、
必要最低限のアプリを立ち上げる。
操作自体は簡単だ。
電源を入れて、指定されたアプリを開くだけ。
だが昭和2号は、それを“偉そうに”教える。
「いいか?ここを押すんだぞ?
間違えるなよ?
これはな、難しいんだぞ?」
――いや、難しくねぇよ。
昭和2号が「難しい」と思っているだけだ。
昭和2号は「お前、今日は15時から1時間だけ講師やらせてやる」と伝えてきた
「講義内容はこれだ」と渡してきたのが「照明設備の変遷」という資料
「全廃されたはずの水銀灯の効率の良さが延々と描かれている」資料
「世界中で全廃されたはずの水銀灯が、どんどん増えている」という資料
俺は苦笑せざるを得なかった
白熱球から始まって蛍光灯や水銀灯と発展してきた歴史が書いてある資料
歴史を知ることは悪くないが、それでも「世界中で全廃されたもの」がいまだに増え続けている、という内容は、現状、嘘でしかない
――こら、あかん
大急ぎでメーカー資料等をネットで探し、「水銀灯以降」の変遷、LED器具の特徴等をまとめ上げる
内容的にはさほど難しいものではないが、誤った知識を与えるわけにもいかないので、慎重に確認作業を行う
そして…9時になり、研修が始まった。
昭和2号は、研修生の顔も確認せず、
か細い声で資料を読み上げ始めた。
「えー……こちらが……本日の……講義内容で……」
声が小さすぎて、マイクが拾わない。
研修生のチャット欄には
「聞こえません」
「音量上げても無理です」
と次々に書き込まれる。
だが昭和2号は気づかない。
チャットを見る習慣がないのだ。
画面共有もほとんどしない。
たまに共有しても、講義に合わせて進めていく、ということがない。
資料を読み上げるだけ。
研修生からみたら「音声付きの壁紙」にしか見えない。
研修生は、何を見ればいいのかすらもわからない。
――これ、研修じゃなくて拷問だろ。
10時前に5分休憩をはさんだ。
昭和2号は椅子にもたれかかり、
「ふぅ……疲れた……」
とため息をつく。
――いや、何もしてねぇだろ。
10時40分、10分休憩。
昭和2号はたった10分の休憩でも、講師控室に戻りネットニュースを読み始める。
10時50分開始のはずなのだが、数分過ぎても昭和2号が戻ってこない。
研修生もおろおろしている。
俺は講師控室に赴き「研修生が待っていますよ」と昭和2号に声をかけるが
昭和2号は「前座のお前がつなげばいいだろう」と声を荒げる
ほかの講師も、俺に冷ややかな視線を送る
「時間前に声をかけに来るのが礼儀だろう」という、という”つぶやき””ささやき”…にしてはやたらとはっきりと聞こえる音量で俺に対する批判が飛び交う。
11時10分、20分休憩。
どんどん研修時間が短くなり、どんどん休憩時間が長くなる。
11時40分を少し超えたころ、昭和2号は「あと15分くらいしかないから、ここで昼休憩」
――よくこれで今までやってたなぁ、誰も文句言わないのかな
俺は研修画面を見ながら、
研修生の不安げな顔を確認した。
「講師の声が聞こえません」
「資料が見えません」
「何をすればいいのかわかりません」
チャット欄は、助けを求める声で埋まっていた。
昭和2号は、そんな声を一切見ない、聞かない、気にしない。
いくら栃木県でも、研修まで「三猿」でいいはずがない。
ただ、ひたすら…古い資料を読み上げるだけの昭和2号。
ただ、ひたすら…時間が過ぎるのを待つだけの研修生。
――これが“手本”かよ。
昼休み直前。
昭和2号は控室のソファに沈み込み、
「ふぅ……疲れた……」と老人のため息を漏らしている。
――疲れたのは研修生のほうだろ。
俺は研修室PCのチャット欄をスクロールしながら、
胸の奥がじわじわと熱くなるのを感じていた。
「声が聞こえません」
「資料が見えません」
「何をすればいいのかわかりません」
「講師が画面共有していません」
「この研修、意味ありますか?」
「やめちまえよこんなの」
昭和2号がチャットを見ないことを知っているのか、
研修生たちの不満は、もはや“悲鳴”レベルであった
その中に――見覚えのある名前があった。
横浜の若手社員。
俺の以前の職場の後輩だ。
だが、出席者名簿が俺に共有されていないうえ昭和2号が画面操作を一切しないせいで、
参加者一覧が画面の外に追いやられていた。
――気づけるわけねぇだろ、こんなの。
時計を見ると11時55分。
昼休みまであと5分。
「……今なら出るな」
俺はスマホを取り出し、
その若手の番号を押した。
『あ、Aさん!?』
声が少し震えている。
緊張か、怒りか、呆れか、疲労か――全部だろう。
「おう。今、研修受けてるよな」
『はい……受けてますけど……その……』
「声、聞こえねぇよな」
『聞こえません!全然!
チャットに何回も書いてるんですけど、
昭和2号さん、見てないみたいで……』
「資料も見えねぇよな」
『はい……読み上げだけで……
何を説明してるのか、正直わかりません……』
「何をどうすればいいかも不明だよな」
『……はい。
Aさん、これ……本当に研修なんですか?』
若手の声には、怒りと不安と、
そして“絶望”が混ざっていた。
昼休みが終わり、13時を数分すぎたころ。
昭和2号は、ようやく控室から戻ってきた。
「ふぅ……」
椅子に座るなり、老人特有の湿ったため息。
そして、また講義が始まった。
だが――
13時30分を過ぎたあたりから、昭和2号の“ため息”が増えていく。
「はぁ……」
「ふぅ……」
「……やれやれ……」
研修生のチャット欄には、もはや文字は一切ない。
生徒の半分は完全に寝ている。
残った生徒は、電話していたり、なにかの作業を行っている
昭和2号は、それを一切見ない。
ただ、資料を読み上げるふりをして、
実際には画面の向こうで何もしていない。
そして――14時。
昭和2号は突然、椅子から立ち上がり、弱弱しく「あとは自習。研修時間は17時までだから、そこまで接続は切らないように」とつぶやき、控室へ帰ろうと背を向けた。
――ふざけんな。
俺は反射的に立ち上がり、
昭和2号の襟首をつかんだ。
「おい、昭和2号さんよ」
昭和2号は驚いたように振り返る。
「な、なんだよ……!」
「企業内研修で“自習”ってありかよ」
昭和2号の顔が、みるみる赤くなる。
「い、いいだろ別に!
今日やるべきことは全部やったよ!
早く終わっただけだ、あとは時間いっぱいまで自習!」
「自習、じゃねぇよ」
俺は低いが、響き渡る声で言った。
怒鳴り声じゃない。
現場で“本当に危険な時”に出す声だ。
「午前中からチャット欄は悲鳴だらけだ。
声が聞こえない、資料が見えない、
何をすればいいかわからない。
お前が見てないだけだ」
昭和2号は目をそらす。
「し、知らねぇよそんなの……俺は俺のやり方で――」
「その“やり方”で研修生が困ってんだよ」
昭和2号は口をパクパクさせるが、言葉が出ない。
俺は襟首を離し、
静かに続けた。
「もういい、後は俺がやる。
お前は講師控室で好きにしろよ。
そのほうが研修生のためだ」
俺は昭和2号から一切視線をそらさずにそう伝えた
昭和2号は言葉を失い…やがて大きく舌打ちをしながら…「言語として成立もしていないと思しき何事か」をつぶやきながら…講師控室へ逃げるように戻っていった。
俺は深く息を吸い、
研修画面に向き直った。
チャット欄には、
研修生たちの不安と怒りが渦巻いている。
横浜の若手社員も、カメラ越しに不安げにしている様子が見て取れる
――よし。
ここからは俺の番だ。
「皆さん、講師のAです。
本日は、この時間以降の研修は、私が担当します」
俺はマイクをオンにし、
はっきりと声を出した。
「まずは、午前中の不手際を謝罪します。貴重な時間を無駄にさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。」
そのうえで、自己紹介をしたのちに・・・15時から1時間限定で行う予定だった「照明器具の変遷」について研修を開始した
――そもそも「教える」という経験は「現場での実地指導」という形でしか経験をしていない
画面越しに、研修生たちの小さな顔が並んでいる。
不安げな表情は見て取れる。
俺にしても同様だ。
だが、俺の経験値の足りなさなんて、研修生にとっては無関係
それに、指導者や責任者が「現場で不安げな顔していたら、現場は混乱する」を誰よりも知っている俺は…
――やるしかねぇ。
俺は、腹をくくって深呼吸をひとつして、資料を共有した。
「では、照明器具の変遷についてお話しします。そこに入る前に、まずは現場で実際に起きた照明器具関連の事故事例や失敗事例から話をします。
というのも『事故や失敗』からも学べることは非常に多く――」
まずは興味をひかせないといけない、と考えた俺は事故事例を引っ張り出し、そこからどうやって改善策を講じたか、という流れを研修の基本線とした
・蛍光灯の安定器が爆ぜた話
・照明器具をLED化した際に起きた誤配線による他設備焼損事故
・入力すべき電圧がフリーとなったが故に考慮すべき注意点
・省電力化によって分電盤の負荷バランスが変わる可能性があること
・設計思想がユーザーとかみ合っておらず照度不足に陥りクレームになった現場
・改善のために自分がやったこと
・そのために使った機材、資材
・引渡し前の自主検査の必要性と、国が定めた「使用開始の基準値」
本来なら、15時から1時間だけの予定だった講義。
だが、今は14時過ぎ。
予定なんて関係ない。
研修生が“学べる時間”を取り戻すほうが大事だ。
俺は、現場での経験を交えながら話し始めた。
話しているうちに、
緊張は少しずつ薄れていった。
だが、資料の共有タイミングを誤ってしまい、
画面のスライドと話の内容がズレる。
「Aさん、資料がちょっとずれてます」
横浜の若手社員の声が飛んだ。
――助かる。
「ありがとう、直す」
俺はすぐにスライドを合わせ、話を続けた。
ぶっつけ本番。
イレギュラーだらけ。
講師としての経験なんて、ほぼゼロ。
それでも――
画面越しに見る研修生の表情はどんどん真剣になっている
カメラ越しなのに大きくうなづく研修生や、録画許可を求める研修生もいる
俺は「こんなおっさんの顔録画しても、キモイだけじゃね?」と返すが、研修生は「スライド共有されてますから、Aさんの顔は画面すみっこに小さいから平気です!」
――これって…喜ぶところでいいのか?
――そもそも「顔が画面すみっこで小さいから平気」って、なんだよ、おいっ
とは思ったものの「平気って、なんか傷つくなぁ・・・」と研修生に帰しつつ「こんなのでよければ好きにしろ」と録画許可を出す
研修生も緊張がほどけたのか…俺の些細なミスを指摘してくれたり「そのスライドの、変化した部分、繰り返し見せてほしい」といった要求も出るようになった
俺は講義に夢中になり研修生たちのチャット欄は見る余裕がなかったのだが、この録画許可のあたりで少し冷静さを取り戻せた。
チャット欄には、午前中とはまるで違う言葉が並んでいた
「聞きやすいです」
「現場の話、すごく参考になります」
「こういう説明が欲しかった」
「Aさん、もっと聞きたいです」
なかには、いいねボタンで出るマークらしきものがたくさん、というものまであった
その文字列を見た瞬間、
胸の奥がじんわりと熱くなった。
――ああ、これだ。
これが“教える”ってことか。
昭和2号のように怒鳴る必要もない。
威張る必要もない。
ただ、正しいことを、正しい形で伝えるだけ。
それだけで、研修生は変わる。
講義が終わるころには、
俺の緊張はすっかり消えていた。
「以上です。
午後の研修はこれで終了します。
明日以降も、よろしくお願いします」
チャット欄が一斉に動く。
「ありがとうございました!」
「午後は本当に助かりました」
「明日もお願いします!」
「Aさんの講義、わかりやすいです!」
終了時刻数分前、俺はカメラに向かい大きく一礼をしながら「不慣れで分かりにくい部分もあったと思うが、最後まで聞いてくれて、本当にありがとう」と伝え、カメラに向かて手を振りながら講義終了を宣言する。
研修生もまた、手を振ってこたえてくれる。
――現場で昼夜兼行三日ぶっ通しで作業に当たるほうが・・・楽だ
――でも、この疲れ方、嫌いじゃないな
そんなことを思いながら、PC電源を遮断した




