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EXシナリオ P世界線×W世界線×H世界線 5、※こんな格好ですが、彼は全世界線のスカイの中でも屈指の有能です☆

 P世界線スカイ、ログアウト後 


 Pのスカイが静かに霧散し、廃墟の空気が一層重くなった。


「……Pスカイは現に戻った様だのう」


 豪奢なマントを翻し、呂布のリンズの様な長いアホ毛をたなびかせるHのスカイが、実に楽しげに呟く。裸の上半身に王冠を載せ、軍服のズボンだけを穿いたその姿は、どう見てもカオスの権化だ。


「何が悲しくて、こんなエロ魔神と二人きりで過ごさなきゃならんのだ……」


 Wのスカイが額に手を当て、深々とため息をついた。


 しかしHのスカイは気にする様子もなく、満面の笑みを浮かべる。


「まあ、そう邪険にするな。我とて別に悪さをする気はない。――W世界線の我よ。お主の考えていることは大体分かる。今残っている大隊員、全員生かして返したいと思っておるじゃろ?」


「……勿論だ」


 短く答えるWのスカイの声音には、迷いと決意が混ざっていた。Hのスカイの空色の瞳が、その内奥を見透かす。


「だが、そんなことが出来るだろうか……? 我々はたった百人。腕利きは多いが、数が少なすぎる」


 その呟きは諦念に近かった。


 しかしHのスカイは、力強く笑ってみせる。


「出来るさ」


「……何?」


「お主と我の母上を思い出せ」


 その言葉に、Wのスカイはわずかに目を細める。


「……母さん。ゾーイ・キャリアベース。馬鹿親父に孕まされて、芽が出なかったゲリラ戦の天才」


「そう、その母上じゃ。お主はその一番弟子みたいなもんじゃろ?現に我は、反政府軍や政府軍残党との戦いで、母上の残した知識と戦術に何度も助けられた」


 Hのスカイの声は熱を帯びていた。その誇りとそれ以上の狂気が、奇妙に胸を打つ。


「……だが、戦後のことが」


「なに、それも案外なんとかなるものよ。我を見よ」


 彼は誇らしげに胸を張り、王冠がカランと鳴った。


「反政府軍も、旧政府軍残党もぶっとばして、内戦終結! 『新ブラックバニア帝国』を樹立し、戦国状態を実力で終わらせた。 孤立国家を立て直し、国際的承認まで取り付ける! 666大隊の残存兵百人、戦死者ゼロ! 全員、嫁化! 全員、懐妊! この全てを、我はやってのけたぞ!!」


「……」 


 呆然としたまま、Wのスカイはぽつりと漏らす。


「……我ながら、すげーな、あんた」


「ふふ、まあエロギャグ補正はかかっておったかもしれんがな」


「……出来るかね? 俺に。せめて、百人戦死ゼロくらいなら」


「気休めかもしれんが、我はお主――Wスカイから派生した世界線のスカイ。出来るよ、多分。いや、必ず出来る」


 その声音には、誇りと確信があった。


 Wのスカイは、しばし沈黙し――そして、笑った。


「そんな、面白い格好のくせに……嬉しいこと言ってくれるじゃないか」


「気休めかもしれんが、応援しとるよ。八股王子」


「……ありがとう。やれるだけ、やってみるよ」


 Hのスカイは楽しげに笑うと、黄金の光がその身を包む。


「さて、我もそろそろ現に帰るかの。可愛い嫁たちと、愛しき子供たちが待っておる故な」


「……あばよ、百股皇帝様」


「うむ、達者でな――もう一人の我よ……ああ、そうだ」


 何かを思い出した様子のHのスカイ。


「残った100人は全員処女だからな! 処女厨の読者も安心仕様だ。ハーレム増やす際は、何がとは言わぬが優しくしてやるのだぞ!」


「いや、その情報は別にいらないよ」


 突然何を言い出すんだ、こいつは。


「ふふ、我が新たな娘と関係を持った際には、事後に我の趣味と、我を裏切った時の報復の為の材料作りの一環で、その子の【自主規制】を撮影しとるから、その極秘ファイルを見れば一目で分かるんだがな。全員血が垂れている故」


「待ってくれ、去り際にサラッとすげー闇深い情報をカミングアウトしないでくれ、もう1人の俺……」


「ちなみに、我と初セ◯クスした時に、その娘がその時に身につけていた下着も『接収』して、我だけが入れる城の極秘保管庫に防湿処理の上飾ってあるぞ! どうだ? 羨ましかろう」


「待て待て待て、そっちの俺の性癖、だいぶ歪んでるぞ。アリス以上に好きな子に執着する様になってるじゃん!?」


「………………我は抱いた女は、幸せにする代わりに、一生縛り付ける男だからな。……む? そろそろ覚醒の時。では、さらばだ、Wスカイよ」


 その言葉を最後に、Hのスカイは光と共に消えた。


 瓦礫に残されたのは、静寂と、Wのスカイの深い呼吸だけ。


「……百股皇帝、か。色々ととんでもない奴だった。……ま、百股はともかく、俺も――せめて、仲間を生かして帰す。そのためなら、悪魔にだってなってやる」


 呟きは、ブラッディ・ダラの曇天の空へと消えていった。

裏設定だけど、スカイくんは母の事と自分の出自的に基本的にヤる時に避妊は徹底してるんだ。にも関わらず100人全員孕ませて母にしたのはそれだけの覚悟の裏返しなんだ…

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