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ある日の朝
お久しぶりです。皆さん、お元気でしたでしょうか?私は元気です。
今回から短編を細切りにして、毎週投稿します。目的は、投稿する習慣をつけることです。
駄文で稚拙な作品ですが、完結までご覧頂けたら幸いです。
私には大切な友だちがいる。
たわいも無い話で笑い合えたり、仕事の悩みを相談出来る存在だ。私の友人は、寡黙であまり多くは語らないけれど、しっかりと私の話を聞いてくれる。特にアドバイスなどは要らない。私の話を聞いてくれるだけでいつも心が救われている。
身長はとても低いけれど、いつも側にいてくれて頼り甲斐のある魅力的な存在だ。身長が低過ぎて物に隠れてしまい、たまに迷子になってしまうのが悩みだ。迷子になるといつも私が必死になって探し出す。そして、見つかった時は大声を挙げて喜ぶ。私は、この友人を“精霊・エヤイコ”と呼んでいる。
「おはよう! 今日は久しぶりに暖かいね。昨日までの寒さが嘘みたいだよ。寒暖差にお互い気をつけようね」
スーツ姿の瀧川俊一が玄関で今日もエヤイコと挨拶を交わし、二人で一緒に職場へ向かった。