出会い
2
「ん…寝てたのか…」
俺は体を起こす。
どうやら昼食を食べたあとソファーの上で寝てしまったらしい。
「そんなに空いてないな…」
俺は自分の腹を触りながら言う。それはそうだ。遅めの昼食を食べたあとほとんど動いていないからだ。現在時刻は夜7時。ちょうど夕食時だが俺は何も食べれる気なれずそのままソファーに転がっていた。
そこから1時間経過した。
「…風呂行くか。」
俺は立ち上がり風呂の支度をした。その時だった。
「ふーん、キミがココの新しい家主さんか」
どこからか可愛らしい声が聞こえた。
「…誰だ?」
「もぉ〜、そんな身構えないでよぉ〜。上だよ、上うえ〜」
俺は恐る恐る上を見た。そして俺は目を見開いた。
なぜかって?答えは簡単だ。なんと女の子が天井に立っていた。
すると彼女はその反応を面白がるかのようにクスッと笑い、天井から床に降り立った。
俺は彼女の顔をみて少しドキッとした。なぜかって?すごく可愛いからだ。
髪は銀を溶かしたような綺麗な銀色で、顔は少し小さく宝玉のように綺麗な紅色のクリッとした目があり、小さく綺麗な鼻、薄くピンクに染まっている唇がある。そして特徴的なのが服装だ。頭に白い狐のお面をつけていて、服は白と赤を基調とした巫女服だが足の部分は短く彼女の綺麗な足が顕になっている。更に特徴的な部分…そう何故か彼女の頭にはふわふわの猫耳が生えていた。(ついでに腰からは尻尾も生えている)
「どーも、はじめまして。ここの地縛霊でーす」
「あ、ど、どうも。引っ越してきた桐城鳴也っていいます……っじゃないよ!?キミは誰!?」
「いやだがらこの部屋の地縛霊ですよ。見てわかりません?」
「わかるか!!」
それから数分後、俺は落ち着きを取り戻し向かい側でお茶を飲んでいる彼女に話しかける。
「えっと、まず名前は何?」
「私の名前は美澪って言います。」
「じゃあ美澪って呼ぶぞ」
「はい!」
「美玲はここの地縛霊?なんだな?」
「さっきから言っますよ〜?」
そこからは他愛のない話になり俺は時間を確認するやいなやすぐにお風呂に行き出るとすぐに
「じゃ、おやすみ」
「はい!おやすみなさい!」
と言い合い寝た。
明日あんな事が起こることも知らずに。
お久しぶりです!サヤです!
この小説の存在を忘れてましたwww
まあ今回は出会いと言うことで少し長いですが最後まで読んでもらえると嬉しいです!!
それではまた!!