引っ越し
〜第1章〜出会い
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「こんな感じでいいか。」
新しいマンションに来て約1時間。お昼時を少し超えている。俺はやっと家具の取り付けなどが終わった。
俺の名前は霧城鳴也。ちょうど今年から大学1年になる19歳だ。中学の時荒れていて高校なんて行けないと思っていたが中2の最後父が事故で他界、母はそれが原因で気を病んでしまい数週間後に自害した。俺はそれをきっかけに猛烈に勉強をした。妹がいたからだ。そして俺は大学にまで行けるようになった。
ふと携帯の着信音が響いた。妹からだ。
「もしもし?」
『よーよー愛しいのおにーちゃん!部屋はどうだい?』
…いつもこのようなテンションだ……。
「もうできたぞ。」
『さっすがおにーちゃん!関心関心。』
「まさかそれを確認するためだけに電話をかけてきたのか?」
『ん?そーだよ?』
「…はぁ、切る」
『え!?ちょっとまっ…』
ブツッ
俺は即座に切った。
妹の名前は霧城音桜。かなりの美人で俺と違いモテてるらしい。成績は優秀で明るい性格から友達も多いらしい。しかしあまり知られてないが重度のアニオタだ。俺のことをすごく好いているのは謎だが。
「あいつも元気だなぁ」
俺はそう呟いて遅めの昼ごはんを作り始めた。
あんな出会いがあるとは知らず
はじめまして!Twitter活動が主な咲耶です!!
今回から小説を書いて行こうと言うわけで記念すべき1投稿!
たくさんの方に読んでいただけると嬉しいです!!
それではまた!