1. いっけなーい!転生転生!
……どこだ、ここ?
洋風チックな模様の天井が目に飛び込んできた。
いや、これは天蓋か?
「いっ……!」
視界と意識がはっきりした瞬間、尋常じゃない頭の痛みに気が付いた。
頭打ったってレベルじゃないぞこれ。痛すぎる。
とっさに手で押さえようとしたが、腕をはじめ身体のいたる所が動かせないくらい痛いことに気が付いて諦めた。
一体何が起きたっていうの。
「ヴィルヘルミーナ様!」
「お嬢様が目を覚まされたことを旦那様に伝えなさい」
「かしこまりました」
「お湯の準備を」
チリンチリン
ベッドサイドがやけに騒がしい。
ここ病院ではないよな。天蓋付きベッドのある病院とか聞いたことない……。いや実はあるのかな……。でもナースコールが今どき鈴とかはさすがにないよな……。そもそもみんな白衣じゃなくてメイド服とかスーツとか……。
……ん?
ガバッ
と起き上がろうとしたが全身が痛すぎてやっぱり無理だった私はうぎっと呻き声をあげ、代わりにこれでもかというほど目を見開いた。
「もしかして転生?!」
若干口角が上がっていたかもしれない自覚はあった。
私の名前は牧島未菜!22歳大学生!
好きな漫画や小説のジャンルは、転生モノ!




