29/30
茅輪くぐり
六月三十日は茅輪くぐりと言って、神社に設けられた大きな茅輪をくぐって、無病息災を祈る日です。
この神事の発端は蘇民将来の説話に詳しく語られていますので割愛します。
夏越の祓とも言われ、茅輪くぐり以外にも様々な風習があります。
そもそも六月三十日と年末の大晦日に「大祓」と称して、宮中祭祀が行われたのが始まりで、大祓祝詞を言上(宣る)して半年間の罪穢れを祓う行事でした。
時代が下るにつれて民間にも定着し、茅輪くぐり以外に、人形代に息を吹きかけたり、身体を撫でて穢れを遷し、川へ流すという風習もあります。川へ流すのは祓戸大神が罪穢れを祓う方法に従った行為です。
また京では「水無月」と呼ばれる小豆菓子を食べます。
近年では「夏越飯」と呼ばれる夏野菜の天麩羅などを食べようと呼び掛ける団体もありますが、あまり定着していないようですね。
何はともあれ、半年間の罪穢れと、国外から侵入した疫病退治も兼ねて、神社でお祓いをしましょう。
困った時こそ、神頼みです。




