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専守防衛
専守防衛とは、本土決戦です。
戦禍で国民に被害者が出ないようにするには、まず領海や領空の外で警告を発し、侵犯した時点での撃破が肝要です。
現在の我が国の法令では国民(自衛官)に殉職者が出てからしか反撃できません。
サッカーで譬えるなら、失点するまで相手の陣内に入っての攻撃は認められません。
将棋では、駒が取られるまでは中央から相手方へ駒を進めてはならない、打ち駒できない縛りです。
日本代表チームや、藤井七段にこの縛りルールを実行して貰えれば、私でも勝てそうな気がします。
サッカーならば、終了間際までボールを自陣内で回して(専守防衛ではハーフラインを越えられない)、一気呵成に得点を奪い、残り時間を徹底的な守備で凌げば何とかなるでしょう。
将棋でも、大駒などで頭を抑えてしまえば身動きできません。
専守防衛とは、こういう理不尽な状況で国民の生命財産を守るという「無理ゲー」です。




